バラとゆびわ (岩波少年文庫)

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感想 : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001120479

感想・レビュー・書評

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  • 岩波少年文庫の復刻版(2011年)。初版は1952年。サッカレイの原書は1854年だからさすがに古い。しかし、魔法使いが与えたバラと指輪が、身につけた人を魅力的に見せる力をもつため、二つの国にまたがる大混乱が起こります。
    その当時の教訓話として読むのもいいけど、ジェットコースターのようにダイナミックなストーリーテリングの妙を味わうのもいいですね。

  • 魔法のバラとゆびわに振り回される男女の物語。
    皮肉やスパイスが効いていて、美しい空想物語とは一味違う。
    登場人物の感情のジェットコースターがすごい。

  • 皮肉がたっぷり入っているわ…

  • 資料番号:020233045
    請求記号:933/サ

  • なかなか面白かった。
    おとぎ話のパロディーなんだけど、風刺が効いてる感じ。

  • 『文学少女のグルメな図書ガイド』より
    バラ色 マカロン

  • 『パフラゴニアのギグリオ王子は、たいへんなお人よし。ポケットにお金さえあれば、たとえ王冠を失っても気にしない。王子はいとこのアンジェリカ姫に夢中になるのですが、それは姫がつけている魔法のゆびわのためなのでした……。19世紀イギリスを代表する作家サッカレイが少年少女のために書いた、風刺のきいたおとぎ話。』

  • 山あり谷ありドキドキハラハラありのまさにおとぎ話。
    ちょっとふざけててあったかいいい時間を過ごせた。

  • 藤子不二雄さんがマンガ化された「バラとゆびわ」の原作です。
    藤子不二雄さんのマンガは少女マンガでしたが、原作の方はかなりコミカルで笑える要素が多かったのが驚きでした。

  • 村岡花子さんの訳した本が「文学少女」シリーズで紹介されていましたが
    それは都内で2館しか所蔵していないので、ではこっちで読んでみよう!と。

    サッカレーを読むなら「虚栄の市」から読んでおくべきなんですけれどね。

    よくありがちの王位を簒奪された王子と王女の冒険譚ですが、
    敵役の愚かな王子と王女もとぼけた味を出していて、
    コメディとしてほんわり読めば面白いかな。

    努力や艱難辛苦を乗り越えたカップルには人徳と美が備わり
    人はいいが愚かなものには、それなりの救いがあって
    童話としてはなかなかホッとする終わり方。

    所々風刺が効いた人物評価は、サッカレーの新聞記者としての
    鋭さをも垣間見せているのかもしれませんね。

    頭も神経も疲れちゃったなあという時に読んだので
    あまり悩まず読めて、一休みといった感じでした。

    ブログの感想はこちらから。
    http://ameblo.jp/sweetviolt/entry-11176022680.html

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