エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする (大型絵本)

  • 岩波書店 (2004年6月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (44ページ) / ISBN・EAN: 9784001108729

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

夢と冒険が詰まったこの物語は、幼い少女エルシー・ピドックが、なわとびの技術を身につけるところから始まります。彼女は妖精の秘術を学び、成長するにつれてその技を磨いていきます。しかし、時が経つと新しい領主...

感想・レビュー・書評

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  • エリナー・ファージヨンさんのフェアリーティル(おとぎ話)ですね。
    絵は、シャーロット・ヴォークさん(1957年、イギリス生まれ)画家、絵本作家。いくつもの賞を受賞。
    訳は、石井桃子さん(1907年生まれ)編集者、作家、翻訳家として、また児童図書館活動の草分けとして活躍。
     「エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする」は、『ヒナギク野のマーティン・ピピン』のなかの一編だそうです。

     幼い少女エルシー・ピドックは、生まれながらになわとび上手でした。七つになったころ、その評判は、ケーバーン山に住むフェアリーたちにも届いて、エルシーは、なわとび師匠アンディ・スパンディから、三日月の晩に、妖精の秘術を教わることになったのです………!
     なわとびをするときの歌は
     「アンディ、スパンディ、さとうのキャンディ、
        アマンド入りあめんぼう!
      おまえのおっかんのつくってる晩ごはんは
        パンとバターのそれっきり!」

     妖精(フェアリー)の歌は
       「高とび
       するりとび
      羽根のような軽とび
        長とび
        強とび
     それから、みんなでそろってとび!

         おそとび
         爪先とび
       二度ぐるりぐるりとび
         早とび
        おさめとび
     そして、心配ごとははねとばせとび!」
     
     フェアリーの歌は、師匠のアンディ・スパンディが考え出したものだった。

     エルシーは、妖精たちよりも、なわとびが上手になって、師匠のアンディ・スパンディも教えることが、なくなるほどでした。
     師匠から、ほうびにエルシーのつなの二つの小さな木の柄に魔法をかけます。
     かたほうの柄は、さとうのキャンディ、もうかたほうは、アマンド入りあめんぼうになっていました。
     それから、三日月の晩、ケーバーン山でなわとびをするというしきたりができました。

     それから、ずいぶん長い時がたった。
    新しい領主がケーバーン山をふさいでしまいました。
     三日月の晩に、なわとびをするという、しきたりをできなくしてしまったのです。
     それを、救ったのが、死んでいたと思われた、エルシーでした………?

     少し長いお話なので、絵本としてと言うより、挿絵のシャーロット・ヴォークさんの水彩画の、美しいメルヘンあふれる絵に飾られた、フェアリーティル(おとぎ話)として、楽しむほうがいいかもしれません。
     心が瑞々しく踊る、ロマンと詩情に満ち満ちた素敵な物語です。

  • 『エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする』
    エリナー・ファージョン 作
    シャーロット・ヴォーグ 絵
    石井桃子 訳

    エリナー・ファージョンの有名な作品に『リンゴ畑のマーティンピピン』があります。今回のお話は、『ヒナギク野のマーティン・ピピン』の一編に当たります。
    生まれた時からなわとびの音や歌声を聞いて育った女の子エルシー・ピドックが、なわとび好きの妖精に魅入られて一年間新しい飛び方を教わります。そして、後に村と妖精たちのいる山を救うまでの、ちょっと不思議なお話です。


    エルシー・ピドックの生まれた村は、決して豊かではありません。村の女の子たちの唯一の楽しみが、なわとびだったのでしょう。

    赤ん坊のエルシーは、耳が聞こえるようになると、家の前で女の子たちのなわとびの音や、歌をきいて育ちました。三つになると、夜中にこっそりおとうさんのズボンつりを使って、なわとびをします。
    それを見た両親は、翌朝にはエルシーのなわとびを作って与えてくれます。子どものやりたい気持ちを応援してくれるご両親、素敵ですね。

    その日から、エルシーは食事を忘れるほどなわとびに夢中になります。“ちびのエルシー・ピドック“は村で一番なわとび上手な女の子として有名になり、
    七つになったころには、ケーンバーン山に住む妖精にも知れ渡ります。

    夜の夢の中、エルシーは目を瞑ったまま外に出て、妖精たちのなわとび競争で誰よりも上手に長く縄跳びます。そして、月に一度、一年間、三日月の夜に妖精のなわとび師匠から新しい飛び方を教えてもらうことになります。
    「高とび するりとび 羽根のような軽とび 
    長とび 強とび 
    それから、みんなでそろってとび!
    おそとび 爪先とび 二度ぐるりぐるりとび
    早とび おざとび 
    そして、心配ごとはねとばせとび!」
    妖精たちの唱え歌、楽しそうですね♪

    十二月目の最後のレッスンも終わり、妖精よりも、誰よりもなわとび上手になったエルシー。師匠からの甘い柄のついたつなの贈り物は、とても嬉しかったことでしょう。そして、寂しさも。
    優しいエルシーは、甘いつなを皆んなにもなめさせてあげます。(食べ物の少ない村で、甘いものはきっととても貴重だったのでしょう。)

    それから、場面は変わりますー
    ずいぶん長いときが流れ、人も村も変わってー
    新しいいじわるな領主は、村と山の土地を自分のものにして、工場を建設しようとします。

    その窮地に現れたのが、百九歳の老婆になったエルシー・ピドックでした。彼女はどうやって皆を救ったのでしょう?お話をお楽しみください。

    最後に。たった一つでいいので、夢中になれることが見つかるといいですね。好きなことを見つけて続けることで、人生はよりよく、楽しくなりそうですね。そして人のために役立てたら、素敵ですね。
    (*´︶`*)

    (ひだまりトマトさん、エリナー・ファージョンさんのお話と、シャーロット・ヴォーグさんの優しく軽やかなイラストがとても合っていて、教訓のある内容でした。よい絵本との出会いを、ありがとうございました。(*´︶`*))


    • ひだまりトマトさん
      メメさん、こんばんは(*’ー’*)ノ
      雨の中を、お疲れさまでした(*^▽^)/★*☆♪
      お子さまとのふれ合いは、愉しい一時ですね♪
      私も、睡...
      メメさん、こんばんは(*’ー’*)ノ
      雨の中を、お疲れさまでした(*^▽^)/★*☆♪
      お子さまとのふれ合いは、愉しい一時ですね♪
      私も、睡魔と日夜闘っています(笑)
      積ん読本は、毎月購入する本が重なって、永久に追い付けないかと、途方にくれていますρ(・・、)
      それでも、本を追いかけるのは、もはや病気かな?
      すいません、つい愚痴が出てしまいました(笑)
      マイペースで、ゆっくりと消化していきたいです!
      私の方こそ、お付き合いをお願いします
      (*- -)(*_ _)ペコリ
      疲れを癒されて、ゆっくり読書をなされて、良い睡眠をとられますように……(’-’*)♪
      2024/10/29
    • メメさん
      あちらと、こちらで。笑
      本を追いかける。興味は尽きません。(*´ω`*)
      夢中になる程、愉しいということで(*´︶`*)
      これからも愉しい読...
      あちらと、こちらで。笑
      本を追いかける。興味は尽きません。(*´ω`*)
      夢中になる程、愉しいということで(*´︶`*)
      これからも愉しい読書の時間を過ごしてまいりましょう。どうぞ宜しくお願いします。笑
      2024/10/29
    • ひだまりトマトさん
      本当に、本の夢はつきませんね(笑)
      シャーロット・ボーグさんの『ねこのジンジャー』も気になります(^-^)
      幸い、図書館にありましたから(実...
      本当に、本の夢はつきませんね(笑)
      シャーロット・ボーグさんの『ねこのジンジャー』も気になります(^-^)
      幸い、図書館にありましたから(実は、新旧の二冊ありました?)予約をいれたいと思います(^_^)v
      メメさんのおかげで、色々な本との出会いがあるのも、とても嬉しいことですね♪ヽ(´▽`)/
      心地よい読書をなされますように…(´ー`).。*・゚゚
      2024/10/29
  • 絵本でもあり、物語でもあり、夢中で読んでしまいました。
    もうすっかり年を取ったエルシーが、領主さんをやり込めるところは、痛快!に尽きました

  •  三日月の夜。小高い広場の頂上を持つケーバーン山で女の子達が縄跳びをする。そういう習わしがあった。縄跳び上手の女の子は、土地の妖精に秘術の縄跳びを免許皆伝まで教わって。魔法の跳び縄を授けられた。様々な超神業ができ「ただしお前が跳べる背丈でいるあいだだけ」、そのあとでもグリップは舐めても減らないキャンディとアーモンドヌガー。やがて女の子は大人になって(食うに困ったとき、魔法のグリップは大いに役立った)年老いたおばあさんになった。ケーバーン山は曖昧な入会地のため領主が開発を企てたが、彼女の「ケーバーン山で飛んだ経験のある女が跳び終わるまで」という条件で、縄跳びコンクールが開かれた。何時間か経ってやっと終わりかと領主が思ったとき最後に百歳近くなり背が縮んで魔法の縄を跳べるようになったエルシーが出てきて‥
    「ああ、アンディ・スパンディ!あなたにもわたしが何をやれるかわかっていなかった」いつまでも続く美しいジャンプに耐えきれず飛びかかった地主や工場主は踏みつけられて深い穴の中に落ちてしまった‥彼女は今でも跳んでいる。 
     何度読んでも泣けるので娘も呆れ顔。人生は大きくなってから小さくなり夢のように終わるものかも知れない。「理屈に合わない事だが彼女の言葉には力があったので皆を説得できた」エルシーの自信が乗り移ったか(「私に教えてくれたあなたも、私の力をほんとうには知らなかった」)、妖精の力かも知れないと思っていたが、あるいはもっと上で妖精を動かす“自然”の力、神の力かも知れない。(台詞は記憶のママ)

  • 幼い少女エルシー・ピドックは、生まれながらのなわとび上手。その評判は、ケーバーン山に住むフェアリーたちにも届いて、なわとび師匠アンディ・スパンディから妖精の秘術を教わった。
    それから長い時が経って、新しい領主がやってきた。
    その領主は強欲で、村人たちの土地や権利をとりあげた。
    村人たちの通行に欠かせないケーバーン山、村の女の子たちやフェアリーたちのなわとび場であるケーバーン山をも立入禁止にしようとした。
    そんな時、一人の老女が…百九歳のエルシー・ピドックが現れて…見事にケーバーン山を守ったのだ!

    エリナー・ファージョンならではの、夢のようなお話。

  • かなりの長文なので数日かけて読み聞かせ。
    なわとびでこんな濃密でドラマチックな物語ができるなんて!
    なわとびの上手な女の子エルシーが、ケーバーン山に住む妖精のなわとび師匠から様々な秘術を伝授される。現実には真似できない跳び方ばかりだけれど「心配ごとははねとばせとび!」とか気持ちがウキウキしてなわとびの魅力全開。
    大人になり、いったん表舞台から退場したエルシーが再び現れた時は胸が熱くなって震えたなぁ。故郷の村の子どもたちのために妖精の師匠のために、老いてなお颯爽と跳び続けるエルシーの姿は不意打ちの感動だった。

    クラスのなわとび名人の一人に認定され、新たな技(あやとび)の習得に燃えている5歳7ヶ月の息子は、前半は興味を持って聞いてくれたが、聞き慣れない言葉が増え時間の流れが大きく進む後半は頭の中で整理しながら聞くのが難しかった様子。
    「心配ごとで泣いているのかね?それくらいなことで、負けてはなりません!」「心配ごとは、とんではねとばしてしまわなければいけない」のエルシーのたくましさが少しでも伝わってくれるといいな。
    心に残る忘れられない絵本。

  • 生まれながらになわとび上手のエルシー・ピドック。その評判を聞いた妖精になわとびの秘術を教えてもらう。長い長い時が過ぎておばあちゃんになってもなわとび上手は健在。寝ても覚めても夢中になれる好きなことがあることが、そしてその気持ちを人生ずっと持ちつづけていられることはきっとすばらしく幸せだろう。年をとっても好きなことを追い続けしかも周りの人までも幸せにすることができたらこんないいことはないね。

  • ストーリーテリングで聞いて読みました。文章に手を入れた語りでしたが、よかった。エルシーと妖精の関係も素敵。絵もなかなかです。

  • エルシー・トビックの生まれながらもつなわとびの才能で町の危機をすくいます。
    こんなふうにみんなで楽しくなわとびをする町はとても素敵だなっておもいました。

  • 学校のブックトークで紹介された
    インフルエンザA型でフーフーいってる時に読み聞かせ

  • 以前、学校でこのお話の素話を聞きました。松山でおはなしの会をされている方なのですが、エルシー・ピドックがいろんな跳び方でなわとびをする姿が目に浮かぶようでした。そのお話が絵本になり、とても不思議な夢のような世界につれていってくれます。村の人達を救うためになわとびを続けるピドックをどう受け止めるか。私はちょっと怖かった…。なので、☆3つ。ファンタジーとしてとらえられないんですよね〜。引き込まれてしまう話だから余計かな?

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