カスピアン王子のつのぶえ―ナルニア国ものがたり〈2〉 (岩波少年文庫)
- 岩波書店 (2000年6月16日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001140354
感想・レビュー・書評
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4人の兄弟は出てこないのかと思いきや、最初から登場して安心しました。
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ナル二アシリーズ2作目。前作でナルニアを救った4人がナル二アの危機に再び立ち向かう。前作から1300年後のナル二ア。かつて自分たちの治めたケア・パラベルの王宮は廃墟に。前作でルーシーを馬鹿にして痛い目に遭ったエドマンドがルーシーの意見を信じるのは成長の証が見えていいな。大人になったピーターとスーザンがナル二アに来れなくなるというラストには一抹の淋しさを覚えるがそれが大人になるということなんだろう。2012/632
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第一巻のライオンと魔女でナルニア国に迷い込み、アスランと出会い、悪の魔女を倒しナルニア国の王として統治した四人の兄弟。
それからナルニア時間では1300年の時を経る。木々の精霊は姿を消し、動物たちは話すのをやめ、テルマール人(人間)が権力を独占する世界。
正当な王の血を引く王子カスピアンは叔父のミラースに命を追われ逃げる中、言葉の話せる動物たち(もとナルニア人)に出会う。
スーザンが残していった角笛をカスピアンが吹き鳴らし、助けを呼ぶと、1300年前に王として君臨した四人が再びナルニア国に。
個人的にはストーリーが1巻より面白かった。良い者が悪者に苦しめられる、というのはよくある話だけど、カスピアン陣営も一枚岩ではない。角笛もアスランも信用できない、と言う者、アスランではなく当時対立した魔女を頼ろうという者…。
宿敵ミラースとの勝負が一騎討ち(からの乱戦)で呆気なく終わってしまったのがちょっと物足りないが、子どもにはこれくらいでちょうど良いのかもしれない。 -
ファンタジーにはなくてはならない、魔法使いも、小人も、ゆかいで憎めない動物や仲間たちも、美味しい食べ物も、そして悪者も、圧倒的な力の持ち主も、全てが素敵に描かれていて堪能しました。自分自身にもゆとりがないとファンタジーは楽しめないような気がします。図書館では挿絵に色のある単行本を見つけ読むことができました。ポーリン・ベインズの挿絵は表情豊かで大好きです。
自分の子供たちには読んであげる余裕がありませんでしたが、孫たちとは機会を持てればぜひ一緒に楽しみたいです。 -
本当にこの小説は子供向けなのか?と疑問に思うけど、今回もしっかり白黒つけて、敵ならば殺す、というスタンスで潔い。裏切り者も許さない。
これがまたちびっ子でも容赦ないので、ああ、人を殺してしまった、あわわわ、みたいになる現代の子どもたちなど相手になるべくもない。
なわけだから、概ね戦いとその準備に明け暮れて、行軍、補給、そして戦う、という流れで、野宿も余裕であり、ともかくタフ。
イギリスっ子侮りがたし。 -
アスランー!
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自分の経験、見聞きすることだけに囚われず、正しいことに勇気を働かせることができますように。
C.S.ルイスの作品






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