セント・キルダの子

  • 岩波書店 (2020年9月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (76ページ) / ISBN・EAN: 9784001126921

作品紹介・あらすじ

スコットランドの北西、セント・キルダ諸島。荒れる海に囲まれ、〈世界のはての島〉と呼ばれるこの場所で、人々は生きるための工夫をこらし、独自の文化を作り上げた。しかしそんなくらしは、1930年を最後に失われてしまう。自然へのおどろきと、そこで過ごしたなつかしい日々を、5歳で島をはなれた少年の目をとおして描く。

みんなの感想まとめ

自然と共に生きた人々のかけがえのない暮らしが描かれた作品は、スコットランドのセント・キルダ諸島の独自の文化と歴史を探求します。1930年に人々が島を離れるまでの生活は、荒れた海に囲まれた過酷な環境の中...

感想・レビュー・書評

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  • 世界遺産センター - セント・キルダ
    http://whc.unesco.org/ja/list/387

    Beth Waters - Home
    http://www.bethwaters.co.uk/

    セント・キルダの子 - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/book/b527916.html

  • 胸に残る切なさ、幸せ。
    良い絵本だったなあ

  • こちらも過酷。でも自然と共に生きた、かけがえのない暮らしがあったのだなあ。今は世界遺産になっているそう。人々の家の様子、どんな生き物がいたか、美しい版画で描かれていて見入ってしまう。今はもう人は住んでいないけれど、なんとも…浪漫ですね…暮らしを描いた本やっぱり好きだなあ。

  • 世界のはての島、セント・キルダでの人々の暮らしは1930年に終わりをむかえた。そのとき、ノーマン・ジョンは5歳で、島を離れた最後の人々のうちの一人となった。セントキルダでの生活と、一つの文化が消えていく様子を、少年の目を通して伝える絵本。

    人々の暮らしや島に生息する動物たちについて、ドラマティックの描こうとせず、淡々と描いているのがいい。ありのままの暮らしを見ていく中で、セント・キルダの人々が大切にした考え方が浮かび上がってくるかんじが好き。

    作者が「島の人々が大切にしていること」を直接言葉にして、例としていろいろな生活の様子を示すという本も多い。それはそれでわかりやすい。でも、この本のように、人々の生活をそのままスケッチしていくような書き方にも好感がもてた。見えるもの以外の多くを語りすぎないかんじが心地よい。自分で考える余地もあるし。

    巻末では、作者のベス・ウォーターズさんが島をスケッチしている様子や、スケッチしたさまざまな絵を見ることもできる。そこで、セント・キルダが実在する島だということがはっきりと意識されるし、よりこの島が好きになっている自分がいることに気づいた。

  • 版画に筆塗り。
    ベースとなる落ち着いた青は空や海の色、赤土のような赤、アクセントの黄色はシロカツオドリの顔や、あたたかい太陽の光が生き生きとして、かがやいています。
    見返しの模様のエピソードも(物語が浮かびそうな模様で、きっと、あるはずです)著者に聞いてみたいです。
    島の生き物の紹介(特に鳥類)、島民の暮らし、家族の歴史、島の外の歴史に次第に巻き込まれていく変化(島民と免疫力が)など、どのエピソードも興味深いです。

  • スコットランドの西海岸から160km以上離れたところにあるセント・キルダ島。
    今はもう誰も住んでいないその島で最後に暮らしていた人たちの生活や自然、動物たち、島の歴史を伝える本。
    荒々しい海風で木が育たない厳しい環境の中、島ではみんなが家族のように協力しあって暮らしていた様子が暖かい色彩の絵で描かれていてとても魅力的に感じた。
    スコットランドナショナルトラストが今でも集落と自然環境の保全をしているそうなので、いつか見にいけたらいいなあ。

  • イギリス、スコットランドの外れにあるセント・ギルダ諸島は、かつて「せかいのはて」と呼ばれていました。
    1930年を境に無人島となったセント・ギルダ諸島ヒルタ島での当時の暮らしを淡々と説明した絵本。モノプリントの版画に力があり美しい。ロバート・マックロスキーの作品を彷彿させる。

  • 原題 CHILD OF ST KILDA
    by Beth Waters

    スコットランドの西岸から160キロ以上離れた島

    セント・キルダ諸島
    アーミン岩、リー岩、ボルリー島、ソーイー島、ヴィレッジ湾、レヴェニッシュ岩、ドゥーン島

    イギリスにわたるには船しかなく、天候が悪いと数日かかることもあったし命の危険もあった

    海鳥たち
    ニシツノメドリ
    フルマカモメ(アホウドリの仲間)
    ヒメウミツバメ
    シロカツオドリ

    野生動物たち
    ソーイー種のヒツジ(最古のヒツジの種)
    セントキルダノネズミ
    セントキルダミソサザイ
    アザラシ、イルカ、ミンククジラ、シャチ、ウバザメ、サンゴ、イソギンチャク

    「世界のはての島々」
    人口
    1930年以降には36人まで減っている
    一番多いときでも180人

    ブラックハウス~土を固めた石壁で草ぶき屋根の家


    ノーマン・ジョンはここで生まれて育った
    1925年5月22日のメインストリートにある15番の家でうまれた

    ゲール語


    10番
    父ジョン
    母メアリー

    13番
    ドナルドおじさん
    クリスティーナおばさん
    キャシーとレイチェル

    1番
    マッキノン一家

    15番
    アニー・ギリーズおばあさん、助産婦
    セント・キルダの女王様

    アホウドリをとっていて、塩漬けにした「クレイト」という小屋にしまって

    日曜日には教会へ

    セント・キルダの郵便船

    島に人が来るようになると~病原菌が持ち込まれたりしてボートコフ(船の咳)が起こったりした

    ノーマンの母も病気になり~亡くなる

    1930年8月29日に人々はイギリスへ移住

    現在は、自然遺産、文化遺産で世界遺産とされている

  • スコットランドの西の海上にあるセント・ギルダ諸島での厳しい暮らしを、最後の住人の一人だったノーマン・ジョンの少年時代を軸に紹介します。独自の文化と生活をしていたが、厳しい自然から住む人が減り、1930年36人の全住民がスコットランドへ移住しました。現在は、世界遺産として登録され、観光として訪れることができるという。

    「世界のはての少年」の舞台となった島。

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