フランダースの犬 (岩波少年文庫 2055)

  • 岩波書店 (1957年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (246ページ) / ISBN・EAN: 9784001120554

みんなの感想まとめ

貧困や孤独を抱える主人公ネルロと彼の愛犬パトラッシェの物語は、感動的で心に響くテーマを描いています。特に、犬の純真な愛情が胸を打ち、読者を涙へと導く力があります。名作として知られるこの物語は、ただの児...

感想・レビュー・書評

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  • 貧しく、家も信用も失ったネルロは唯一の友、犬のパトラッシェと聖母大聖堂のルーベンスの絵の前で天に召される。児童文学の金字塔の表題作のほか、「ニュルンベルクのストーブ」を収録。
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    言わずと知れた名作ですが、あらすじは知っているしアニメでも(ちゃんと見ていないけど)泣かなかったし、余裕じゃね?と読み始めて最後の一章で大泣きてしまった。涙が止まらない本って久しぶり。ネルロがかわいそうというよりも犬の愛情の純真さに胸を打たれます。作者のウィーダは犬と猫に囲まれて暮らしたそうですが、本当に犬が好きだったんだなあ、と思います。

    さて、興味深いというか、面白かったのが併録されている「ニュルンベルクのストーブ」です。話としてはヨーロッパ児童文学にありがちなクリスマスとノブレス・オブリージュを合わせたものなのですが、登場するノブレス・オブリージュな王様、これがなんとルードヴィヒ2世なのです。ワグナーが出てきたところからもしや?と思ったのですけど、本当に出てきた。ベルク城にワグナーが滞在したクリスマスなので、おそらく1864年の暮れということがわかります。ルードヴィヒは20歳になるかならないか。ここで物語の中で彼は腹心の部下に裏切られ、その孤独さが描写されるのが印象深いのです。ルードヴィヒはその後、贅を尽くしたノイシュヴァンシュタイン城を築城するなど、放蕩の限りを尽くして謎の死を遂げますが、そこに至る道筋をさらりとチラ見せする、なんとも憎らしい演出があるのでした。

    両作ともヨーロッパの美術・芸術に対する描写がしっかりしていて(しつこいくらい)、著者が芸術を深く愛していたことがよく見て取れます。そうした部分も含めて、深読みができる懐の深い作品でした。

  • 高学年BT「冬」で使用予定…だが。
    切なすぎてどうしよう。
    アニメちゃんと観たことないので観ようかな。号泣必至だろうけど。

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