ドリトル先生の郵便局 (岩波少年文庫 23 ドリトル先生物語 3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001140231

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  • オシツオサレツをアフリカに帰してやるための航海中に奴隷船に行き遇い人助けをしたドリトル先生たちは、助けた人の住むファンティポ王国では王様の肖像を使った切手を発行しているものの肝心の配達機能がなっていないことを知り(その為に親類に出した助けを求める手紙が届けられず奴隷として売られてしまった)、行きがかり上、一肌脱いで渡り鳥たちのネットワークを使って郵政改革(!)に乗り出します。やっているうちに世界中から困った動物から相談事が届くようになったり、動物向けの月刊誌を発行したり、どんどん発展してゆき、しまいには天候の予測まで出来るようになったのでした。記憶にあった長生きの泥亀も出てきました。

  • 子供への読み聞かせ、ドリトル先生シリーズ 3冊目。そろそろこっちは飽きてきたのだが(自分が子供の頃に読んだ記憶でも、途中で飽きて「月からの使い」くらいで中断した記憶がある)、子供は一向に飽きる気配がなくニコニコと聞いている。今読むと、差別的と取られる表現(というか、差別的な表現そのもの)が目立ち、最近 新訳が出ているのはこのあたりが原因なのだろうか。それでも思い出の井伏鱒二訳以外を手に取る気にはならない。

  • 最初は郵便局から始まったけど,と中から小包ゆうびんや天気予報も始めていて,どんどん新しい仕事が入ってきて動物たちにも沢山面白い仕事を教えていた。それが面白かった。
    もう一回読むとしたら、しんじゅどろぼうの所を読みたい。

  • 100周年記念版の後に続けて読み始めたので、若干読みにくさを感じましたが面白かったです。

  • 過去記録

  • たった2週間ほどアフリカで休暇を過ごそうとしただけなのに(といっても、船でアフリカまで片道何週間かかるんだ?)、奴隷船をつかまえ、捉われた奴隷たちを元の国に送り返し、奴隷を売るより儲かる商売『郵政事業』を王様に紹介したために、またまた身動きが取れないくらい仕事に追われるドリトル先生。

    元々王様は、マニア相手に切手の販売で儲けていたのだけど、切手を貼れば郵便は魔法で相手に届くと考えていた王様に、郵便制度をシステム化してみせるドリトル先生。
    しかし現地の人々は、監督の目が届かないとわかると全然働かない。
    なので先生は、鳥を使ったシステムを展開するのである。

    って、これじゃあ、ドリトル先生以外の人には使えないシステムじゃん。
    ついには動物相手の月刊誌まで発行することに。
    つくづく先生は、お医者さん以外のことに手を出しすぎると思うのだ。

    それでも動物たちが語る、懸賞付きお話し競争(コンテスト?)のおはなしが、それぞれの動物らしさがあって面白かった。
    ノアの方舟時代から生きている亀の語る物語は、具体的に書かれていなかったので残念。

  • 西アフリカでの郵便局。
    燕などの鳥による郵便。

    ドロンコという亀からの手紙。
    秘密の湖へと繫がる。

  • ドリトル先生シリーズの第3作目。アフリカ人の女性を助けたことが縁で、ファンティボ王国に行くことになったドリトル先生。お供は、シリーズでお馴染みのいつもの動物たち。
    ファンティボ王国のココ王に請われて郵便制度を作ることになったドリトル先生。ドリトル先生が考え出したのは、世界中の鳥たちがの協力を得て、鳥たちが配達する郵便制度。
    身近で飛んでいる鳥、渡り鳥たち、ひょっとして郵便配達中かも・・・などと空想すると、日頃の忙しさをひととき忘れられ、優しい気持ちなれるかも。

  • ドリトル先生物語の第3作目。
    アフリカで郵便事業を行う。鳥の協力のもと、人間だけでなく動物も利用できる画期的な郵便事業、すごいなぁと思った小さなころを思い出す。
    後に紹介されるドロンコの話がでてくるのもこの話から。
    おいしい切手の糊なめてみたいなぁ。

  • あとがきに動物語を話せる理由が書いてありました。

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著者プロフィール

1886~1947年。アイルランド人の母を持つ、イギリス生まれのアメリカの児童小説家。代表作は、この「ドリトル先生」シリーズ。2作目『ドリトル先生航海記』で、ニューベリー賞を受賞。

「2017年 『新訳ドリトル先生シリーズ全14巻セット 番外編『ガブガブの本』と日本初公開の短編もふくむ完全版 豪華BOX入り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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