ぼくがふえをふいたら

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 111
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001126952

作品紹介・あらすじ

フルーーフルーー……笛の音は風にのり、彼方にこだまして、眠るだれかをよびおこす。タタ、タタ、カチャ、ケチャ、ビーン、ビーン……!重なり広がり響きあい、音は喜びに満ちていく。圧倒的な画力とみずみずしい感性で絵本の新境地に挑む画家・阿部海太が描く、音楽のうまれる神秘的な瞬間。心地よい余韻がのこる絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 「ぼく」の「ふえ」に「ねむる だれか」が次々に引き寄せられ、音が重なり、広がり、高まっていきます。鮮やかで不思議な色彩によって、パワフルな胸が躍る音楽が響いてきます。歌い踊る動物たちの楽しげなこと!

  • ぼくが ふえを ふいたら
    フルー
    フルー
    まるで かぜの おと

    夕闇の中で笛を吹く少年
    その笛の音に誘われて やってきた
    闇の中で発光する彼らたち。
    色が綺麗、動きがダイナミック。
    一枚一枚を飾りたくなる。

  • 私は絵本も絵より言葉で選ぶほうだが、これは圧倒的に絵が物語る。
    絵から想いが伝わってくる。

  • 美しく、幻想的で原始の力を感じる。


  • 2021絵本50

  • 夕焼けのような表紙に惹かれて何気なく読んでみたら、、、絵本なのに素敵な芸術を見ているよう。

  • とても気に入った。
    音が聞こえる。色が迫る。
    すきだなぁ。

  • 息子6歳11ヵ月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。

    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    何度も読む(お気に入り)
    ちょうど良いボリューム
    その他 

    おだやかな色彩がやさしい絵本。
    笛をふくと動物が集まってくる、というシチュエーション、こどものころ憧れたなあ。

    息子の反応は残念ながらいまいち。

  • 芸術的な絵本

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著者プロフィール

阿部海太(あべ・かいた)
画家・絵本作家。1986年生まれ。東京藝術大学デザイン科卒業後、ドイツ、メキシコに渡る。2011年に帰国後、絵本や絵画作品を発表。絵本に『みち』(リトルモア)、『みずのこどもたち』(佼成出版社)、『めざめる』(あかね書房)、『ぼくがふえをふいたら』(岩波書店、第26回日本絵本賞)、共著に『はじまりが見える 世界の神話』(創元社)、『えほん遠野物語 しびと』(原作・柳田國男、文・京極夏彦、汐文社)、『ほっきょくで うしをうつ』(文・角幡唯介、岩崎書店)などがある。

「2023年 『わたしは きめた 日本の憲法 最初の話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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