銀のいす―ナルニア国ものがたり〈4〉 (岩波少年文庫)

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感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001140378

感想・レビュー・書評

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  • 『銀のいす』タイトルが意味深
    物語で出てきたとき、少々悲しいやりきれない暗い気持ちを抱いた。リリアン王子を思う気持ちで。

    すっかりシリーズ名物になりつつある、ちょっぴり風変わりな仲間、泥足にがえもん。出会いから最後まで可笑しい素敵な仲間だった。それだけでなく、ぬまびとのキーマンぶりに読み終えるといつのまにか大ファンです。

    ユースチスとカスピアンの絆は胸熱です


    この魔女は雪の女王と同一人物だったのか…と驚いた

  • 主人公が大人になっていくと、違う子供に主人公交代するというシステムが面白い。

  • ナルニアのシリーズはどんどん面白くなってきた。今回も、空を飛んだり、巨人の国、地下の国と旅をする。地下の国って閉塞感がすごくて読んでいてきついはずなのになんだかとても心惹かれてしまう、、
    泥足にがえもんが今回はいい味出してる。
    長く辛い道程の先に暖かいベッドがあると思うと誘惑には勝てないよね。祭りのごちそうが人間っていうのはなんとなくわかるし、途中で出会った美しい女の人が魔女というのも分かりやすいかな。そこは児童文学らしい。

    基本的にいい子と悪い子が出てきて、そこに諭す保護者的役割がいて、最後はアスランの言葉や行動で救われるっていうのはここまでずっと同じなんだよね。

    聖書の教えを子供に伝えるために書かれたということだから、聖書を知っていればもっと深く読み解けるのかな、、

  • 表題の「銀のいす」ってそういう意味か。ナルニアを救うためにアスランが人間界からやってきたユースチスとジル、沼人へヒントを授け、行方不明となったカスピアン王子の息子を探しに行くというストーリー。これまで読んだナルニア国シリーズの中で長い旅の辛さが特に強調されているようだった。巨人達とのやりとりが面白く巨人の料理辞典?の「ニンゲン」「ヌマビト」の記述は思わずクスッとしてしまった。そしてカスピアン王子の死。ユースチスが年老いたカスピアン王子に対して感じた哀しさが胸に迫った。シリーズの主要人物も亡くなったことで児童向け小説とはいえこのシリーズも綺麗な終わり方ばかりではないのだと何だかハッとした。

  • 第一巻のレビューを参照してください。

  • ナルニア国物語シリーズ第4巻。第一作の主人公のぺペンシーきょうだいは誰も出てこないので少し淋しい。今回はユースチスとジルが行方不明の王子を探しに行く冒険。ナル二アという国は広大で奥が深い。2012/644

  • ちょいとひっかかるところもあるけど、ここまでの4冊の中では1番好きかも。特に出だしが。

  • とにかく、泥足にがえもんがよかった!
    ネガティブで心配事ばかりしていると思えば、ここぞというときには誰よりも勇敢で頼りになって、とってもかっこよかったです。
    かっこよくないのに、というギャップがいいです。
    最後の「いくらあたしがきりょうよしだからってね。」のところが本当にかわいくて笑ってしまった。

    物語はと言えば、面白かったんだけど、ちょっと失速したような気もしないでもないような。
    ジルが微妙だったかな…ユースチスが成長してたのは嬉しかった!
    もう少し見せ場があってもよかったのに!

    14章の「この世の奥底」の、穴からいろんなひとたちに引き上げてもらうシーンがとても好きで何回も読みました。
    挿絵もかわいい。お茶持ってくるフォーンや、あんまり役に立ってなさそうなリスたちや、みんなにこにこして働いてる姿がいい。
    そのあとの美味しそうなごちそうも良かった!
    ごはんをいただく、という喜びって人間の根本的なものなんだなぁと思いました。

    あと、いくつか疑問点も。
    ・ものいうけものは食べたらだめで、ものいわないけものはいいの?(よく考えたら確かに前からハムとか食べてたけど)
    ・ジルとユースチスは洋服をどうしてそのまま持って帰れたのか
    ・帰るタイミングを選べたのは初めて?

    これから明かされていくのかな〜。

  • 泥足にがえもんがよかった。

  • 第4巻。ユースチスとジルのお話。りりしかったカスピアン王子がなんと!?子供向けの本ではあるけど、文体が少し昔風なので想像力をフルに働かせて読まないといけない。

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