ムルガーのはるかな旅 (岩波少年文庫 3145)

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  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001131451

感想・レビュー・書評

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  • 内容自体は普通の冒険譚だと思う。三人兄弟の上二人の兄が
    あまり役に立たず、末の弟が活躍するのも昔話風だし、出て
    くるエピソードもどこかで目にしたようなものだ(と言って
    もこの本は1910年の本なので他がこれを真似したという
    ことなのだろうが)。この本が他と違う光彩を放っている
    のは、ひとえにムルガー語の働きゆえだろう。その響きも
    素晴らしいし使い方のバランスも実に絶妙な按配で、簡単に
    できることではないと思う。

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著者プロフィール

1873-1956年。イギリスの小説家・詩人・児童文学作家。ケント州チャールトンに生まれる。セント・ポール大聖堂の聖歌隊学校を中退後、アメリカの石油会社のロンドン支社で働きながら創作に励んだ。第一詩集『幼年の歌』(1902)、長篇小説『ヘンリー・ブロッケン』(04)で注目を集め、1908年、職を辞して作家生活に入る。長篇『ムルガーのはるかな旅』(10)、『死者の誘い』(10)、『侏儒の回想録』(21。ジェイムズ・テイト・ブラック文学賞)、短篇集『謎』(23)、『魔女の箒』(25)、『子供のための物語集』(47。カーネギー賞)、詩集『耳をすます者たち』(12)、『孔雀のパイ』(13)など多くの著作がある。

「2022年 『アーモンドの木』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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