コサック軍シベリアをゆく (岩波の愛蔵版)

制作 : ビクター・G.アンブラス  上田 真而子 
  • 岩波書店
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001108408

感想・レビュー・書評

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  • コサックがロシアの先兵となり
    タタール人と戦いシベリアを開拓する。

    シベリア出兵の様子を
    その英雄 エルマークともに 行動した少年の視点で描く。
    産業革命以前に 毛皮や金属資源を巡る富の争いがあったんですね。

    戦争の残酷さ、原住民の生活の知恵、鉄砲の威力など
    を読み物を通じて理解できるようになっている良書です。

    長篠の合戦と同じ頃に シベリカで火器が威力をふるっていたのは歴史の共時性を感じる。

    火器の登場により人を残酷になることができたとはいえないだろうか。

  • 16世紀ロシアを舞台にした歴史小説。
    イワン雷帝の時代のロシアによるシベリア征服を、コサックの一員となった少年の視点で描く物語。
    戦争とは、人生とは……、といったテーマを、静かに、かつ力強く語りかけてくる作品です。

    同じ作者の手による、この作品の数年後の時代をタタール側から描いている「急げ、草原の王のもとへ」とセットにして読むことをお勧めしたいです。
    ぜひとも復刊して欲しい作品。購入は困難だと思うので、図書館で探してみてください。

    2015年4月 再読

  • 皇帝と対立していたコサックたちが、ロシア領土拡大の名の元に、「稲妻」と呼ばれる銃を持ち、他国へ攻め入る。
    …戦争の英雄と、それに惹かれる者たちの物語が水を含んだ大地の感覚と共に語られる。

    ラストに、「刃のあとに、鍬が続かねばならない」と言っていたが、今のウクライナ等は…ロシア系の市民が入り込んだいい例なのであろう。

    征服される側からの物語である『急げ、草原の王のもとへ』と合わせて読んでおきたい。

  • コサックダンサーが、ビーフストロガノフやシベリアって菓子を食べに行く話ではありません。これは、少年に是非とも読んでもらいたい。勇気と友情、戦略と裏切り。そして最後に自分の夢を見つけて、前に進む人達の物語です。

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