竜の子ラッキーと音楽師 (大型絵本)

  • 岩波書店 (1994年11月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (48ページ) / ISBN・EAN: 9784001106220

みんなの感想まとめ

心温まる物語が展開される本作は、旅の音楽師と竜の子の絆を描いています。中世を舞台にしたシンプルなストーリーは、細やかな描写と美しい挿絵によって深みを増し、登場人物たちの感情が丁寧に表現されています。特...

感想・レビュー・書評

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  • 2024.12.19
    ローズマリ・サトクリフも猪熊葉子も出会いそびれたままここまで来てしまった。猪熊葉子の訃報を聞き、なにか入りやすい作品を、と思っていたらSNSで紹介されていて目にとまった。

    なかなかゆっくり手に取る時間がないまま年を越してしまい、お正月にやっとゆっくり読めた。

    旅の音楽師がひょんなことから竜の子の誕生に立ち会ってしまい、そのまま相棒として楽しく旅をしていたところ、竜の子がさらわれてしまい、さがしだし、取り戻すまでの物語。ハッピーエンドでよかった。あらすじをかけば単純な物語だけれど、細かい描写と繊細な挿絵でとても味わい深い一冊だった。とくに、音楽師と竜の子がどのように信頼関係を築いたかがていねいに描かれていたので、急に引き裂かれたときのそれぞれの悲しみが強く感じられ、再会の喜びもまた強く胸に迫った。

  • 辰年のお正月なので…。歴史物の傑作で知られたローズマリ・サトクリフ最晩年の作が、心温まるこの絵本だったという。シンプルなストーリーながら、舞台は中世、素朴な味わいと柔らかな色調の絵がお話と融け合って魅力的。愛する動物との交流が、静かに心を打ち、音楽師の美しい調べが聞こえるようだ。

    サトクリフには確か、『子犬のピピン』だっけ、というお話もあったと思うが、こちらの竜の子の絵本にも、目を覚した小さな王子さまが「ぼくの犬のピピンはどこ?」という台詞がある。
    生涯、犬を愛したというサトクリフ、何より、かけがいのない動物への愛おしさが感じられるのがいいですねぇ。

  • 中世のお話なのかなという雰囲気の絵。お話にぴったり。絵本っていいなあ。竜はたまごから生まれるのね。読んでいて、もしかしてバッドエンドなのかという予感がしてしまった…そんな予感が外れてよかった。音楽師がいい人でよかった。竜も音楽師が大好きなのだな。永く一緒にいられたことを願うよ。

  • 記録

  • 息子は5

  • 動物は、恩を忘れないわ…

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著者プロフィール

イギリスの児童文学者、小説家。幼いときの病がもとで歩行が不自由になる。自らの運命と向きあいながら、数多くの作品を書いた。『第九軍団のワシ』、『銀の枝』、『ともしびをかかげて』(59年カーネギー賞受賞)(以上、岩波書店)のローマン・ブリテン三部作で、歴史小説家としての地位を確立。数多くの長編、ラジオの脚本、イギリスの伝説の再話、自伝などがある。

「2020年 『夜明けの風[新版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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