プー横丁にたった家 (岩波少年文庫(009))

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本棚登録 : 391
レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001140095

作品紹介・あらすじ

おなじみのクリストファー・ロビンと仲間たちが住む森へゆくと、わたしたちはいつでもすてきな魔法の冒険に出会えます-。プーやコブタたちのところへ、はねっかえりのトラーがあらわれました。『クマのプーさん』の続編。小学4・5年以上。

感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃は言葉を勘違いして覚えていたり、読み方を間違えたりするのだけれど、そんな言葉で作られるプーの詩とかコブタやイーヨーたちとの会話も楽しくて、声を出して何度も笑いました。些細なことが驚きの事件だったり冒険だったり、小さなことでもとても喜んだり。そんな子供時代の感覚が蘇ってくるようでした。だからこそ最後のプーとクリストファー・ロビンの会話がとても切ないですね。
    ディズニーのアニメでもこの最後の会話のところがとても美しくて切なくて印象に残っていました。子供時代は長い人生の中のほんの一時でしかないけれど、ずっと、ずっと、忘れられない宝物が培われる大切な時代なんだだということをあらためて感じました。

  • 最後の方に近づくにつれてクリストファー・ロビンが変わっていくのが少し寂しくもあり嬉しくもあり。プーさんの変わらない素直さが、これからも変わらずにいてほしい。
    2019/8/11

  • 読み聞かせを通じて、初めて完読。

    9歳になった娘に音読しながら思ったのは、プーは父であるミルン自身の中の「こども」そのものなのかなと。幼い息子のキラキラするような感性の力をかりて、自分の中の「こども」を取り戻し、一緒に魔法の森を冒険させてもらったのは、むしろ父である自分の方だと。子供たちほど輝いたり、俊敏に聞こえないものを聞き取ったりはできない「のろまで非常に頭のわるい、でも詩人のクマ」。

    元々、「こども」としての感性を持ち続けていたミルンが育児を通じて、自分自身の「こども」を取り戻した喜びと限られた時間の輝やきを、慈しみ惜しみながらも、父と子で歩んだ冒険の日々にも、「こども」達の憧れにも、魔法の森に還れば、きっといつでも、あるいはいつの日か、また再会できるよ、とうたいかけているよう。

    これは単純な少年性の喪失、成長の物語ではなかったんだ。もっと重層的に環を描きながら、循環している。

    大切な誰かに「おかえり」と囁くように物語の環はいったん閉じた。ミルンとクリストファーの実際の人生を想うと切ないが、100年後の再会を約束したプとクリストファーのように、魔法の森で今も父子がなんにもしない幸せに包まれていますように。

  • トラーを仲間はずれにしちゃう話など、けっこうシビアなことも盛り込まれている。分からないことをごまかそうとするフクロはまるで大人になったわたしのよう。魔法の森で起きていることは、せちがらい実社会と何も変わらないのに、それをプーのとぼけたやさしさがいとも簡単に救ってくれる。

    児童書だからってあなどれない本。

  • やっぱりプーさんの詩の才能はとんでもない。普段の語彙と詩を作るときの語彙が違いすぎるのは何故なんだろう。
    なんだかとっても好きなお話ばかり。最後はちょっと切ないですね。
    みんな頭が良くて、素直で。素直じゃないイーヨーも、多分あれが何より素直な姿なんだと思う。
    イーヨーとウサギのコンビも、トラーとウサギのコンビも、なんだかいい感じ。
    そしてやっぱり、プーとコブタとクリストファー・ロビンの三人が集まった時の、あの和やかな感じがとっても素敵です。

  • 『くまのプーさん』の続編。今作からはトラのぬいぐるみトラー(ティガー)が仲間入り!1番最後は悲しかったな。こうやって人は大人になって何かを忘れていくんだね。クリストファー・ロビンだっていつまでも子どもではいられないんだもの。2012/345

  • 「ぼく、もうなにもしないでなんか、いられなくなっちゃったんだ!」

    本の途中から、クリストファー・ロビンは午前中にプーたちと遊べなくなります。どうやらフクロが言うには「学問をしてる」そうです。

    クリストファー・ロビンは、夏の日にはとくべつのんびりした気分になって、プーたちといっしょにゆっくりと流れて行く川を見つめます。
    はればれとしたのんきな日には、かけ算なんてどうでもいい、という気持ちになります。

    けれども(だれもがそうであるように)子供の時代は少しずつ遠ざかり、「ご解消」が必要になるのです。著者が言うように、「それがいちばんいいこと」なのでしょう。

    でも、魔法の森に行けばいつでもプーに会えるという希望があります。

    クリストファー・ロビンのその後を知る私たちには、それでも少し悲しい結末に思えますが…。

  • トラー(=ティガー)が登場するのはこちらのみ。プーとコブタの友情が泣かせる。ラストは物悲しいなあ。プーたちの暮らす森はピーターパンのネバーランドのようなもので、クリストファー・ロビンが大人になればいつかは失われてしまう。でもこの切なさこそが、この物語が長く読み継がれてきた理由なのだと思います。

  • 読んでいると幸せな気分になる!

  • プーさんの世界を懐かしいような気持ちで読める一冊。
    また読もうと思います。

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