ひみつのいもうと

  • 岩波書店
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001112559

感想・レビュー・書評

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  • 弟にお母さんを独占されていたからか。空想の世界で空想の妹とあそぶ話。何故だかとても切なく感じました。

  • 7歳のバーブロには誰も知らない秘密の妹、イルヴァ・リーがいた。両親の愛を独り占めにしたい、誰よりも大切にされたいという無垢な願望が生み出した世界で幸せなひと時を過ごすバーブロ。でも、イルヴァ・リーはサリコンのバラがいつかしおれることを知っている……。小さな女の子が幻想的な世界から巣立ち、誰かを守り慈しむ存在へと変わっていく。子犬はそんな前向きな変化と成長の暗示のようで、余韻に心がじんとする作品だった。

  • バーブロには、秘密の妹がいます。
    バーブロのことだけが好きなイルヴァ・リーです。
    ある日、バーブロは、バラの茂みの真下にある穴へ降りて行くのでした。
    そこで、二人は楽しく過ごし、やがて
    空想の世界から戻ってきたバーブロを待っていたのは。。。というお話。

    弟が生まれて、お母さんの関心が自分の方に向いていないとバーブロは感じていたのでしょう。
    リンドグレーンさんのお話ですから、勿論ハッピーエンドです!

    絵が可愛くて、メルヘンで、私も空想の世界を楽しみました。

  • 弟が生まれてお母さんにかまってもらえなくなった女の子の空想のお話。

    絵が素敵で1ページあたりの字も比較的多いので、家での読み聞かせ向き。

    不思議な終わり方もいい。

  • 女の子の寂しいという気持ちからくる空想なのかなと思いながら読み始めた。
    私もこのぐらいの年頃にはたくさん空想したなあ。こうだったらいいな、もし自分がああだったらこんなことするだろうなとか。

  • 20181025

  • イルヴァ・リーはわたしだけが好きなんです

著者プロフィール

1907年‐2002年。スウェーデンに生まれる。1944年『ブリット‐マリはただいま幸せ』(徳間書店)で、出版社主催の少女小説コンテストの二等賞を得て、デビュー。以後、児童書の編集者として働きながら数多くの作品を発表しつづけた。1958年には国際アンデルセン賞を受賞。「長くつ下のピッピ」「やかまし村の子どもたち」「名探偵カッレくん」のシリーズや、『ミオよ わたしのミオ』(岩波書店)など、世界中で今も愛されている数々の物語を生み出し、「子どもの本の女王」と呼ばれた。

「2018年 『長くつ下のピッピの本 決定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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