星のひとみ (岩波少年文庫 (1004))

著者 : トペリウス
制作 : 丸木 俊  万沢 まき 
  • 岩波書店 (1987年5月発売)
4.17
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  • レビュー :5
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001110043

星のひとみ (岩波少年文庫 (1004))の感想・レビュー・書評

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  • 「フィンランドのアンデルセン」といわれたトペリウスの童話集。
    その自然と祖国や人々への愛情に溢れたお話は、北欧の伝説や信仰をふまえて、美しく、幻想的であったり、機知にとんで興味深い。

    表題の『星のひとみ』は有名だが、私も子供の頃、少年少女世界の文学全集(小学館/昭和43年刊)の北欧編で読んだ覚えがあった。

    ただ、それともう一つ印象に残っていた(たぶん挿絵でだろう)お話は、この岩波の本には入っていなかった。何であったか気になって調べたら、『海からきためうし』という話で、昔の全集の北欧編にあった、トペリウス童話はこの二編だった。(印象に残っていた絵は、深沢邦朗氏によるものだったが、この全集はカラー画を結構載せていた)

    今回は、上記の個人的な昔の謎(笑)も解けたし、岩波の復刊で、少しまとまったトペリウスのお話を楽しむことができてよかったです。

  • 子供たちのために歌を唄いなさいと命じられた小鳥はまるで作者自身のようだ。そうして生まれた物語たちはラプランドの厳しい自然の壮大な物語「ウンダ・マリーナの足あと」や知恵と勇気で人間だって負けちゃいない「サンポー・ラッペリルの話」「霜の巨人」「雲の中のかじやさん」。人々の信仰の物語「星のひとみ」「赤いくつ」「夏至の夜の話」。そして人生の哀れを感じる「スイレン」「白いアネモネ」「古い小屋」。生には終わりがあるからこそ、美しい時の煌めきが一層輝いている。どれもこれも素朴だけれど強い輝きを放っている物語だった。

  • ラップランドに伝わる民話集という形式の児童文学だが、実はすべて著者の創作。スカンジナビア北方(北極圏)に広がるラップランドに住むサーミ(この本が出版された当時はラップ人と呼ばれていたが、現在は蔑称とされる)は、狩猟・遊牧生活おくり、トナカイを飼って先住民で、アジア系の遺伝子も持つ。表題作は目に魔力を持つ少女の話。他にもトロルの話など興味深いし、文学作品としても出色の出来。

  • ぼくの好みには合わなかった

  • 子供の頃買ってもらった岩波少年文庫。
    ロシアの児童文学で挿絵も素晴らしかったです。
    不思議な力を持つ少女「星のひとみ」の悲しい運命を書いた表題作には子供心にもオトナの世界の哀しさのようなものを感じてました。

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