イソップのおはなし

  • 岩波書店 (2013年1月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (48ページ) / ISBN・EAN: 9784001112368

みんなの感想まとめ

多様なキャラクターが織りなす物語の中で、教訓が巧みに描かれる本作は、動物たちの舞台劇を通じて人間の本質を映し出します。19世紀風の衣装に身を包んだ動物たちが、観客に向かって挨拶するオープニングは、ワク...

感想・レビュー・書評

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  • 9話掲載。
    本書は、舞台で子供達が、19世紀風の衣装を身につけた動物の被り物を被って演じたという設定とのこと。
    イソップの再話、みなさん色々考えますなぁ。

  • お話会の時間調整用に借りて読んでみた。
    まぁまぁ、なんて面白いこと!
    三大童話作家の中でイソップだけは苦手としていた子ども時代の自分に、教えてあげたい。
    大丈夫、大人になったらすごく面白く読めるよって。

    イソップのお話は色々な挿絵画家さんが手掛けているが、このマクリントックの作品が
    一番楽しい。
    劇場風の舞台に立つ、19世紀のクラシカルな衣装に身を包んだ動物たちが、先ずは挨拶
    するんである。「まずは とうじょうする どうぶつたちを ごしょうかいしましょう」
    何かを企んでいそうなキツネ、ちょっとおどおどしているヒツジ、うやうやしくお辞儀を
    するネコとカラス・・
    このオープニングだけでもワクワクしてくる。

    お話の中でも、動物たちは動きも派手だし表情もそれは豊か。何しろ舞台上だもの。
    更に、丁寧に描きこまれた背景(舞台美術?笑)家具、食卓の小物など、眺めていて
    飽きない。
    そして、最後の場面では動物たちのお面をはずした子どもたちが並んで挨拶。
    「これで イソップのおはなしは おしまいです」
    なんだかもう、してやられた感があって思わず「参りました」と言いたくなってくる。

    全部で9話。
    どのお話も最後に教訓がついているが、登場人物たちが言う設定なので嫌味が無い。
    4,5歳からとなっているが、本当に面白さが分かるのは大人かもしれない。
    意地悪だったり卑怯だったり見栄っ張りだったり、すぐに言い訳でとりつくろったり。
    見た目は動物ではあるものの、人間誰しも否定できない負の部分ではないかと思える。
    そんな私もたぶん、他人事だと笑ってはいられないな。自戒も込めて。
    お話会では、1話か2話。おうち読みなら一冊丸ごとどうぞ。

  • 久々に読んで考えさせられるお話でした。

  • キツネとブドウのお話
    最後のだれかが言ってた「手に入らなかった物を悪く言うのは、かんたんさ。」って言うのが確かにと、思いました。

  • 子どもたちが19世紀風の衣装を纏った動物の格好をしてイソップ童話のお芝居をする、という内容の絵本。
    人間の立場や力関係などを動物のイメージに置き換えて、教訓的なお話が語られている。
    キツネのブドウを取ろうと躍起する描写が美しくてすごくよかった。
    ところでキツネはそのイメージから悪戯好きで意地悪な役どころ当てはめられているけど、これっていつからなんだろうなあ、と考えて調べてみると、西洋でも東洋でも人を騙す・化かす存在で、魔術的・神秘的な存在であるみたい。

    再話・絵:バーバラ・マクリントック、訳:福本友美子

    とてつもない余談だけど、「子どもたちがお芝居している」というタネ明かしは裏表紙でしか触れられていないので、そこを読まずに最後のページをめくってしまって興醒めしてしまった(子どもたちが動物のお面を外してカーテンコール)。個人的な感情なのは承知しているけど、「動物の格好をして」ではなく「擬人化された動物」であったほうが好きだなぁ。

  • 小さな頃読んだ気がするけれど今読むとすごい本だと思った
    教訓が沢山詰まっていた

  • 2020年度 3年生 寄贈本
    いろんな動物達の登場するお話が9話つまっています。
    お話がオススメなのはモチロン!
    かざりたくなっちゃうような絵を、
    見るだけでも楽しめる1冊です。
    ぜひページをめくって自分のお気に入りをみつけてね♫

  • きれいごとでまとめようとした童話でないので、切れ味が鋭い感じがする。子供むけだけど大人もちょっと「うっ」となるようなところもあり、色々考えさせるところもある。
    人間のエゴとか、昔の話とかの方がダイレクトにエッセンスがでているのだろうなと思う。

  • バーバラ・マクリントックさんの本にハマり、借りた中の1冊です。
    イソップの本、色々出ていますが、こちらの本は短くまとめられたお話が9つ入っています。とても読みやすかったです。そしてイラストが素敵です!

    「オオカミと子ヒツジ」の、「いじめるやつには、りくつなんてなんだっていいんだ……」という言葉がグサッときました。

  • イソップの皮肉はきついね、絵がうまい!

  • いじめっ子に告ぐ『オオカミと子ヒツジ』いじめるやつには、りくつなんてなんだっていいんだ…。愚かなことです。

  • おしゃれなイソップ物語というイメージ。
    読みやすいんじゃないかな。

    「キツネとブドウ」が、あんなに躍動的だとは……。
    キツネの姿が、かっこいいです。

  • イソップの有名なおはなしに、マクリントックがユーモラスで美しい絵を付けました。動物たちのおしゃれなこと! 舞台を見るような楽しさです。

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著者プロフィール

紀元前6世紀ごろのギリシャの寓話作家。奴隷だったとも伝えられているが、その生涯について詳しいことはわかっていない。『イソップ寓話集』は約350話からなり、紀元前3世紀ごろにまとめられたもので、その後、さまざまに手が加えられていった。日本には江戸時代初めに『伊曽保物語』として伝えられている。「きたかぜとたいよう」「ありときりぎりす」「きんのおの ぎんのおの」などが有名。

「2017年 『イソップどうわ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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