ちいさいおうち

  • 岩波書店
4.07
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  • Amazon.co.jp ・本 (44ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001105537

感想・レビュー・書評

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  •  のどかな田舎に建てられた小さな家。穏やかに時が流れるうちに、小さな家は開発の波に飲み込まれ、ビルの谷間に忘れ去られてしまう。昔の田舎を懐かしく思い出す小さな家に、ある時気付いた人が……!


     図書館本。
    『坂の上の図書館』の作中に出てきたので読んでみた。とても穏やかな絵本。
     穏やかで温かい絵が特徴的。話も穏やかでハッピーエンド。

     本当に簡単な漢字しか使われておらず、それにも読み仮名付き。ただ、結構文章量があるので、4歳くらいだと大変そうな?
     岩波書店はやっぱり小学生以上向けかねえ。

     ちょっと気になったのが、文章にくっついて移動するノンブル。絵に囲まれた文章にまでくっついて来て、ノンブルだろうなとはわかっていても「この数字は何じゃ?」となってしまう。
     いっそのこと振らない方が良いのでは?

     星3にしているが、4~5が妥当なところかと思う。
     こういうごくごく穏やかな話、私にはいまいち合わないんだよ……。グリーン・ノウとかね。

  • 2021年4月24日(土)NIKKEIプラス1
    幸せの記憶 読み継ぎたい絵本

    たまたま読んだ記事にランクインされていたので
    図書館の催事コーナーからお借りし館内で読んだ。

    9位「いつまでも変わらないでほしいもの」
    と書いてあった。

    発売された大分後に生まれたけど
    読んだ記憶が全くない。

    子供にはかなり難しいんじゃないかな?と感じた。

    世の中が変わっても変わってほしくないものがある。
    何が大切で、何が幸せなのか、考えさせられる。

    1.ぐりとぐら
    2.はらぺこあおむし
    3.おおきなかぶ
    4.100万回生きたねこ
    5.スイミー
    6.いないないばあ
    7.スーホの白い馬
    8.ちいさなうさこちゃん
    9.ちいさいおうち
    10.からすのパンやさん

  • 周りの街はどんどん変わって、便利だけを追求して行く。途中すっごく悲しく寂しくなったけど、最後は良かった。環境は変わっていく。たとえお家だって、自分にあった場所に移動することができる。だから、きっと、自分に合う環境はどこかにある。

  • 変わらないちいさいおうち。
    牧歌的な田舎から、にぎやかな都会に変わっていく風景。変わり行くものに寂しさや居心地もわるさを感じる。あるぺき景色の中におさまる、ちいさいおうちのラストはよかった。良いもの、良い景色は残していきたいものだと考えさせられる。

  • 読了 1y11m

  • のどかな田舎の小さなおうちのおはなし。
    小さなおうちは季節の移り変わりを楽しみながら日々を過ごしていました。そのうちこの町に、車やトラック、ローラー車がやってきて、小さいおうちの周りはすっかり大きな街になりました。両側にビルが建っても小さなおうちはそこにありました。しかし、建ってはいましたが、ボロボロになっていました。そんな家の前をとある人が通ります。そこからちいさな家の運命は動き……

    街の変遷とおうちの心情がつながっていて、街になってからは、寂しい気持ちが伝わってきました。街は、おうちにとっては幸せな所ではないのですね。穏やかな文章と、丁寧な絵と一緒に、おうちが過ごした歴史を一緒に体験できる絵本でした。
    「時間」というと、小さい子にはまだピンと来ない概念ではないかな、と思えるのですが、子どもの頃、それほど混乱せずにおうちと共に時間を過ごせた記憶があります。丁寧な描写があるからでしょうか(樹木はヘンでそこがまた好き)。

    見返しの部分まで楽しめる仕掛けがあって、好きです。

  • 田舎の小さいお家
    周りはどんどん開発されて変わっていくけへど、小さいお家だけは変わらない。
    最後、田舎に家を引っ越しさせる。

  • 中島京子の『小さいおうち』を読んで、はて?元ネタはどんな話だったかしら……と思って読んでみた。
    懐かしい。
    しかし、家ごと引っ越す(移築)て結構凄い。

  • 【読み聞かせ用】丘の上の小さいおうちの物語。時代や取り巻く環境は変化しても、小さなおうちは変わらないまま。いつも読む本より小さな字で文字数も多かったけれど、お話に流れがあるので、楽しめたようです。

  • まちに憧れるちいさなおうち。四季は必要。
    思ったより文字多めのため、また数年後に。C8798

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