- Amazon.co.jp ・本 (26ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001126754
感想・レビュー・書評
-
カナダ、クリー族。寄宿学校。
おばあちゃんと孫娘。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
わたしはおばあちゃんにたずねた。おばあちゃんはなんで色あざやかなスカートをはくの? なんでかみのけをのばしているの? なんでクリー語をはなすの?おばあちゃんはこたえました。それは、おばあちゃんのちいさいころの、かなしいおはなし……。
本文中にはほとんど具体的にあらわされないが、カナダの先住民族の物語だ。多くの子どもたちが寄宿学校に入れられ、亡くなった。私もニュースで初めて知った。それまで、カナダの先住民族についてはほとんど知らなかった。日本ではあまりよく知られていないことだろう。同化政策は過去のことではあるが、個人のバックグラウンド、文化を否定することの悲しさを子どもたちに知ってもらえる作品。
-
2021年5月30日、先住民寄宿学校の跡地から215人のこどもの遺骨が発見されたニュースを見てこの本に辿り着いた。
when we were alone.
わたしたちだけのときはね。
文中に何気なく挿入されたこの一文が、とても心に残った。
いろんな海外に行ったことがある知人から、オススメはカナダ。カナダは移住民が多いから、多様性に富んでとても住みやすい国だと聞いていた。
それはこういう、同化政策のようなものと立ち向かってきたからなんだろうか
私はアイヌ民族の血をひいているそうだ
だがあまりにも遠縁すぎてあまり接点がなかった
こういった先住民族が支配・隷属されていた事実、歴史を知るたびに自分になにか出来るのことはないかと考えさせられる
-
個々の民族は大切です
-
カナダ先住民族への同化政策の歴史、本当にあったことを、子ども達の目を通して、描いている絵本。
制限された生活の中でも、前向きにすごしてきた子ども達の、言葉がとても美しいと思った。
知らない歴史だったので、この絵本を通して知れてよかった。解説も良い。 -
カナダの部族差別の話
-
カナダ、クリー族、イヌイット、メティス、実際にあったこと、同化政策
-
おばあちゃんが、孫の問いかけに自分の過去を語る。実際にあった迫害の話。