カランポーのオオカミ王

  • 岩波書店 (2017年10月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (80ページ) / ISBN・EAN: 9784001112641

みんなの感想まとめ

人間と自然との関係を深く考えさせる作品で、オオカミ王ロボの物語を通じて、野生動物の保護や人間の行動がもたらす影響について描かれています。画家グリルのプリミティブな筆致による素朴な絵は、物語の時系列を追...

感想・レビュー・書評

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  • シートン動物記で有名なオオカミ王ロボ。
    当時の彼らを取り巻く状況を画家グリルが、プリミティブな筆致で数々の名場面を丁寧に描く。人間は破壊を繰り返し、そこから何を学ぶのか。
    人の手によって絶滅に追いやられた種を、ある日を境に種の保存だ自然保護たといって偽善的に取り組む姿に、先住民と開拓者の決定的な思想の違いを感じた。
    SDGsが叫ばれなければならない今、何万年何千年も前から祖たちは様々な叡智を次世代に託したはずなのに。

  • シートンのいわゆる「オオカミ王ロボ」を元に、シートンがロボと呼ばれたオオカミを捕まえるまでと、その後のシートンの活動や米国でのオオカミ保護活動などを描いている。
    野生動物に対する考え方や、行動の認識も変わってきているが、シートンが自分の行いを通して様々な活動をしたことがわかる。素朴な感じの絵も良い。

  • 最初は素朴な感じの絵だと思ったんだけど、絵巻物のように時系列を追って読める本だった。細部をイメージできる絵で、脳内にドラマティックな物語が描き出される感じだった。ロボの最期には涙ぐんでしまった。シートン動物記は子どもの頃読んでたけど、あの物語が生まれた背景の物語として納得できた。

  • オオカミ王ロボのお話。シートンがその後オオカミ狩りをやめ、自然保護活動に関わったことなど。感動的。
    小さな絵が沢山あるページが多いので、書画カメラを使うと良いと思います。
    約20分と長いですが、是非高学年で読んでほしいです。

    鎌田

  • オオカミは、とても利口で愛情深いのね…

  • シートンの『私が知っている野生動物』のなかの短編『ロボ:カランポーの王』を元に。
    オオカミ・ハンターから動物保護への道に至ったシートンの転換点である。

  • シートン動物記では表現されていないシートンとロボとの知略が詳しく書かれている。シートンはロボとの戦いを契機に自然保護運動に着手することになる。それまでのドラマが分かる。オオカミ王ロボだけでは読めないストーリー読める。

  • オオカミ王とシートンの物語.絵がなんとも言えずやさしいタッチで少しイラスト風に描かれていて,それが独特の味わいになっている.

  • オオカミ王ロボの話は聞いたことがあったが、こんな話だったとは……。
    シートンがこの事件をきっかけに、改心したという話も初耳。
    動物といっても侮れないなと思った。
    坦々と描かれていても、胸を打たれる作品。

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著者プロフィール

イギリスの絵本作家。『シャクルトンの大漂流』で、2015年、史上最年少(25歳)でケイト・グリーナウェイ賞を受賞。つづく『カランポーのオオカミ王』で、2017年度ボローニャ・ラガッツィ賞最優秀賞を受賞。「エレファント・ビル」と呼ばれたイギリス人の本を読んで、ミャンマーのゾウとゾウ使いの世界に魅せられ、現地での取材を経て本作を執筆した。

「2022年 『バンドゥーラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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