木曜日はあそびの日 (岩波少年文庫 2085)

  • 岩波書店 (1978年4月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (262ページ) / ISBN・EAN: 9784001120851

みんなの感想まとめ

多様な物語が織りなす児童書の短編集で、古典的な民話を基に新たに展開された作品です。ピエールおじさんが近所の子供たちと共に創作するお話の数々は、子供たちの名前が登場し、彼らが物語の一部となることで、より...

感想・レビュー・書評

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  • 児童書、短編集。
    グリムとかアンデルセンとか民話とかを下敷きにして新しく構築したもの、らしい。
    短いので子供とかに夜ちょっと読むのに適してる気がする。
    時代背景によるので、今の子供だと想像しにくい感じはするけど、きっちりオチというか、気になる細かなところまで話が作られてて良い。

  • ギリシャ生まれのフランス人作家による、児童文学の短編集。パリの(架空の)ブロカ通りが舞台だが、魔女、悪魔、魔法使い、妖精、人魚、巨人といったふしぎの国の定番キャラがシュールに登場する。主人公の男の子が飼っているペットも魔法の金魚で、魔女を退治するために、魔女の本来の姿である髪の毛が生えたカエルに戻したあと、髪の毛をすばやく剃って金魚鉢に入れて金魚と一緒に飼ってしまったり、目隠しをすると過去や未来が見えるようになる人形の話、水の精である人魚と恋仲になった王子を、水から隔離するために切手にしてしまう話など、いわゆるファンタジーともまた違う奇妙な話がこれでもかと登場する。洒落たフランス風エスプリという意味では、昔あったウゴウゴ・ルーガ的という気もするし、伝承を元にした奇妙な話という意味では諸星大二郎的とも言える。
    著者が日本好きフランスインテリで、雨月物語に題材を得た作品を書いたり、能にヒントを得た戯曲を書いたり、日本語を1年ほど学んだりしたしたこともあることからすれば、なんとなく通じるものがあるのも当然かも知れない。
    挿絵がヘタウマ系画家の飯野和好というのがまた。誰かこの本を元ネタに漫画化すれば、今でも受けるんじゃないか、と思うほど発想が今の時代の漫画っぽい気がする。

  • 子供たちの想像力を借りながら、即興的に作った物語だそう。さぞやナンセンスなお話だろうと予想して読むと......思わず声が出てしまうくらい鮮やかなオチあり、感動を誘うクライマックスありと、実に名品の数々。
    キャラクターたちの可愛らしさも見どころ。魔法の金魚と通訳ネズミ、ほしいなあ〜。

  • 予想外に面白かった!
    妙な理屈っぽさがあるフランス人だから、鼻についた話かと思ったけど全然違った。
    全体的にハッピーエンドのはなしもいいし、不思議な「?」って話も良かった。
    お話の発想がいいよね~

  • 原題『ブロカ通りの物語』から12篇。ちょっと奇想天外で機知に富んだお話が面白い。
    まえがきからして、少々理屈っぽくてエスプリのきいた雰囲気が感じられるのは、やはりフランスの作家さん…。民話風だけど独創的、不可思議だけど、どこか可笑しい木曜日のおはなし会は、楽しませてくれます。

  • パリの架空の通りを舞台にした短編物語集。
    ちょっと怖い話から現実離れしつつも愉快なお話まで、それはそれはおもちゃ箱をひっくり返したようなストーリーの数々に、何百回となく読み返したお気に入り中のお気に入り。

  • 残酷過ぎない大人の童話。

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