ことばとふたり

  • 岩波書店 (2022年9月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (32ページ) / ISBN・EAN: 9784001127003

作品紹介・あらすじ

ことばを知らない生きものがいた。喜びも悲しみもぜんぶ感じていたけれど、それをなんというのか知らなかった。苦しくてつらいとき、ことばを知っている生きものと出会った。気もちを表すことばを、はじめて知った――。だれかとわかりあえるって、なんてすてきなんだろう! 高名な詩人と人気絵本作家が贈る出会いの絵本。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

言葉を知らない生き物と、言葉を知る生き物との出会いを描いたこの絵本は、コミュニケーションの本質を考えさせられる作品です。言葉がなくても、心の中の感情を理解し合えることの素晴らしさが伝わってきます。感想...

感想・レビュー・書評

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  • ことばを しらない いきものは
    はまべで ごろんと よこになり、
    じっと うみを みつめてた。
     
    ことばはしらないけれど、
    そんな きもちに なったときは、
    うでを のばし とりのように ぱたぱたした。

    言葉をしらない生き物と言葉を知っている生き物が出会って。
    言葉を知らないいきものの方が、とても豊かに見えるのはなぜなんだろう。
    言葉でこの絵本の良さを伝えるのが難しい。ただ胸がぎゅっと温かくなる絵本だった。

  • 出版社内容情報
    ことばを知らない生きものがいた。喜びも悲しみもぜんぶ感じていたけれど、それをなんというのか知らなかった。苦しくてつらいとき、ことばを知っている生きものと出会った。気もちを表すことばを、はじめて知った――。だれかとわかりあえるって、なんてすてきなんだろう! 高名な詩人と人気絵本作家が贈る出会いの絵本。


    感想
    ことばがあるからこそ、だれかとわかりあえる。
    もちろん、ことばはときに傷つける刃となるけれど。
    本文の
    「みみをふさぎたくなるときは たきびのよこでだきあって
    ことばのないよるをたのしんだ」
    の言葉が印象的でした。
    言葉をしって、自分の感情の意味を知り、世界が彩られる。
    でも時に、言葉がしんどくなる時があります。
    私達は情報発信しやすくなることで互いに誤解を招き傷つけ合うこともあります。
    それでも言葉を知る人と知らない人が出会い、互いに理解しあう。
    「たくさんのことばたちもふたりといっしょにすんでいた」
    相互理解の大事さが分かる本です。
    たとえ言葉や文化歴史が違っても、ハグしあい、互いの気持ちを伝えあう、
    理解しようとするその姿勢が大事だとあらためて思いました。
    言葉の暴力は近い人にも遠い人にも同じように傷つけてしまいます。
    互いを思いやり、近い存在でも、遠い存在にも大事に使えると良いですね。

  • 岩波書店のSNSで紹介されていて読みました。

    きたむらさとしさんの絵本は好きな方。
    これも、ジョン・エガードさんの文をきたむらさんが絵本にしたものだとのことですが、とても素敵な絵本になっています。

    ことばを知らないいきものと、しっているいきものが近づいていくところからの絵が特に気に入りました。

    ちゃんと相手を見ていれば、言葉がなくても気づくことはできる

    そんなことを教えてくれる気がしました。

    5歳ぐらいから。

  • 寓話的な話

    絵が独特で、アフリカの人が描いたのかな?と思ったら日本人のかただった。クセが強くて印象に残る絵!

    2人を、わかりやすい男女にしていないのがよく考えられているなぁと思った。

  • あれ、ちょっとサイト構成が変わったかな?
    原作を読むだけでも十分伝わるものがあるように思った。

  • 私はことばをしらないいきものと、ことばをしっているいきもののペット?言葉の抽象化?

    この大勢が

    たきびの よこで だきあって、ことばの ない よるを
    たのしんだ。

    姿が大好きです。

    静寂な美しさと雨上がりの清々しさが、夜空と草木から伝わってきます。


    大人が癒される一冊だと思いました。




  • 2023.5.11市立図書館
    気になる新刊絵本、まずは図書館で。
    原題は「WHEN CREATURE MET CREATURE」2022年にイギリスで出版。
    ことばをしらないいきものと、ことばをしってるいきもの、ことばをしるかどうかは違っても、喜怒哀楽があってどんなときどんな気持ちになるのかはいっしょ。そのふたりがであい通じ合う瞬間がクライマックス。ふたりでの暮らしは、ことばがたくさんになる一方で、二人ただくっついてことばのない時間もまたかけがえがないというところがよかった。
    ことばがないのもちょっと不自由だけど、ことば自体もなにかと不自由なんだよね。そんな「言葉」の本質のところが伝わるといいなと思える作品。

    自分の知ってる「ことば」とだれかの「ことば」はほんとうに完全に一致しているのか(それはどうやって確かめられるのか)、「ことばをしっているいきもの」同士は常に間違いなく通じ合えるのかというあたりも考えたいところ。

  • 言葉を知らないから、声を出したり表情を作ったりする。私はその言葉で他人の噂話や仕事の愚痴を大いに言っていたなぁと思い出す。言葉を大切にしたい。そういえば風邪を引いて1週間ほど声が出なくなった。その時にいかに言葉が話せることがありがたいことか思い出した。

  • 2025.12.3 4-2

  • 途中まではうんうん、と読み進んだが…途中からハグの文化圏に突入。

  • 言葉が知らない人がいたら、私は、教えてあげます!絵本では最初の言葉はハグだったけど、私なら目にします。だって目は簡単だし一文字だからわかりやすいと思うで、これにします!

  • 「ことばをしらないんだったらさ、形でつたえたらいいんじゃない?」「ことばをしらないのにしったところがおもしろかった」(7歳3ヶ月本人談)

  • 言葉を知らない生き物と言葉を知っている生き物が出会い、やがて言葉を分かち合い一緒に暮らし始めた二人。
     感情表現と言葉によるコミュニケーションの意味がじんわり伝わる。
    「でも、言葉があんまり多すぎて耳をふさぎたくなる時は、たき火の横で抱き合って、言葉のない夜を楽しんだ。
    雨上がりの静けさのなか、二人は黙って過ごすのだった」
     久しぶりにいい絵本に出会った。

  • 言葉は必要ないんだよね、いくらでも気持は伝えられる

  • 言葉の本質をついた作品。低学年には難しいかもしれない。繰り返し読むことで味が出てくる本。

  • 良かった

  • ことばでなくても通じ合えるっていいね

    2023絵本50

  • くるしくてつらいとき、言葉を知らない生きものが知っている生きものと出会って、気持ちを表す言葉を知る…
    でも、言葉を知らないとむしろ、感じ合おうと努力するかも、と思った。

  • ことばを知らない生きもの。喜びも悲しみもぜんぶ感じている。でもそれを言葉にすることもなんて言うのかも知らない。でもある日、苦しくてつらい気持ちでいる時にことばを知っている生きものと出会い、気もちを表す「ことば」というものをはじめて知る。だれかと言葉でわかりあうこと、伝えること。それは喜びなんだな。でも言葉がなくても感じることはできる。まず想いや感情があってのもの。言葉はその人の内面。大切に。

  • 言葉を知らない生き物と言葉を知っている生き物が出会った。言葉がなくても伝わることや言葉にして癒されることなど二人の出会いが教えてくれる。

    絵は色がハッキリしていて遠目が効く。詩のような文章である。
    最後にふたりが寄り添う姿は男女?だろうか? 捉え方によっては多様性など広い意味でもとらえられるのでYA向きかな。表紙にも鳥が描かれているが場面場面に鳥が描かれている。

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