グレイ・ラビットのおはなし (岩波少年文庫 4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001140040

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  • 野ウサギのヘア、リスのスキレル、そして灰色ウサギのグレイ・ラビット。序盤こそ、ヘアとスキレルが我がまますぎて、なぜ生活力の高そうなグレイ・ラビットが、わざわざ彼らと同居を?と不思議に思った。しかし話が進むにつれ、グレイ・ラビットの気質が見えてくる。優しくて勇敢で世話好き。これは「頼りになるお姉ちゃん」だ。終盤は、もうヘアとスキレルが愛すべき弟&妹のようにしか見えず、図らずも気に入った。

  • 小さな動物たちのくらしをのぞいてみよう。

    働きもののグレイラビットは、森のはずれの小さい家に、野ウサギのスキレルやリスのヘアとすんでいます。

    小川からやかんいっぱいに水をくんだり、ヒナギクの花でお茶を作ったり、木の実やスイカズラのジャムを食べたりしておだやかにくらしています。

    でも、ある日、グレイラビットがにんじんのタネを手に入れるため、町へ出かけている間に、スキレルとヘアがイタチにさらわれて……。

    美しい自然の中で暮らす小さな動物たちの様子はとても楽しい。でもきけんもいっぱいでハラハラ!

    物知りのフクロウや、器用なもぐら、年寄りのヒキガエル、牛乳屋のハリネズミたちもかつやくしますよ!


    「ヘアは ひるめし 
     スキレル おやつ
     ドングリ・ソースで
     おいらの ごちそう」
     がらがら声でうたいながら、イタチが、
     家にはいってきました。

  • 一話目は露骨に主婦のジェンダー問題が抉られている。子どものためのお話しとして微笑ましく、よく書けている。

  • グレイ・ラビットのことを思い出して再読したくなって購入。

    働きもののグレイ・ラビットと、森のなかまたちの物語。
    いっしょにすんでいる野ウサギのヘア、リスのスキレルなど、いろいろな森の生き物が登場する。

    「うすももいろの、小さい雲の群れのうかぶ、みどりいろの空」(P56)などなど、描写が美しいです。
    森の動物に加えて植物もたくさん出てきて、知らないものばかり。
    ときどき検索して読み進めると、世界が立ち上がってくる。
    挿し絵が絵本と異なるそうで、絵本の画家のほうが著名とのこと。
    絵本で初めて読んだときほどの感動がなかったのはなぜだろう?
    ヘアは「ほんとにまあ」という感じなのだけれど、けっこうおもしろキャラなんだなと思いました。

  • ああ、いいなぁ…。
    皆知り合いの人間に重ねられそうな個性豊かな動物たちが、しっかりとリアルな自然の中で暮らす様。
    一緒にドキドキして、怒って、笑って、読み終えた時には草の爽やかな匂いが本当にしたような気がした。

  • アリソンアトリー好きだな

  • 幼年向けの動物物語だけど、子どもに遠慮してない。
    ***
    「やつら、まとめて、むし焼きとしよう。」と、イタチはつぶやきました。というのは、ひとりぐらしの者がよくそうするように、イタチは、いつもひとりごとをいっていたからです。
    ***
    なんて、するどい描写がちょいちょいあって、にやりとさせられる。

    ラビットは、ヘンゼルとグレーテル方式でイタチをやっつけるんだけど、これもなかなか臨場感があって生々しいですしね。

    巻末の石井桃子さんによる解説を読んで、アトリーが、大人になってから大きな苦しみを味わったことを知った。それやこれやすべてを乗り越えた上で書いている物語だから、一見おだやかな癒やしに満ちているように見えても、いろいろなものを内包しているんだろうなあ。

  • 穏やかに心を揺らす。
    殺伐とした現実の中からちょっとだけ逃避行できる。

  • グレイラビットと、その仲間の動物たちの生活をちょっと覗かせてもらった気分です。
    個性豊かなキャラクターが揃い、とても愛らしいお話。森での生活が情景豊かで、特に植物が魅力的です。昔話にあるような、ちょっと残忍なシーンもあるけれど、そんなスリルも楽しみの一つ。

  • とても楽しいお話でした。
    絵もきれいでとてもきにいりました。
    グレイ・ラビット働き者だな〜 

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著者プロフィール

アリソン・アトリー 1884年、イギリスのダービシャー州の古い農場に生まれる。広い野原や森で小動物とともにすごした少女時代の体験をもとに、多くの物語やエッセーを書いた。日本語に翻訳された作品に『グレイ・ラビットのおはなし』『時の旅人』(以上岩波書店)、『チム・ラビットのおはなし』(童心社)、「おめでたこぶた」シリーズ、『むぎばたけ』『クリスマスのちいさなおくりもの』『ちゃいろいつつみがみのはなし』(以上福音館書店)など多数。1976年没。

「2020年 『はりねずみともぐらのふうせんりょこう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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