おとうさんの庭 (大型絵本)

著者 : ポール・フライシュマン 藤本朝巳

• 岩波書店 (2006年9月22日発売)

作品紹介・あらすじ

動物好きの農夫と3人のむすこは、いつも歌をうたいながら仕事に精を出していました。ところが、何週間も日照りがつづき、たいせつな家畜も畑も失ってしまいます。歌を忘れた父子の心にふたたび希望をもたらしたのは、庭の生け垣。のびてくる枝を見えたとおりの形に刈り込むことでした。深い緑色とさりげない装飾が美しい大型絵本。

感想・レビュー・書評

[司書KODOMOブックリスト（注：「司書になるため勉強中」のアカウントです）さんの感想 · 2023年6月3日]

「動物好きの農夫と3人のむすこは、いつも歌をうたいながら仕事に精を出していました。ところが、何週間も日照りがつづき、たいせつな家畜も畑も失ってしまいます。歌を忘れた父子の心にふたたび希望をもたらしたのは、庭の生け垣。のびてくる枝を見えたとおりの形に刈り込むことでした。深い緑色とさりげない装飾が美しい大型絵本。」

[水さんの感想 · 2023年2月26日]

これめっちゃいい！！！ウエズレーの国よりは優しい感じだけど、やっぱり自立がテーマなのかな。おとうさん…優しいし悲しいし嬉しい。

[junkotetuさんの感想 · 2018年6月2日]

生垣を動物の形に刈り込む風習があるのね〜
子供の自立を促す事が
大切ね~

[nikotannさんの感想 · 2018年2月21日]

いつでもどんな状況でも夢は持てる。
夢を持つことこそが希望への一歩
終わりが又良い.お父さんの優しい表情も繊細な絵もお勧め

[Ritoさんの感想 · 2015年5月10日]

中学生の朝読用に。（13分）
厳しい環境でも、楽しいことを見つけること
大切なことは、よく考えて決めること
思いやりの心を持つこと、を教えてくれる
素敵な絵本でした。

[くまのおさかなや店主さんの感想 · 2014年9月18日]

http://deepsnow.sblo.jp/article/103733073.html

[Eさんの感想 · 2014年8月2日]

『ウエズレーの国』が好きだったので、ポール・フライシュマンの絵本をよみたいと思い、図書館で借りた。

開拓時代の、農夫と三人の息子のおはなし。
雨が降らずに水がかれ、生活のためにそれまで大事にしていた家畜を売り払うことになったとうさんは、庭のいけがきをみて……。

期待しすぎてしまったのか、個人的にあまり好きになれなかった。
ただ、思わぬ状況に陥ったとしても、いまあるものを見つめつつ夢を形にしていく、というのは、忍耐強く尊いことだとは思った。
絵が細かくてこってりしているので、絵本はやっばり「大人が子どもによんでやるもの」なのだなぁと再認識した。

[mocmocさんの感想 · 2012年9月26日]

きれいな絵だなあ。
生け垣越しの赤い空が、緑色の生け垣にしみ込んでいる。
私も生け垣に私の夢を聞いてみよう。

[ゆらゆらさんの感想 · 2011年6月11日]

農夫のおとうさんと、三人の息子たちのお話。子どもたちが巣立つ時、決して自分の考えを押し付けず、心の底にある願いをひきだすために、おとうさんが取った方法とは・・・？　結末を見て微笑まない人はいないはず。

[KURUMED COFFEEさんの感想 · 2011年5月30日]

人が働くということ。

つらい現実の中でも夢を持つということ。

そして自己実現を果たした後、恩返しに何ができるのか。

クルミドでひと休みした後、また次の何かに立ち向かっていく人に手にとってもらいたい絵本です。