ドリトル先生航海記 (岩波少年文庫 22 ドリトル先生物語 2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001140224

感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃、航海記が分厚くて辞めてしまった記憶があります。

  • 動物語が話せる獣医(もとは医者)のドリトル先生。彼は沼のほとりのパドルビーに1人で住み、庭には動物たち自身が秩序をもって生活する動物園があります。これはドリトル先生シリーズの第2巻で、ドリトル先生の助手になったトミー・スタビンズの語りで物語は進みます。
    知ってはいたけれど、読んだことはなかった児童書のひとつ…なぜもっとはやく読まなかったのかと驚きました。なにしろ面白く、パロディがちりばめられていて、人間について深く考えさせられもします。

  •  動物語が話せるドリトル先生が友人を探し出すため、動物たちを連れて航海の出て、数々の冒険に出会う。

     子供のころ夢中になって読んだ作品を自分の子供の読み聞かせに毎日少しずつ読み進めました。

     子供たちも夢中になって毎日楽しみにしていました。

     自分も子供の頃に戻って冒険を夢見たころを思い出しました。

     井伏鱒二の訳もある意味新鮮でした。

  • おととい読了。久しぶりのドリトル先生。
    ずいぶん以前に読んだときもなじめなかったのだけど、今回久しぶりに読んで、それは随所にソフトに描かれる帝国主義っぽさのせいかもしれない、と思う。たしかにドリトル先生は、動物たちからも、黒人たちからも尊敬されるけれど、その「尊敬」は常に「かしずく」かたちで示される。先生は、いくら常識的慣習に反発を示しても、西洋的ライフスタイル自体は従順に(むしろ、海上でひげを剃り、帽子の有無を気にするくらいの執拗さで)受け入れ、それを崩そうとはしない。王様稼業での振る舞いから察するに、むしろせっせと西洋化に勤しんでいる感もある。動物たちや、ロング・アロー、バンポの価値が認められるのは、ドリトル先生が「価値を認める」地位から追い落とされない前提を認め、むしろ強化するものであるからなんだろうな。こういうの、時代を考えるに仕方ない、と言ってすませていいんだろうか。
    しかし、訳のせいでよけいにそう思えているような気も、しなくもない。

  • 子どもの頃に何巻か読んだと思うけれど、今回も古本屋で見つけた順に読もうかなと。ダブダブは一家に一羽?欲しいよ。先生もなかなか色々なことを考えながら勝負に買ったり、動物としゃべったり、、、。闘牛のシーンでは一瞬、先生が動物と話せて勝てそうなの忘れてひやひやしていました、、。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「古本屋で見つけた順に」
      刊行順に見つかると良いですね、、、私は小学校の時に図書室で借りて読みました。
      そして一番好きなのは「オシツオサレツ...
      「古本屋で見つけた順に」
      刊行順に見つかると良いですね、、、私は小学校の時に図書室で借りて読みました。
      そして一番好きなのは「オシツオサレツ」です!
      2013/05/20
    • ミルキィさん
      今の処、、刊行順なのか良く分かりませんが
      一巻読まずに3巻目ですw
      今の処、、刊行順なのか良く分かりませんが
      一巻読まずに3巻目ですw
      2013/05/26
  • と中読んでいる時は、ドリトル先生は帰れないのか?と思ったけれど、海かたつむりのカラの中に入って帰るのがとても面白かったし、帰ることができてよかった。島の人たちに一生懸命色々なことを教えるドリトル先生がとてもやさしいと思った。

  • 「ドリトル先生と動物たち、クモサル島へ大航海。行きは帆船、帰りは海カタツムリの殻に入って。海カタツムリが改訂を歩くと、海の山や海藻の森、大きな魚やウナギ、難破船が見える。」
    (『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より紹介)

  • オリジナルのドリトル先生は初めて読んだ。
    せっかくなら井伏訳をと思い、岩波少年文庫をチョイス。

    シリーズがたくさん出ていて困ったけれど、スタビンズ君がちゃんと登場するのと、教科書に紹介されているらしいといういことで『航海記』を読んでみた。

    動物たちの、実際の習性とファンタジーがうまく融合していて、面白い。

    福岡ハカセの『新ドリトル』を先に読んだけど、それぞれ楽しめた。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/722638

  • そうそう、こういう感じだったんだっけ、と思い出しながら2冊目を読みました。ちょっとした事件は次々起こるものの、さして興味深い展開になるでもなくサラサラと流れていき、困難も起こるものの「ドリトル先生だから」というだけで特に工夫するようでもなくそれらを乗り越えてゆくのでした。優しい味で歯応えのない柔らかい物を食べているような感じでした。深海に棲む透明の殻を持った巨大カタツムリがでてきますが映像化したらなかなかの見ものになるだろうなと思いました(映画は観ていないのですがそういうシーンがあるのかも)。

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著者プロフィール

1886~1947年。アイルランド人の母を持つ、イギリス生まれのアメリカの児童小説家。代表作は、この「ドリトル先生」シリーズ。2作目『ドリトル先生航海記』で、ニューベリー賞を受賞。

「2017年 『新訳ドリトル先生シリーズ全14巻セット 番外編『ガブガブの本』と日本初公開の短編もふくむ完全版 豪華BOX入り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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