よろこびの日 ワルシャワの少年時代 (岩波少年文庫 2100)

  • 岩波書店 (1990年7月2日発売)
4.13
  • (4)
  • (2)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 46
感想 : 5
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (322ページ) / ISBN・EAN: 9784001121001

みんなの感想まとめ

物語は、ユダヤ人の文化や歴史を背景に、子ども時代の思い出を描いています。特に「洗濯ばあさん」の話では、責任についての深い問いかけがあり、読者に強い印象を与えます。また、最後の「シーシャ」のエピソードは...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 最後の「シーシャ」の話は、おとぎばなしのよう。物語るから歴史になる。その秘術を目の当たりにした。

    「洗濯ばあさん」の話は、迫真だ。責任とはなにかについて問い掛けている。

    美しい話もあるが、多くはシニカルだ。ユダヤ教に対しても。

    大人の世界、子どもの世界どちらも見事に描き分けられている。

  • ともかく感動しました。
    ユダヤ教のことを殆ど知らなかったので大変勉強になりました。
    貧しいながら輝いていた子供時代。
    洗濯ばあさんの章が、特に感動!
    人間こうありたいですね。

  • ワルシャワ、ポーランドなどを舞台とした作品です。

  • サブタイトルにあるように、I.B.シンガーが、少年時代の体験をもとに書いた物語。かつてワルシャワ市民の三分の一がユダヤ人だった。第二次大戦の際に、その多くがドイツによって無惨に消し去られた。

    生き残ったシンガーは、殺された人々を物語に書きとめておきたいと、ユダヤの言葉、イディッシュで作品を書いた。原著では「ワルシャワで大人になっていく少年の物語」という意味の副題がついているという。

    子どもの好奇心、それでふみだしてみたものの心に宿るおそれ、そういうのがじんわりと描かれている。

    こないだ清水眞砂子の本で出てきた「洗濯ばあさん」の話は、引き受けた務めを有終の美で飾りたいというばあさんの心が、実直さと仕事熱心とを支えとして果たされたことを伝える。

全4件中 1 - 4件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

1925年大連生まれ。詩人・ロシア東欧文学者。著書に『ぼくのポーランド人生』など、訳書に『ブルーノ・シュルツ全集』、W・ゴンブロヴィッチ『ポルノグラフィア』、I・シンガー『やぎと少年』など。

「2020年 『完全な真空』 で使われていた紹介文から引用しています。」

工藤幸雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×