- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001140378
感想・レビュー・書評
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『銀のいす』タイトルが意味深
物語で出てきたとき、少々悲しいやりきれない暗い気持ちを抱いた。リリアン王子を思う気持ちで。
すっかりシリーズ名物になりつつある、ちょっぴり風変わりな仲間、泥足にがえもん。出会いから最後まで可笑しい素敵な仲間だった。それだけでなく、ぬまびとのキーマンぶりに読み終えるといつのまにか大ファンです。
ユースチスとカスピアンの絆は胸熱です
この魔女は雪の女王と同一人物だったのか…と驚いた -
主人公が大人になっていくと、違う子供に主人公交代するというシステムが面白い。
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ブログをこちらに書きましたので、宜しければお読みください。
↓
http://sommelierofbooks.com/fiction_nonfiction/silverchairofnarnia/
世界三大ファンタジーの1つ『ナルニア国ものがたり』。
第1弾の『ライオンと魔女』は壮大で
『世界三大ファンタジー』の呼び名に
ふさわしい作品でした。
しかし第2弾、第3弾は『駄作』と言っても
過言ではない残念な出来でした。
しかし第4弾は輝きを見事に取り戻しました。
今から60年以上前に書かれた、
まさにファンタジーの原点である
『ナルニア国ものがたり』
の中でも、特にお子さんに読んでほしい
『勇気の旅のものがたり』です。 -
何でか前半、物語に入り込めず。ジルのキャラクターに馴染むのに時間がかかったのだろうか、ペベンシーきょうだいの頃の感覚が抜けきれなかったのかも知れない。だとしたら大人の悪い癖。後半は例の如く、先が気になって一気に読み進めた。ラストはどうなんだろう?大団円という意味では小気味良い。というより、アスランは別世界の存在のようで、何処にでも在る存在だということの証なのだろう。今回はあとがきが圧巻(ただし若干のネタバレあり)。
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相変わらず時代感がナイスで、こういう表現を使った本が今後生まれることはないだろうから、貴重なんじゃないか。
今回のポイントは巨人かね。ただ石を投げるだけの愚かな巨人、という方はまだしも、賢い巨人の方は恐ろしいというか、まぁある意味ペットから見た人間てなもんで、エサをやって気が向いたら食うわけで。これを読んで子どもたちもベジタリアンに転向すること間違いなしである。
更には言葉を理解しない獣は食って良いけど、理解する獣は食っちゃだめ、という、知的なら殺すな西洋主義が理解できるのではないか。イルカはダメでブタはOKなわけですよ。
てかブタは蔑視表現として連発されているので、ブタも可哀想に。まぁ美味いから食うけどね。 -
ナルニアも、ついに4巻。
前の巻が海なら今回は地下の冒険。
王子を探して冒険する話だが、みそは「目的の忘却」にある。登場人物が皆自分が何者であるか、忘れてしまう。何が正しいのか分からなくなるというのが今回のテーマ。
それ故、これまでと比べてグダグダで新キャラの泥足にがえもんの性格も相まってじめじめした雰囲気がある。
ただ、最後にそれらを吹き飛ばすカタストロフがやってきて大団円になるのでとても読み心地が良い。 -
第一巻のレビューを参照してください。
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ナルニア国物語シリーズ第4巻。第一作の主人公のぺペンシーきょうだいは誰も出てこないので少し淋しい。今回はユースチスとジルが行方不明の王子を探しに行く冒険。ナル二アという国は広大で奥が深い。2012/644
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2014年10月に実施した学生選書企画で学生の皆さんによって選ばれ購入した本です。
通常の配架場所: 開架図書(2階)
請求記号: 933.7//L59 -
ちょいとひっかかるところもあるけど、ここまでの4冊の中では1番好きかも。特に出だしが。
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4巻目。ユースチスとジル、ナルニアへ。
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映画で観ていない部分へ突入
まったく前知識なく読みましたが、
面白かった!!
朝びらき丸より面白かった気がします
ユースチスが、すっかり頼れる子になってて感激。
最後、カスピアンがユースチスと会わずに死んでしまうのは寂しいなあと思っていたから
ナルニアではない場所だけどふたりが再会して嬉しかった
現実の世界に戻って、いじめっこたちをおどかすっていうのは
ちょっと違うような気がしましたが、
それがきっかけで学校も正されるっていう展開は、
卒論で調べたルイスの、学校嫌いなところがそうさせているのかなと思いました。
ナルニアを読んでいると本当に、
セントールやフォーンや小人やドリアードたちが身近に思えてくる。
もっともっと彼らのことを知りたいとさえ思う。
にがえもんさんが魔女に対して言った言葉が
いちばんのメインだったんでしょうね。
今ここにある世界よりも、頭で想像した世界のほうがよっぽど確かだという主張は
現実世界じゃ通用するもんじゃないと思うけれど
これもルイスの心に確たるものとしてあった考えなのでしょう。