ライオンと魔女―ナルニア国ものがたり〈1〉 (岩波少年文庫)

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  • / ISBN・EAN: 9784001140347

感想・レビュー・書評

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  • 眼の前に美しい情景が。

    ひとときナルニア国を
    旅してきました。

    ─森のなか、霧は白色
    から金色へと。やがて
    晴れ上がり、眩い日の
    矢が燦々と森の地肌に
    漏れ注ぎ・・・

    ─道行きでは、暖かい
    陽だまりをぬけ涼しい
    雑木林をとおり花々の
    むせぶような甘い香り
    を嗅ぎ・・・

    ─山上に立ち、夕暮れ
    の光に染まり輝く森や
    銀色の川が蛇行する様
    を見下ろし・・・

    ─浜辺では、カモメの
    叫びの中、足の裏に砂
    をふみ、なぎさの波と
    たわむれ・・・

    目を閉じて情景を描き
    ながら、

    ベッドと読書灯だけで
    どこへでもどこまでも。

    私の旅に必要なものは
    大きなカバンではなく
    一冊の本です。

    • 白いヤギと黒いヤギさん
      おめでとうございます。
      これでコルベットさんも"アダムの息子さん、イブの娘さん"と呼ばれるようになりましたね。
      おめでとうございます。
      これでコルベットさんも"アダムの息子さん、イブの娘さん"と呼ばれるようになりましたね。
      2023/09/24
    • コルベットさん
      白いヤギと黒いヤギさん、こんばんは。いつもありがとうございます!いざ、ケア・パラベルの王座へ♪我が家にもナルニア国に通じる衣装だんすが欲しい...
      白いヤギと黒いヤギさん、こんばんは。いつもありがとうございます!いざ、ケア・パラベルの王座へ♪我が家にもナルニア国に通じる衣装だんすが欲しいです。
      2023/09/24
  • 読み易さ抜群だった。

    衣装箪笥の奥にある世界。
    なるほど時系列的に魔術師のおいの物語の後のようだ。
    子供たちは冒険の世界へ足を踏み入れる。
    今回もアスランは果てしなく偉大だった。
    4人の子供たちの冒険も良し。魔女の狡猾さも、その一味も良し。

    出版順ではなく、作者の推奨しているらしい物語の時系列順で読み進めることにする。

    ①魔術師のおい
    ②ライオンと魔女(本作)
    ③馬と少年
    ④カスピアン王子のつのぶえ
    ⑤朝びらき丸 東の海へ
    ⑥銀のいす
    ⑦さいごの戦い

    読む順番は色々と好みがあり議論されているようだ。

    メモ
    衣装箪笥の向こう側の世界はナルニア。魔女が女王として支配する時代。アスランが戻ってくる。魔女の力が弱まる。
    4人の子供たちは、ナルニアに残る予言の子供として描かれる。4人の子供が王位に就くとき、魔女の時代は終わる。アスラン、ナルニアの良き生き物たちと、ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシィの協力で魔女を打ち滅ぼすことに成功。
    その後、ナルニアで王として4人は活躍。ある日、白ジカ狩り(白ジカは狩ったものの願いを叶えると言われている)に出た際に、シカを追って偶然にも衣装ダンスの出入り口に辿り着き、元の世界へ。
    元の子供の姿で、あの頃と同じ時間に戻ってきたのである。そして冒険は終わるが、ナルニア国物語は始まったばかりという数行の文で終わる。

    読了。

    • 辛4さん
      ルイスさんは、遺言で映画にだけはするな、って言っていたそうです。遺族が映画化を進めてしまいました。本の方が圧倒的にいいです。わたしはほんとう...
      ルイスさんは、遺言で映画にだけはするな、って言っていたそうです。遺族が映画化を進めてしまいました。本の方が圧倒的にいいです。わたしはほんとうに何回も読んでいます〜
      2022/12/18
    • ツカチヨさん
      そうなんですね。映画は見ていません。途中で頓挫したようですね。

      ナルニア国物語おもしろいですね。子供の頃に『魔術師のおい』だけ読んで止...
      そうなんですね。映画は見ていません。途中で頓挫したようですね。

      ナルニア国物語おもしろいですね。子供の頃に『魔術師のおい』だけ読んで止まっていました。ある日、いつものように古本屋に行ったら児童文学コーナーでセットを見つけて飛びついちゃいました。
      ずっと読もうと思って後回しにしていました。大人になってから読むのもありですね^^
      私たちもアダムとイブの子ですね~。
      2022/12/20
    • 辛4さん
      ツチカヨさん
      おはようございます。
      コメントありがとう御座います~うれしいです~
      最初の1冊でやめちゃったんですね。
      私は銀のいすが好きだっ...
      ツチカヨさん
      おはようございます。
      コメントありがとう御座います~うれしいです~
      最初の1冊でやめちゃったんですね。
      私は銀のいすが好きだったかも、です。
      青空文庫として英語版も落ちていたように思います。
      本当にお好きなら、そちらも並行して楽しむのもいいかもです~♪
      2022/12/20
  • 夜、樹々の中の街灯を見かけると必ずこの物語を思い出します。

    ルーシィが見つけた雪積もる森の中の街灯。

    一瞬自分のいる場所が衣装たんすの中の不思議な国になる。

  • 「ライオンと魔女 ナルニア国物語 1」
    C.S.ルイス(著) 瀬田貞ニ(訳)

    1950年 出版

    1985年 10/8 第1刷発行 (株)岩波書店
    2000年 6/16 新版第1刷発行
    2020年 1/24 新版第32刷発行

    2020年 9/21 読了

    2013年に発行された
    「岩波少年文庫 読者が選ぶこの1冊」にて
    第3位に選ばれているのが本書。

    本日のBIBLIO RADIOで取り上げようと思い手にしました。

    映画をすでに観ているので情景は簡単に思い浮かぶけど

    言葉から連想さる風景には
    温もりや匂いまでもが浮かんでくる。

    本の勝ち。

    ファンタジーこそ本で読むべきだなまったく。

    • りまのさん
      大好きです!全巻持ってます♪
      大好きです!全巻持ってます♪
      2021/02/06
  • 小さい時、眠る前に親に読んでもらっていた本。
    読み直したら、すごくドキドキしました。ハッピーエンドなのは覚えてるけど、それでも不安が消えないほど。ルーシーが可愛かった。残酷な魔女にエドマンドが操られているのは見るに耐えない。面白かったです!

    • なおなおさん
      さわわさん、この話大好きです。面白いですよね(^^)
      私は大人になってからこの物語を知りました。
      TVをつけたら映画でやっていたのです。
      本...
      さわわさん、この話大好きです。面白いですよね(^^)
      私は大人になってからこの物語を知りました。
      TVをつけたら映画でやっていたのです。
      本も買ったけど積読中^^;
      タンスの中に入って別世界。えーーーっ!?何このかっこいいライオンは?…みたいな。あとお兄さんもかっこいいですね!
      寝る前にお家の方に読んでもらったって素敵なひとときですね(ღˇᴗˇ)。o♡
      2023/08/18
    • りりうさん
      なおなおさんおはようございます。
      毎晩絵本を読んでもらっていました。大好きな時間だったのですが、区切り区切りに読まれていたナルニア国物語は、...
      なおなおさんおはようございます。
      毎晩絵本を読んでもらっていました。大好きな時間だったのですが、区切り区切りに読まれていたナルニア国物語は、悪い展開でちょうど区切られた時は本当にその後なかなか眠れなかったです(*´꒳`*)
      2023/08/19
  • エドマンドの魔女の杖を剣で折ろうとする場面が興奮しましました。


  • クローゼットの奥は雪がふっていて、、、
    何度この物語を読んで、現実にも起こらないかなと思ったことか。スピード感のある展開、そしてこのライオンと魔女がやはりシリーズの中でも一番好きだ。読み返してみても素晴らしかった。

  • 訳者(瀬田貞二)あとがきより抜粋と要約
    ナルニアの年代表
    ―――
    『魔術師のおい』(第6巻)ナルニア生まれる―アスランがナルニアをつくる。人間界からポリーとディゴリー。

    『ライオンと魔女』(第1巻)数世紀のち―白い魔女がナルニアを永遠の冬にする。人間外からピーター、スーザン、エドマンド、ルーシィ。

    『馬と少年』(第5巻)ピーター王のころ―ナルニア全盛時代のある事件。

    『カスピアン王子のつのぶえ』(第2巻)数百年のち―カスピアン王子がナルニアをよみがえらせる。人間界からピーターたち。

    『朝びらき丸 東の海へ』(第3巻)カスピアン王三年―航海王カスピアンが七卿を探しに「朝びらき丸」で東の海に大探検をする。人間界からエドマンドとルーシィ、いとこのユースチス。

    『銀のいす』(第4巻)カスピアン王七十年ごろ―人間界のユースチスと学校ぎらいの少女ジルが王子を助けに行く。

    『さいごの戦い』(第7巻)チリアン王のすえごろ―ナルニアがくずれさる。人間界からはポリーとディゴリー、ピーターとエドマンドとルーシィ、ユースチスとジルが加わる。
    ―――

    全7巻読了後にこの『ライオンと魔女』の文庫に載ってる訳者あとがきをもう一度読みたい。

  • ☆2つに近い☆3つ。子どもが読んだら面白いのかもしれないが、大人が読んでも面白いとまではいかない。
    「はてしない物語」や「指輪物語」を読んだ後の喪失感や充実感はなかったし、「ハリー・ポッター」のようなスリルもなかった。

    お説教は見え隠れするけど、反抗心を掻き立てるほどでなかったので、「名作」に敬意を表して☆3つをつけた。アスランとエドマンドの会話を割愛した点は評価している。

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