ドリトル先生の郵便局 (岩波少年文庫 23 ドリトル先生物語 3)
- 岩波書店 (2000年6月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001140231
感想・レビュー・書評
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オシツオサレツをアフリカに帰してやるための航海中に奴隷船に行き遇い人助けをしたドリトル先生たちは、助けた人の住むファンティポ王国では王様の肖像を使った切手を発行しているものの肝心の配達機能がなっていないことを知り(その為に親類に出した助けを求める手紙が届けられず奴隷として売られてしまった)、行きがかり上、一肌脱いで渡り鳥たちのネットワークを使って郵政改革(!)に乗り出します。やっているうちに世界中から困った動物から相談事が届くようになったり、動物向けの月刊誌を発行したり、どんどん発展してゆき、しまいには天候の予測まで出来るようになったのでした。記憶にあった長生きの泥亀も出てきました。
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子供への読み聞かせ、ドリトル先生シリーズ 3冊目。そろそろこっちは飽きてきたのだが(自分が子供の頃に読んだ記憶でも、途中で飽きて「月からの使い」くらいで中断した記憶がある)、子供は一向に飽きる気配がなくニコニコと聞いている。今読むと、差別的と取られる表現(というか、差別的な表現そのもの)が目立ち、最近 新訳が出ているのはこのあたりが原因なのだろうか。それでも思い出の井伏鱒二訳以外を手に取る気にはならない。
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またもアフリカへ。ファンティポ王国で鳥を使った郵便事業をつくり、気象台をつくり、世界の動物たちに通信教育をし、動物向けの雑誌をつくります。海鳥が見つけてきた真珠を使って貧しい小国を助けたり、ノアの時代から生きている大ガメのリウマチを治し、鳥たちの力をかりて新しい島まで作っちゃいます。とにかくどの動物たちもみんなドリトル先生崇拝者で、なんでも喜んで言うことをきくのがすごい。
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ドリトル先生は動物たちと再びアフリカに出かけてファンティポ王国の郵政大臣になる。
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再びアフリカにでかけたドリトル先生はファンティポ王国の郵政大臣に。鳥が手紙を運ぶ郵便局は大成功、動物の通信教育も始まります。ある日、ドリトル先生は太古のカメに会いに奥地へ…。