みどりのゆび (岩波少年文庫 1019)

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制作 : ジャクリーヌ・デュエーム  安東 次男 
  • 岩波書店 (1977年7月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001110197

みどりのゆび (岩波少年文庫 1019)の感想・レビュー・書評

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  • 押しつけるだけで、植物の種をあっという間に成長させ、花を咲かせることのできる、不思議な親指を持ったチト少年のお話です。
    チトはこの不思議な「みどりのゆび」を使って、いったいどんなことをするのでしょうか。

  • 何年も前にNHKのお話の国か何かで見たことあって、好きな話。
    やっと原作を読んだ。
    人形劇の方の話はだいぶ忘れてしまったけれど、原作のように、刑務所、貧民街、女の子の病室、戦車と花は咲かせていなかった気がする。
    多分戦車とかのみ。
    親指には、何もないところから植物を生やす力があるのだと思っていたけれど、そこにある種を芽吹かせて一晩で成長させる力だったとは。

    「戦争反対を花で」、現実的には戦車が花で占領されてもまた別の手段で戦争は続けられるのだろうけれど、花で戦争を止められたら素敵だろうなあ。
    戦争がないと儲からない人たちが、チトのお父さんの会社だなんて皮肉。
    そういうところだからチトが生まれたのだろうか。
    突然花が生えても、「花の町ミルポワル」に改名したり、兵器で儲からなくなったら花を作る工場にしたりと、チトのお父さんはやり手。

    チトの能力を見出す庭師のひげさんはチトを導く役、チトと話が出来る馬のジムナスティクはチトの話し相手、友達。
    ひげさんは役割が終わったので天に召されたのかな。
    そして、チトも。
    お腹は空いてないけれど、チトのメッセージを残すために無心に白クローバーを食べるジムナスティクが哀しい…。

    お父さん、お母さん、かみなりさんは、嫌な大人たちかと思っていたら、みんないい人ばかりだった。
    特に、あの怒ってばかりのかみなりさんがチトのことを愛していたなんて。

    最後の章「けっきょくチトは、だれだったのでしょう」というのの「だれ」というのはちょっと正しくないような気もする。

    メモらなかったので、分らなくなったかれど、引用したい文章がいくつかあった。
    やっぱり、きれいだなあ。

    意外に小さい子向けなのか、ひらがなが多かったけれど、語りかけるような文章でとても読みやすかった。
    絵に味があっていい。
    見たことあるような絵柄だけれど、よくあるものなのか、有名な人なのか。

  • これは最も素晴らしい児童文学の一つに数えられる!個人的にはチトは比喩的にではなく本当に天使だったのだと思ってものすごく納得と感動たんだけれども実際作者の意図としてはどうなんだろう…。未だに私が児童文学の棚を回ってしまうのはこんな本に出会えるからなんだよなあと改めて思った。しあわせ。

  • 大人になってから読み返したら、かみなりおじさんが非常に可愛いく感じられました。なので最後のチトの決断はひどいと思う。

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