アーサー王物語 (岩波少年文庫 3057)

制作 : R.L.グリーン  L.ライニガー  Roger Lancelyn Green  厨川 文夫 
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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001130577

感想・レビュー・書評

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  • ・マーリンの最期が未収録
    ・人妻との不倫は、破滅への前奏曲。現実や他の神話・伝説でもそうだが、ことにイングランド系の神話はこの手のフラグ立てが多い気がする
    ・時間の経過がわかりにくい。アーサー王が滅する直前に、アーサー王の妃にモルドレッドが言い寄るシーンがあるけど、王が老年ならば、王妃もかなりの年齢なのでは……? それほど美しかったのか……?

  • よく理解できないまま、「これは読んだ後いろいろ調べなきゃいけないな」と思いながら読みました
    だいぶ前に「アーサー王と円卓の騎士」を読んだことがある気がするんだけど内容もいまいち覚えていませんし、
    なんかほんと、この物語そのもののことがよくわかりません(笑)
    授業でやったうっすらとした知識が余計に邪魔をします
    なにから調べたらいいのやら。

  • なつかしい岩波少年文庫
    うん十年ぶりに手に取りました
    あまりにも有名なアーサー王の名ですが 円卓の騎士など また読んで面白かったです
    ちょくちょく知っている話しもあり 知らなかった話もあり
    「聖杯」はキリスト教徒には特別なものですね

    訳がやはり時代の流れでしょうか ちょっと古い感じ(当たり前ですが)がしました

    ≪ 中世の 騎士も祈りは ただ一つ ≫ 

  • アーサー王がエクスカリバーを抜いてログレス王国の王になってから、ランスロットと王妃グウィネヴィアとの一件を発端とする王国崩壊までの話。短編集の連作。円卓の騎士一人ひとりが(一部除く)高潔で素晴らしい人物だが、短編が多くキャラクターが立つほど掘り下げた話が書いてなかったのが残念。だが、アーサー王伝説自体は興味深い。

  • これ、今では絶版状態なんですよね〜。  う〜ん、どうしてこういう本が絶版になっちゃうのかなぁ・・・・。  まあ現代社会では中世騎士物語よりはSF物語の方がハラハラ・ドキドキ感が味わえるし、この物語の3つの柱のうちの1つ「宮廷恋愛物」はあまりにもくだらないって言えばくだらない・・・・とも言えるんだけど。  何せ宮廷恋愛物っていうのは基本的に「不倫の物語」だし、「プラトニック・ラブ」を前提としているようなところがあるし、現代の自由恋愛とはそもそも恋愛に関する価値観・・・・みたいなものが大きく乖離しているからねぇ。  でもね、「騎士道」なるものを理解するにはこういう物語が一番手っ取り早いと Brunnhilde は思うんですけどね。


    この本、タイトルこそは「アーサー王物語」ですが、以下の目次を見ていただくとわかるようにどちらかと言えば「アーサー王と円卓の騎士の物語」というタイトルの方が似合うように感じます。  だってアーサー王に関する記述ゼロ (0) の章もあるんですから。


     1.アーサー王と2本の剣
     2.悲運の兄弟、バリンとバラン
     3.ガウェイン卿と緑の騎士
     4.トリスタンと美女イズーの悲恋物語
     5.ジェレインとイーニッド姫
     6.ガウェイン卿とラグネル姫
     7.ラーンスロットとエレイン姫の物語
     8.カメロットにあらわれた聖杯
     9.ガラハッド卿の初冒険
    10.ラーンスロット卿の冒険
    11.カーボネック城に着いた、ラーンスロットとガウェイン
    12.探求の終わり
    13.ラーンスロットと王妃グウィネヴィア
    14.モルドレッドのたくらみ
    15.最後の戦い
    16.アヴァロン


    上(↑)でもちょっと触れたけれど、「アーサー王と円卓の騎士の物語」は大きく分けて3つの要素から成立している物語だと Brunnhilde は思っています。  1つ目はブリトン人(?)の英雄アーサーにまつわるいろいろな説話を集めた膨大な物語群、2つ目は円卓の騎士達の恋と冒険の物語そして3つ目が聖杯伝説です。  本来は別々に成立したと考えられる説話が寄り集まってできているのが「アーサー王と円卓の騎士の物語」なんですよね〜。  KiKi もかなりの数の「アーサー王と円卓の騎士の物語」を読んできているのですが、そんな中でこの岩波少年文庫の1冊は超有名な物語はほぼ網羅されている恰好の入門書だと思います。  

    個人的に好きな登場人物はガウェイン卿と魔法使いマーリン。  そして妖女モルガーナ。  湖の騎士ラーンスロットは正直なところ彼のどこが「1番すぐれた騎士」なのか、Brunnhilde にはチンプンカンプンなのです。  だいたいかなわぬ恋に身を焦がし、妖術によって別の女性をそのかなわぬ恋の相手と勘違いした末に結ばれちゃったからといって発狂しちゃうような男のどこが高貴なんだろうか???  まあ彼と王妃グウィネヴィアの不倫騒動がきっかけでアーサー王の理想の王国ログレスが滅びていく一方で、彼が発狂するきっかけとなった女性との間にできた子供が聖杯の騎士となる・・・・という意味ではキー・パーソンであることだけは認めざるを得ないんですけどね。  

    キリスト教徒ではない Brunnhilde にとって聖杯探求の物語は正直なところ「わかったような、わからないような」という感じなのですが、こういう英雄譚を子供の頃から聞かされて育った中世の人たちが「○○騎士団」な〜んていうのに参加して聖地奪回やら聖杯探求に駆り出されていったのかと思うとちょっと複雑な気分です。    

    いずれにしろこういう物語を読んでいて Brunnhilde が1番楽しいと思うのは、まったく別の物語に思える神話・伝承がもとを正せば1つの同じ思想につながっているように感じさせられるそのデ・ジャ・ヴ感にあるような気がします。  アーサー王とジークフリート(ニーベルンゲンの歌)とアラゴルン(指環物語)はどこか似ていると思うし、マーリンとヴォータン(もしくはオーディン)とガンダルフもどこか似ているように感じます。

    又、ワグネリアンである Brunnhilde にとっては「トリスタンとイゾルデ」の物語や「パルシファル」の物語との関連性もあるので、決して避けては通れないのがこの「アーサー王と円卓の騎士の物語」なんですよね〜。  因みにこの岩波少年文庫では過去に「ニーベルンゲンの歌」から若き日のジークフリートの冒険譚を扱った「ニーベルンゲンの宝」という本も出ていたようなのですが、こちらも絶版状態です。  何だかさびしいなぁ・・・・。 

  • マロリーを中心にアーサー王伝説を再話したもの。アーサーの誕生から最後の戦いまで、伝説の全体像がわかる構成でビギナーにオススメの本。「サー・ガウェインと緑の騎士」が収録されてるのもうれしい。<br />
    アーサーが若いのに王になったとたん「わし」というのは、かなり違和感だが、それ以外は訳文も読みやすい。現在在庫切れだが、岩波少年少女文庫なので大抵の図書館に常備してると思う。

  • 小学生のときにはまった。硬質で気高くてアホな騎士様と王様がステキ。ランスロット卿はうっとおしくて好きじゃなかった記憶があります。

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