おとうさんとぼく (2) (岩波少年文庫 (2109))

  • 岩波書店 (1985年10月8日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001121094

おとうさんとぼく (2) (岩波少年文庫 (2109))の感想・レビュー・書評

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  • これは本当に楽しい漫画だと思うんですよね。  どことなく「おとうさん」が「サザエさんちの波平さん」んに似ているんですよ。  波平さんから「父親の威厳」をごっそりそげ落として、お茶目なところだけを残したらこうなるんじゃないかっていうような雰囲気なんです。  で、「ぼく」は「カツオ君」をもっと幼くして、ついでに「現代っ子ぽい計算高さ」をごっそりそげ落として、「やんちゃさ」だけを際立たせるとこうなるんじゃないかっていうような雰囲気です。

    でもね、1巻の巻末にある上田真而子さんの解説を読むと、この著者の e.o. プラウエンという人の壮絶な人生に言葉を失うのと共に、ナチス支配下のドイツでそのナチスに睨まれつつも、これだけ愉快な作品を描いた著者の精神力と人間性に頭を下げざるをえないような気分になります。  もっとも、KiKi はそんなことを斟酌しながら読むべき本ではないような気がするし、純粋にこの普遍的なクスッと笑える人情話に身を委ねて、楽しませてもらうべき作品のような気がします。

    読者が子どもであればきっと「ぼく」に感情移入して、「ああ、こんなお父さんだったらいいのに!」と羨ましく思うんだろうし、大人であればきっと「おとうさん」に感情移入して、「こんな風に童心に帰って子どもと遊べたらたのしいだろうなぁ。  でも、大人の分別が邪魔してこうはできないけれど・・・・・」と思うのと同時に、とは言いつつも、自分の子どもとの触れ合い方を思わず省みちゃうんじゃないかしら(笑)

    (全文はブログにて)

  • とにかく読んで(見て)ほしい本。

    痛烈な風刺とともに、二人の物語は幕を閉じます。

  • 1巻からの日常編続きから、突如遺産相続したことから始まる「お金持ちになったおとうさんとぼく」、救助するため海に飛び込んだため無人島で遭難生活を送る「おとうさんとぼくの漂流記」までを収録。
    この2巻もかわいい。お金持ち編では執事の反応が、漂流記編では工夫して島での生活を楽しむ父と子が好きです。事情が複雑とはいえ連載終了になったの勿体無いな。販売中の青萠堂版より絶版となったこの岩波少年文庫の方が装丁気に入っているので復刊望む。

  • 岩波書店が、どうして品切れのママしているのか理解に苦しむが、今は青萠堂から「ヒゲ父さんシリーズ」として出ているので読むコトは出来ます。。。

    岩波書店のPR
    「〈おとうさん〉と〈ぼく〉のかもしだす、何ともいえない情愛を描く、あたたかいマンガ。作者はナチスが権力を握った時代に大胆な容赦ない風刺でナチスを戯画化したマンガをかいた人。」
    画像は此方を↓
    http://nyankomaru.tumblr.com/post/64330579902/2-e-o-160p-1985-10-8

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