人形の家 (岩波少年文庫 1035)

  • 岩波書店
3.60
  • (2)
  • (0)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 14
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001110357

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2人の姉妹の元で家族として暮らす人形たち。
    一家の念願は快適な「人形の家」で暮らすこと。
    ある日、姉妹の親戚から古いドールハウスを譲り受ける事になったのだが……。

    私自身、狂ったように人形遊びをする幼少期を過ごしたので、おもちゃに宿っている命(擬人化とはちょっと違う)をテーマにした作品にゃ滅法弱いんです……。
    『トイ・ストーリー』も10回観たら10回泣くレベルで大好きなんですが、本書『人形の家』からは「お人形としての矜持」みたいなものをより強く感じました。主人公のオランダ人形・トチーがもうとにかく格好いいんだ!凛としてて!

    イギリスの小さい女の子って、お人形遊びを通じて家事(裁縫、掃除、料理、育児etc…)を身に付けていくんだなあ。
    うちの娘がおままごとをするようになったら、是非とも参考にしたいと思います。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

ルーマー・ゴッデンRumerGodden1907~1998。英国サセックス州生まれ。父の仕事の関係で、生後六カ月で当時英国領だったインドに移り住む。十二歳のときに英国へもどるが、その後もインドとを行き来して暮らした。一九三五年に作家として活動をはじめ、おとな向けや子ども向けに数々の作品を生み出した。作品は長編小説、短編小説、戯曲、詩など多岐にわたる。日本で紹介されている子どもむけの本に、『人形の家』(岩波書店)、『ねずみ女房』(福音館書店)、『バレエダンサー』(偕成社)、『ディダコイ』(評論社、ウィットブレッド賞)、『ねずみの家』『おすのつぼにすんでいたおばあさん』『帰ってきた船乗り人形』『すももの夏』などがある。

「2019年 『ふしぎなようせい人形』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ルーマー・ゴッデンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×