風にのってきたメアリー・ポピンズ (岩波少年文庫 (2030))

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制作 : メアリー・シェパード  林 容吉 
  • 岩波書店 (1985年発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001120301

風にのってきたメアリー・ポピンズ (岩波少年文庫 (2030))の感想・レビュー・書評

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  • 「メアリー・ポピンズ」。幼い頃には出逢わなかった物語。でも、なんだかずーっと気になっていた物語。「オズの魔法使い」もそうだけれど。

    ”メアリー・ポピンズ”って…、何なんだろう?
    妖精? 魔法使い?
    うーん…。なんだかどれも違うような気がする。

    『東風の吹く日に、こうもりがさにつかまって空から、ロンドンのバンクス家にやってきたふしぎなナース(保母)の物語。ユーモアと笑いのかげに人生の深みをのぞかせているこの作品は、空想物語の典型といえます。』

    「空想物語」。その言葉がとても似合っているなぁ。だって、順番に読んでいるのに突然別の世界に連れて行かれてしまうんだもの。自分がいまどこにいて、何をしているのかわからなくなって、なんだか煙に巻かれているよう。

    メアリー・ポピンズは決して優しい保母さんなんかじゃなくって、それどころか本当に厳しくて、全部を自分の価値観で支配しようとしている女性。バンクス家の2人の子どもたちも最初は怖がっていたけれど、それでもいつしかメアリー・ポピンズが大好きになっている。不思議な女性。
    メアリー・ポピンズは、子どもたちにも他の誰にも媚びることはしない。ただ自分のしたいように振る舞っているだけ。だけれど、それは2人の子どもたちにとても不思議な体験をさせてくれる。あっと言う間に世界一周してみたり、夜の動物園でのお誕生日会に招待されてみたり、星の子どもとお話ししたり。
    どれもこれもメアリーが「さぁ、これから遊びに行きましょう、楽しませてあげますよ」と言うわけではないのだ。ただ、メアリーのそばにいるだけで、不思議なことが次々に起きてしまう。

    この物語はたぶん、頭で考えながら読んではいけないんだな。とにかく物語の世界に入っていけばいいんだ。素直にね。じゃないと、わけがわからなくなってしまう。
    東風の吹く日にやってきたメアリー・ポピンズは、西風の吹く日にこうもりがさにつかまってどこかへ去ってしまった。けれど、また戻ってくる。
    さて、次の物語に進んでみよう。こんどはどんな不思議を見せてくれるんだろう。

  • 実はまだ読んでいなかった名作。メアリー・ポピンズのことを明るく優しく何でも叶えてくれる人と勝手に思っていましたが、実際は礼儀に厳しく割とつっけんどんな感じなのに驚き。でもメアリー・ポピンズと一緒にいると楽しく不思議な体験が出来ちゃうっていうのがいいですね。ただ単に優しいというだけでなく、子守りとして超一流って訳ですかな。時代的なものもあるんでしょうけどね。不思議なことが起こりながら、私は知りませんって顔をするメアリー・ポピンズが段々チャーイングに思えてきます。大人として子どもに接していながら、子どもが好きなことをちゃんと判っている、そんな顔がちらりと見えるんですね。

  • 小学校中学年くらいに読んでおきたかった作品。怖いけど魅力的なメアリー・ポピンズが起こす出来事にわくわくする。子どもに読んであげたいなあ。

  • 友人がメアリー・ポピンズが大好きという話をしていて、そういえばちゃんと読んでないと思い読んだもの。
    わたしはすごく好きではないものの、傘で空を飛ぶというのはわくわくするような怖いような。

  • -

    東風の吹く日に,こうもり傘につかまって空からバンクス家にやってきた風変りなナース(保母)の物語.彼女が語るお話は,子どもたちをふしぎな冒険の世界へと導きます.

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