闘牛の影 (岩波少年文庫 3144)

  • 岩波書店 (1997年1月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784001131444

みんなの感想まとめ

自分の意志と他者の期待との葛藤を描いた物語は、多くの若者に共感を呼ぶテーマです。主人公マノロは、伝説的な闘牛士である父の影に苦しみ、周囲からの期待に応えなければならないプレッシャーを感じています。しか...

感想・レビュー・書評

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  • あああ。原著は古いけど、これは今読まれてほしいYAだわ。父が有名な闘牛士であったために、町中の人から闘牛士になるものと決めつけられているマノロ。しかしマノロは、牛と闘うことに興味がないし、じつは怖くてたまらないのだ。父はすばらしい闘牛士だったが、わずか22歳のとき牛の角につらぬかれて死に、伝説になってしまった人。やりたくもないことに命をかけなくてはならないのか――。

    マノロの置かれた立場は、一見特殊だけど、自分ではなく親や教師にレールを敷かれてしまい、どうにも降りられない若者はきっとたくさんいる。「他人に、おまえのすることを決めさせるな」という力強いメッセージが、多くの若者の心に届いてほしいし、大人にもいましめとして届いてほしい。

  • 伝説の闘牛士・ファン・オリバーの息子マロノは、常に亡くなった父の影を感じて暮らしていた。
    いつの時代でも、どこの国でも、偉大な家族(特に父と息子)との葛藤は物語を生むよねえ。
    ちっとも古臭くない永遠のテーマです。
    マロノが自分の意志で生き方をつかみ取ったのが良かったです。

  • スペインが舞台。

    マノロは伝説の闘牛士を父に持ち、本人がまだ決心できないうちから、周囲から将来は当然マタドールになると思われている。

    一方、貧しい生まれのファンは、人一倍闘牛への情熱と才能があるのに、誰からも期待されず、チャンスも与えられない。

    二人の将来はどうなるのか…。そういう場面で大人たちがどう振る舞えばいいのか、難しいね。

  • N.

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著者プロフィール

渡辺茂男

「1988年 『エルマーのぼうけんセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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