赤い目のドラゴン (大型絵本)

  • 岩波書店
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本棚登録 : 198
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001105926

感想・レビュー・書評

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  • 「ある日,ブタ小屋のかたすみで子ブタといっしょにドラゴンの赤ちゃんが生まれました.子どもたちは大よろこび.ちょっとかわりもののユーモラスなドラゴンと,子どもの表情をいきいきと描きます」

    ドラゴンの存在をすんなり受け入れた兄妹が素敵。ドラゴンって、ひもとか、コルクとかつかいさしのろうそくを食べるんだ。ブタといっしょに育って、急に巣立つドラゴンとの、出会いと別れのお話。夕日の中を飛んでいくシーンが美しい。心に残る絵本だと思う。赤い目が大きすぎてちょっと不気味だと思ったが、その大きな目からポロッと涙が出てくるシーンで、読書もドラゴンが好きになっている。読んでもらうなら5,6歳くらいから。自分で読むなら小学校中学年から。

  • 原題 DRANEN MED DE RODA OGONEN
    by Astrid Lindgren
    illustrated by Ilon Wikland 1985

    ヤンソン由実子訳 1986

    とてもよい

    なんだろうこのよさは!

    胸がキュンとなる

  • 母ブタが子ブタを産んだとき、その中に真っ赤な目のドラゴンの子どもを発見した私と弟。
    みどりいろ、でも目だけは怒ったように真っ赤な小さいドラゴン。
    嬉しそうにしっぽを右左に振り、時々機嫌が悪くなったり。

    「ドラゴンかわいー。なんで行っちゃったの。いなくなっちゃうの?なんで?寂しいじゃん!」(S9)

    こういうこと、私も子供の頃にあった気がする。ドラゴンだったのかぬいぐるみだったのか、絵本だったのか、友達だったのか。
    こっそり布団の中で泣くような別れ。
    そんなことをじんわり思い出す。

  • 4歳2ヶ月の娘へ。

  • 私とおとうとが、ドラゴンを育てる話。
    何か大きな大どんでん返しがあるかな、と思ってましたがお別れして終わりました。
    小さい子にはふーん、と言った感じでした。

  • 5歳〜。
    成長の物語。絵の雰囲気と、大人目線から振り返るスタンドバイミー方式の語りが、読者を感傷的にさせる。最後のページの弟と表情にも注目してもらいたい。

  • 最後には切ない気持ちと、送り出す気持ちが入り混じってくる。姉弟がドラゴンをみつけ、お世話をするが、ドラゴンは空に帰っていきます。話は引き付けられる内容で、設定や文章もとても素敵。ぜひぜひ、読んでみてください。ドラゴンは架空の動物なので実際に経験したかのような気持ちになれる。

  • 豚からドラゴンが生まれてくるのは、トンビが鷹を産むくらい不思議ではあったが、子どもたちのドラゴンとの日常のやりとりや、それを踏まえた最後の別れなどは、読み物としてとても良かった。

  • あ、これは大好きなタイプの絵本…。
    https://www.youtube.com/results?search_query=draken+med+de+roda+ogonen

  • 「子どもを本好きにする10の秘訣」>「冒険・ファンタジー」で紹介された本。

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著者プロフィール

1907年‐2002年。スウェーデンに生まれる。1944年『ブリット‐マリはただいま幸せ』(徳間書店)で、出版社主催の少女小説コンテストの二等賞を得て、デビュー。以後、児童書の編集者として働きながら数多くの作品を発表しつづけた。1958年には国際アンデルセン賞を受賞。「長くつ下のピッピ」「やかまし村の子どもたち」「名探偵カッレくん」のシリーズや、『ミオよ わたしのミオ』(岩波書店)など、世界中で今も愛されている数々の物語を生み出し、「子どもの本の女王」と呼ばれた。

「2018年 『長くつ下のピッピの本 決定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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