やぎと少年 (岩波の愛蔵版)

著者 :
制作 : モーリス・センダック  工藤 幸雄 
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (133ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001108477

感想・レビュー・書評

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  • イディシ語で書かれたものを英語に翻訳したものを、さらに翻訳した本。原語で読めたら素敵だろうな。
    M.センダックの挿絵も素晴らしい。

  • 大阪天満宮の「天神さんの古本まつり」で、この本が私を買って!と呼んでいた。こんな美本が古本まつりのワゴンの上に乗ってるとは。箱のセンダックの絵がたまらない。I.B.シンガーさんは全く知りませんでした。これを機会にほかの本も読んでみよう。

  • 書はアイザック・B・シンガーが、若い読者のためにはじめて書いた本である。

    7編の短編がおさめられており、いずれもユダヤの昔話風です。

    しかし、シカゴの新聞の評のように、「アンデルセンのお伽話が、デンマークの子ども向けにとどまらなくなったと同じように、シンガーの物語は、ユダヤ人の子ども向けだけではない」わけで、
    ユダヤ特有の「ハヌカ(ユダヤの民間の祭日)」「ヘルム(ポーランドのユダヤ人の昔話にでてくる伝説の町)」「ドレイデル(こま遊び)」など私たちに馴染みの薄い言葉や文化もシンガーの物語のなかでは、スーっと読者の中にはいってきます。

    ユダヤ人のシンガーはアメリカにいたおかげで、戦時中、死をまぬがれますが、この悲劇によって失われた命、ポーランド、時、深い悲しみを忘れません。

    シンガーは、この本のまえがきに、この本を読んだ人が親になったなら、自分の子どもだけではなく世界中の子どもたちをみんな可愛がって欲しいと願っています と書いています。

    ユダヤ人としてポーランドに生まれ、アメリカで多くの時を過ごしたシンガーの願いが今日、人々の耳に届いていないのを悲しく思います。

  • 過ぎ去っていく時間その正体は何なのだろう、一日が過ぎてしまったあとその日はどうなるのだろう、その日はどこにあるのか?物語の中では時間は消えません!面白そうです。
    ¥2,100

  • 童話久しぶりだ!とにかく作家読みでアイザック・シンガーが読みたくて、唯一図書館で見つけたこの作品を読みました。

    お話はたぶん好き嫌いがあると思うけれど、何に感動したかってシンガーによる前書きです。
    なんてよいことをこの人は言うのだろう。こんなこと言われたら人目で好きになっちゃうね。文学の本当の意義ってそういうことだよね。この人まさに確信を突いている。

    この日本語訳も英語訳から翻訳したものだそうだ。原語であるイディッシュ語がわかったらなあとひどく残念に思う。わたしたちは、原語で書かれたすばらしさの3割だって翻訳で味わうことが果たして、出来るのだろうか。甚だ疑問である。


    (20110309)

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