おかのうえのギリス (大型絵本)

制作 : ロバート・ローソン  こみや ゆう 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 54
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (68ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001112160

感想・レビュー・書評

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  • 終始無表情なのがいい

  • 昔話らしい作品。
    谷村と山村でのくらしの違いが興味深い。
    それぞれの暮らしを経験して将来を選ぶ。
    そして、培った経験が他の能力に生かされる。
    なんでも一生懸命やっていれば、どこかでそれが生かされる。何事も決まったものなどないということかな。

  • 谷間の村に生まれ、父の村、母の村、両方の村で交互に過ごすなかでギリスしかできないことが生まれます。
    なにかにとらわれない生き方や、それぞれの自分らしさの素晴らしさを伝える絵本。

  • 個性を生かすことの素晴らしさ。
    迷ってるのはきっと、個性を活かせてないから。
    そんなことを伝えてくれるいい絵本。

  • 著者は有名な『はなのすきなうし』を描いたコンビ。あたたかくも力強いその挿絵に魅了されます。
    スコットランドの少年ギリスは将来、おかあさんの出身である谷間の村か、おとうさんの出身である山の村、どちらに住むかを決めなければなりません。それぞれの村の生活様式になじもうと、ギリスはがんばります。大声で牛を呼び集める谷間の牛飼いのくらしと、息をこらえてシカをまちぶせする山の狩りのくらしを送るうちに、ギリスの肺はとてつもなく大きく強くなりました。その肺のおかげで、思わぬエンディングが待っています。
    おはなしのカギとなる大きな「ピャーッ」という音がとっても気持ちよく、心に鳴り響きました。

  • 母方のたにまの村か父方のやまの村、どちらかに住むことになるちびっこギリス。
    お試しで1年交代でそれぞれの村に住み、牛飼いの仕事をしては肺を鍛え、息を潜めて獣を待ち伏せては肺を鍛えた。
    最後は、バグパイプ職人の巨大なバグパイプを吹けるのはギリスのみであったので、ギリスはどちらの村にも住まずに丘の上に住み、いつまでもバグパイプを吹いてみんなを楽しませるのだった。

    ギリスを自分の村に引きいれようとそれぞれの村の代表がギリスを取り合いしているときに、なんの前触れもなく突然バグパイプ職人が出てきたのが、昔話みたいだと思った。

    絵が今時にしては珍しいくらい古風。

  • 『はなのすきなうし』のコンビによる絵本。舞台はスコットランド。主人公の男の子ちびっこギリスはお母さんの親戚がいる谷間の村か、お父さんの親戚がいる山の村、どちらに暮らすか決めなければなりません。それぞれの村のひとは互いに互いの村をけなし、自分の村に住むようギリスに言います。ギリスは一年ずつ2つの村に暮らしてから決めることにしました…はじめはギリスの境遇にかわいそう!と思いながら展開がとても気になりました。白黒の絵ですがとてもひきつけられます。読むと長いのですが、ぜひ中学年くらいからよんであげたい本です。どんどん逞しくなるギリスにおぉ~と声があがりそう。バグパイプの(息をいれて吐く)シーンが好き。

  • 読み聞かせにはやや長いが、見開きの片側は挿し絵になっているので読みやすい。
    【はなのすきなうし】を書いた作者さんと、その挿し絵画家さんのコンビが手がけた作品。
    ギリスの本名のあまりの長さに、まず笑ってしまう。
    そして、母方の親戚か父方の親戚かどちらかに行かなければならない定めに同情もする。
    結果として双方の中間点でバグパイプ吹きとしてすごすギリスだが、それまでの経過が面白い。
    スコットランドの山々とその自然環境、ギリスと周りの大人たちの服装が興味深い。
    モノクロの挿し絵が生き生きとそれを伝え、特に霧深い山で大声を出すギリスの絵と、
    おじさん同士がギリスを挟んで喧嘩する場面、バグパイプを吹こうと息をたっぷりため込む顔のアップは、まことに面白い!
    大人たちの思惑を越えて、中間地点の仕事でみんなに喜ばれるようになったというラストも秀逸。
    なかなか示唆に富んだ作品で、中学年くらいなら読めそうだ。

  • 少年ギリスの服装といい、スコットランドらしい雰囲気が漂っています。
    ギリスは難しい選択を迫られて、どうなるんだろうと心配しました。

    バグパイプという楽器、聞いてみたいな。

  • スコットランド。
    バグパイプ。

    『はなのすきなうし』の作家さん&画家さんコンビ。

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著者プロフィール

米国の児童文学作家、絵本作家。メリーランド州ハミルトン生まれ。ハーバード大学卒業後、教師を経て出版社に入社。1934年、鉛筆書きのコミック風の挿絵をつけた「文法はおもしろい」で作家として出発。36年に出版した「はなのすきなうし」で好評を得たほか、同書はアメリカの絵本の古典の一つになる。

「2018年 『けんこうだいいち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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