ドリトル先生の動物園 (岩波少年文庫 25 ドリトル先生物語 5)
- 岩波書店 (2000年6月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001140255
感想・レビュー・書評
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子供への読み聞かせシリーズ。僕が読み聞かせ終わった後、畑正憲の解説はもう自分で読んでいたので、「だったら最初からもう全部自分で読めるじゃん」とも思うのだが、まあ貴重な父子の時間なのでいいことにする。
ネズミの挿話やミステリー仕掛けの後半など、小説としての完成度も高く、ドリトル先生シリーズ中興の佳作。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いろいろな出来事があって面白かった
動物達の街を想像すると可愛かった -
ドリトル先生が作る動物園は、人間が動物たちを見るためのものではなく、動物たちが幸せに暮らす楽園のこと。
「ネズミ・クラブ」「ウサギ・アパート」「雑種犬ホーム」「アナグマ宿屋」「キツネ集会所」「リス・ホテル」
ドリトル先生の家の敷地の奥に、動物たちのために作られた動物園。
治療に研究に執筆にと多忙を極めるドリトル先生は、実際の動物園事業は、副園長のトミー・スタビンズ少年にお任せです。
なので、実は今回ドリトル先生が活躍するシーンは少ないのです。
しかし、日替わりで語られるネズミたちの物語はどれも面白い。
冒険の中に漂う哀切。
これはもしかしたら、ドリトル先生が出ない方が面白いシリーズになるのでは?
なんて思いはじめた時、様相は一変する。
まさかのミステリに。
悪人と名探偵。
ドリトル先生大ピンチ。
ああ、面白かった。 -
上質の人情小説
そして
上質のミステリー
そして
上質の生き物賛歌
です -
2010年10月27日 夫からのプレゼント。
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ドリトル先生の動物園はオリのない動物園。
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「動物園」といっても、人間に見せるための動物園ではなく、ネズミや雑種の犬、ウサギたちが平和に暮らせる楽園-ドリトル先生はそんな「動物の町」を作ることにします。
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動物たちによる、動物たちの為の、動物園。