輪切り図鑑 大帆船―トラファルガーの海戦をたたかったイギリスの軍艦の内部を見る

著者 :
制作 : S・ビースティー  北森 俊行 
  • 岩波書店
4.00
  • (17)
  • (3)
  • (15)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 95
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (27ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001105322

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  •  大好きシリーズ輪切り図鑑。19世紀頭のイギリス軍用帆船のイラスト図鑑です。軍船で、帆船なので、かなり大型サイズ。これを6つだったか7つだったかに輪切りにして、それぞれの部位から船の中を見学できます。

     普通は上から水平にスライスして図にするところを、このシリーズはタテにスライスしているのがポイント。細い線で描かれた細か~い絵柄の隅々まで見回して、隅っこで怠けている人とか、食料かじっているネズミとか、飲み過ぎでふらふらしている人とかを探し出すのもお楽しみ。
     文章での説明も要所要所にありますが、絵から読み取れる情報を、自分の好きなペースで眺めるのが楽しいです。

     思うのは、船の中って、居住環境良くないなぁということ。湿ってて、空調悪そうで、食べ物も片端から傷んでいそうで。でも、陸で暮らすよりもここのほうが条件がいい面もあるというので、19世紀頭のヨーロッパってどんなんだって思います。
     大砲に玉込めるとことか、ケガ人の足を切り落とすとことか、メインマストによじ登るとことか、船ならではのポイントがたくさんで、読んでてわくわくします。
     帆船はロマン。

  • 帆船を横向きに輪切りにしてある本。錨綱など、どうなっているのかわかりづらいところもあったので、縦切りにもしてほしかった。

  • 18世紀の戦艦(帆船)を大根のおでんみたいに
    ぶっつり輪切りにしてみたら何が見える?という作品。

    試みとしては非常にユニーク。
    俯瞰に近い視点で帆船の設備や
    船員たちのなかでの様子がよくわかる。

    解説については字面スペースから仕方がないけれども、
    内容が一元的であるのが気になる。
    絵もやや魅力に欠けて場面場面はわかるもの、
    船員たちの本当の生活、気質というのが見えてこない。
    (物語ではないので当然なのだれど)

    期待していた一冊だけれども
    思っていたほどではなかった。

  • 絵本だと思ってバカにしてしていたが、内容は一級品。
    海事史(Maritime history)の研究をしている評者の指導教官も絶賛の一冊。

  • 「1800年ころのイギリス海軍の大帆船」を船首からバンバンと輪切りにして、細密に活き活きと船の様子を丹念に描いて、解説した一冊。
    HMSヴィクトリー号(と明記はされていないけど多分そう)!

    凄くワクワクする。
    上甲板から下甲板までどのように配置されてて、どのように人びとが生活して、戦闘の際には何もかも人体をも艦隊にぶっ壊れてゆくことを、細かいけどどこかユーモラスな絵(故にもげた手や脚とかがシュール)で描かれてる。
    詳細にして簡潔な説明もとてもいい。

    やーこれ読んだあとで、『ホーンブロワー』や『マスター・アンド・コマンダー』もう一度見ると、素晴らしく楽しくなる。
    マスコマのドキュメンタリーで、この本がスタッフさんの机に置いてあったので、おおwって思った。

  • 大型帆船を輪切りにした大型絵本。船内の構造や船員達の様子まで、オールカラーで細かく描かれていて、隅々まで楽しめます。フレブラファン的には、ドラマCDにあった、使わなくなった帆をクレーンで吊るして中に海水を溜めて海水浴を楽しむ様子も描かれててニンマリ。

  • トラファルガーの海戦に使われたイギリス船を輪切りにして、内部を見せていく大型絵本。
    当時の海上生活の詳細がわかる。
    ちょっとした「ウォーリー」のような人捜しも楽しめる。

  • 資料用にとあまり期待せずに購入したのですが
    お値段以上です…すばらしい。
    書き込みの丁寧さはさることながら
    生活についても細かく記述があるのでたいへん勉強になりました。

  • 戦列艦ヴィクトリーの輪切り。当時の最大級の軍艦の構造がよくわかります。一連の「海洋冒険小説」(この名称はどうかと思っていますが)を読んでいて船体の構造がわからなかったとき、実に重宝しました。たとえば、舵がこわれたらしい、といってようすを見に行った先が士官室だった、という記述。どうして士官室? この本をみて理解できました。

  • 少年の密航者をさがすのに、ちょっと時間がかかってしまい…。そのぶんだけというべきか、さがしていた時間そのものが、ささやかな幸福であったように思います。また発見したときのかぎりなくちいさなおどろきも、ほんもののおどろきであったことには変わりなく、ちいさいからこそ、貴重に感じます。

    いやな学校の先生に、うっとうしい上司に、きらいな政治家に、みんなでこっそり砲弾ころがしをやりましょう。もちろん、こっそりというのは心のなかで、という意味です。

    で、足もとをすくわれやがれ!

全16件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ヘミングウェイ
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする