なみだでくずれた万里の長城――中国の民話

著者 :
制作 : 蔡 皋 
  • 岩波書店
3.92
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  • 本棚登録 :39
  • レビュー :8
  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001112306

感想・レビュー・書評

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  • 中国の民話。

  • ★★★★☆
    万里の長城は涙でできている。
    登場人物がおじいさんおばあさん、娘、夫ではなく、一人ひとり名前を持っていることが、ぐっと身近に感じる。
    すばらしい世界遺産だけども、造らされた「名のない」人々のことも思いをいたさなければ。
    絵もすばらしいです。
    (まっきー)

  • ツバメが運んできたヒョウタンの種。
    そのヒョウタンから生まれた女の子。
    女の子はやがて美しい娘に育ち、万里の長城の過酷な労役から
    逃れた若者と結婚しますが、その晩、非情にも役人に連れ戻されて
    しまいます。
    やがて彼女は、夫を追って千里の旅へ。
    苦労の末、万里の長城へたどりつくのですが、夫はすでに亡き人に。
    彼女は嘆き悲しみ、その涙が万里の長城を崩します。
    皇帝は驚き恐れ、彼女を妃に迎えようと。
    彼女は皇帝に犠牲者の国葬を願い出、その葬式の時、
    海へ身を投げるのです。
    とても哀しいお話。
    絵も秀逸です。

  • 中国の民話の絵本。
    夫婦二組の話かと思えばそうでもなく、桃太郎展開かと思ったら特にそこは重要でもなく、主題がころころ変わるように見えるのが古い話らしくて良い。
    ヨーロッパの「娘が王子を助けに行く話」とは色合いがやや違うのも面白い。

    絵が綺麗。途中で書き方が変わるのはわざとか?
    淡い里山と荒い道中と迫力の終盤。
    漢服も右前なのかな。

  • 悲しい話。

    なんの気なしに手に取ったが、研究対象として興味深い。

    瓜(燕が運んできた種)からの出生、夫を探して長距離の旅をする所は一読してみて特に気になった。

  • 孟さんと姜さんは、かわいがっていたツバメからひょうたんのタネをもらったので、植えてみました。すると、おおきなおおきなひょうたんができて、中から可愛い女の子が生まれたのです。孟姜女と名付けたその子は美しくせいちょうし、やがてやさしい万喜良と結婚します。ところが、幸せな時は束の間でした。夫が万里の長城の工事に連れていかれてしまったのです。孟姜女は夫を探してひたすら歩いていきましたが、夫がすでに亡くなったことを聞いて…。
    中国の悲しい民話。スケールの大きな絵がすばらしい。

  • 渋い色遣いとかなしい終わり方。

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