冒険者たち ガンバと15ひきの仲間 (岩波少年文庫 044)

  • 岩波書店 (2000年6月16日発売)
4.18
  • (189)
  • (109)
  • (109)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 1270
感想 : 151
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784001140446

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ガンバ ガンバ ガンガンガンバッ ハッ(^^♪

    みんな大好きアニメ「ガンバの冒険」の原作。
    読んでる間中、ずっと頭の中で歌ってたわ。

    波が踊るよガ~ンバ 水平線だよガ~ンバ♪
    ガンバ ガンバ ガンバと仲間たち♫

    そう。
    アニメはガンバにヨイショ、ガクシャ、イカサマ、ボーボ、シジン、忠太の7匹だったが、原作はなんと16匹!

    しっぽを立てろ~ オッホッホ オッホッホ~
    アホウドリがついてゆく~ ヤッハーイ♪

    大筋はアニメといっしょ。
    でもアニメの方がおもしろいな~。
    アニメだと島に着くまでが長くていろいろあって、そこまでが前半で、島に着いてからが後半って感じだったけど、原作は一日で島に着いてしまう。なんにもなく一晩寝たら着くだけ。
    あれもなかったな。
    ノロイたちイタチは硫黄の匂いが苦手で火山の近くに逃げ込んだネズミたちを攻められないって設定。
    原作だとただの海の近くのイタチが入れない狭い岩場に逃げ込むって話だった。
    あれもない。スパイの話。潮路姉ちゃんの幼馴染で太一とか太郎とかそんな名前の兄弟で、弟がノロイの人質になっていて止む無くスパイしてネズミたちのなけなしの食料を穴に落としてダメにする話。あの悲しい話もなかったな。弟が病気になって裏切った仲間たちに頭を下げて、結局兄ちゃんはノロイに殺されるんだっけか。

    さかまく~波とひらめく~空が
    ガンバと~仲間を打ちのめす~♪

    最期もちょっと違ったけど、やっぱアニメのほうがいいわ。
    読みながら各声優さんの声が頭に甦ってきて、その声で本を読むというおもしろい体験だった。
    アニメのノロイは死ぬほど怖かったよな~。
    チビリそうだったわ。

    旅は もう これま~でだ~
    冒険を~ 打ち切ろう~♪

    意外だったのは、じつはこれは三部作の中編だったってこと。
    「グリックの冒険」
    「冒険者たち」(本作)
    「ガンバとカワウソの冒険」
    と、なっている。

    けれど ガンバは ゆ~びさした
    小さな し~まを~♪

    どうせなら全部アニメ化してくれんかな。

    カモメはうた~う 悪魔のうた~を
    帆柱に朝日は昇る~
    けれ~ど 夕日は
    おまえと 仲間の~
    ドクロを~ うつす~♪

    いやエンディングの曲が怖すぎ。

    いいアニメ作品だったな~。
    今じゃとてもアニメ化なんてできなさそう。
    昔の方がなんでもやってしまえ的なハチャメチャな作品が多くて楽しかった。
    ルパン三世なんか第一話から不二子ちゃんがエッチな拷問にかけられたり、キューティーハニーとか、メルモちゃんとか、ギャートルズとか、ど根性ガエルとか、いろいろ楽しかった。
    最近のは転生ものとかハーレムものが多くて、なんだかな~。
    いろいろ制約が昔より増えてたいへんなんだろうけど、もっと尖った冒険的な作品を作って欲しいよな。

    (。´・ω・)ん?
    なんのレビュー。まあいいや!(^^)!

    • yukimisakeさん
      YouTubeで1話だけ見ましたが、ほんまにエンディングめっちゃ怖くて笑いました笑
      ガンバの声が悟空?!
      イタチ怖い…
      YouTubeで1話だけ見ましたが、ほんまにエンディングめっちゃ怖くて笑いました笑
      ガンバの声が悟空?!
      イタチ怖い…
      2024/07/07
    • bmakiさん
      あ、そうだ。ガンバ悟空の声でしたね!
      あれ、めっちゃ血が出るから、幼い私は苦手でしたよー。

      タイムボカンシリーズは大好きでしたが、や...
      あ、そうだ。ガンバ悟空の声でしたね!
      あれ、めっちゃ血が出るから、幼い私は苦手でしたよー。

      タイムボカンシリーズは大好きでしたが、やっぱりヤッターマンが1番ですかね♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
      2024/07/07
    • 土瓶さん
      挿し絵もついてるんだけど、アニメの擬人化されたのじゃなくて普通のネズミの絵だから、どれがガンバか区別がまったくつかない(笑)
      挿し絵もついてるんだけど、アニメの擬人化されたのじゃなくて普通のネズミの絵だから、どれがガンバか区別がまったくつかない(笑)
      2024/07/07
  • 町ネズミのガンバは、友達のマンプクに誘われ港で行われるネズミのパーティにー行く。
    船乗りネズミ、港ネズミたちとの盛り上がったパーティーの終わりの頃、瀕死のネズミ、忠太が助けを求めに来る。
    忠太は夢見が島のネズミ。数年前まで平和だった島にイタチたちが住みつき、仲間のネズミたちは次々狩られ、残ったネズミたちは隠れ暮らしを余儀なくされているという。
    忠太が口にしたイタチのリーダーの名前を聞いたネズミたちは色めきたつ。

     「白イタチのノロイ」

    それはふだんは個別に暮らすイタチをまとめる統率力と、魔術のような技と話術で小動物たちをを骨抜きにして次々に狩っては食い殺す恐ろしい相手だった。
    ノロイとは闘いたくないとその場を去るネズミたち。
    だがガンバは忠太と共に船に乗る。
    そして数匹のネズミたちも密航していた。
    こうしてリーダーに選ばれたガンバは15匹の仲間たち、マンプク、ヨイショ、ガクシャ、イカサマ、シジン、イダテン、アナホリ、カリック、バス、テノール、ジャンプ、バレット、ボーボ、オイボレ、そして忠太と共に島へ向かう。
    それはノロイと闘うというよりも、島ネズミたちと運命を共にするための旅だった。

    島に着き、隠れ住むネズミたちと合流したガンバたちは、島に残っている唯一のネズミの隠れ場所、海辺の崖の洞穴に籠る。
    環境の違う島ネズミたちとの交流や確執を経て、ガンバたちは島ネズミが無事に暮らせる方法を考えてゆく。

    ある晩ノロイに引き連れられたイタチたちがネズミの洞穴に向かい並び立つ。
    腹を空かせ閉じ込められているネズミたちの耳に、魔の誘惑のように奏でられるノロイの声。
    それはネズミたちとイタチたちとの四夜に渡る闘いの始まりだった。

    ===

    昔アニメ番組をやっていたときは見ていなかったのですが、話もキャラクターも面白く、今からでも見るべき作品ではないかと思った。
    アニメでは「ガンバと7匹の仲間たち」でしたね。さすがに15匹は多かったか。
    最近3Dアニメ映画化されたようで、6歳の次男が予告で「みたい」と興味を持ったので、「それより読もう!」と本を借りてきた…んだが、結構長くて私が音読してったので、かなり時間がかかってしまいました。
    しかし文章はかなり読みやすく、描写も素晴らしく、展開もドキドキわくわくと、大人が読んでも完成度の高い児童文学です。
    名前だけで特技が分かるようなネズミたちの個性と作戦、町ネズミのガンバが初めて海を見たときの感動、島に着いた時ののどかな風景から島ネズミを探すための過酷な旅、ノロイの怖ろしくも妖しい存在、そしてネズミたちとイタチたちの最後の死闘。
    挿絵が動物絵でおなじみの藪内正幸なので、登場人物(動物)たちの特徴をよく捉えています。

    シリーズで前後の話もあるようで、読んでみたいと思いつつ、もっと長い文章を私が音読するのはちょっと大変だな~~と考え中。


    P85~
    ヨイショの声にガンバはそろそろ目を開けてみました。ペンキを塗ったばかりの甲板が、太陽の光を浴びて真っ白に光り、まだ雨がすっかり乾ききっていない部分はキラキラ光を反射していました。 (…中略…) その向こうに鉄の手すりが船を取り囲んでおり、さらにその向こうに…、ガンバは手すりの向こうにあるものを見たとき、突然バネ仕掛けの人形のようにぴょんと飛び上がると、今度は酔っ払いみたいにふらふらしながら舷側に近づいていきました。そしてベンチの下に入ると、右手を軽く上げ、遠くを指すような格好をしながら、
     「海だ!」
    と、ため息交じりにつぶやきました。
    (…中略…) ヨイショがまた言いましたが、ガンバはやはり口を半分明けたまま海を見つめています。やがて、心地よい潮風が潮の香りを運んでガンバをやさしく包むと、ガンバはまたしてもぴょんと飛び上がり、ヨイショの止めるのも聞かず、人間の足の間を走り抜け揚錨機の近くまで走って行きました。そして追いついてきたヨイショを見ると、目の前に広がっている海を見て
     「これも海か!」
    と怒ったような震え声で言いました。
     「ああ、これも海だ。」
    ヨイショが答えました。ガンバはまた走りだし、舳までいくとまたまた目の前に広がっている海をじっと見つめ
     「これも海か!」
    と、泣き叫ぶようにいいました。
     「ああ、これも海だ。」
    するとまたガンバは走りだし、今度は舷側に沿って横目で海をにらむようにしながら、一気に艫まで走って行くと、ハアハア息を切らしながら
     「これも全部海か!」
    と言いました。
     「ああ、これも海だ!」
    ヨイショもできる限りでかい声を出して応えました。ガンバは肩を震わせながら座り込んでしまいました。船の通った跡が一筋の黒い青色になり、その上をカモメが数十羽すいすい飛び回り、時々さあーっと海に飛び込んでは魚をくわえ、また飛び上がっていました。あとはどこもかしこも海と空だけでした。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      淳水堂さん
      制覇されたんだ素晴らしい、、、TVマンガ版しか知りませんが、色彩感覚と構図が凄く素敵でした。

      原作を読むと、マージェリー・シャ...
      淳水堂さん
      制覇されたんだ素晴らしい、、、TVマンガ版しか知りませんが、色彩感覚と構図が凄く素敵でした。

      原作を読むと、マージェリー・シャープの「ミス・ビアンカシリーズ」が読みたくなり、、、

      ヒグマと対峙する設定には、残念ながら必然性が見つかりませんしね。
      2021/05/29
    • 淳水堂さん
      猫丸さん
      ノロイはTVアニメは一番怖いかもですね。
      もちろん原作もコワイけど、TVのはまさに絶望感。
      話でも、リスがキツネに狩られると...
      猫丸さん
      ノロイはTVアニメは一番怖いかもですね。
      もちろん原作もコワイけど、TVのはまさに絶望感。
      話でも、リスがキツネに狩られるとか、結構シビアな話もありましたね。
      そして歌も良かったですね。リズム感の良いオープニング、絶望感漂うエンディング。
      キャラクターも、原作のネズミたちをうまくアレンジしていたし。
      ミスビアンカは読んでませんが、
      ネズミって絵本や児童書の主人公になることが多いって思いました。

      2021/05/29
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      淳水堂さん
      確かにデフォルメされたイタチは恐ろしさが際立っていました。原作の挿絵は薮内正幸の素晴らしいものですが、ちょっと負けてたかも、、、...
      淳水堂さん
      確かにデフォルメされたイタチは恐ろしさが際立っていました。原作の挿絵は薮内正幸の素晴らしいものですが、ちょっと負けてたかも、、、比べるのは間違いだと思いますが。。。
      再読したいネズミの話は「川の光」と「トンデモネズミ大活躍」かな、、、
      あっ猫は「ガンバとカワウソの冒険」が此のシリーズでは一番好きです!
      2021/05/30
  • 何十年ぶりかに読んだ
    なんと言っても薮内正幸さんの挿し絵あってこその作品だと思う
    私のお気に入りはボーボ

  • 久ーーしぶりに読むガンバ!
    アニメシリーズは観ていなくても「ガンガンガーンバ♪」が頭を回り、ガンバが野沢雅子で脳内再生されてしまう不思議。

    街に住むドブネズミのガンバは、イタチと戦う島ネズミの忠太と出会います。島のネズミを救うため、船乗りネズミたちと共に島へ渡ります。
    ネズミ達のキャラクターが楽しく、それぞれが自分の得意分野でちゃんと活躍するのが気持ちいい。
    アニメでは「ほのぼのとかわいいネズミ達」「ちびるくらい怖いイタチ」という描かれ方ですが、原作では白イタチ・ノロイの美しさも印象的。
    薮内正幸氏の写実的で迫力のある挿絵がたくさんなのも嬉しい。子どもたちの想像は挿絵で補われて、さらに広がっていくだろうなぁ。

    街・船・島と、住む場所の違うネズミ達が力を合わせイタチに立ち向かう、まさに冒険モノの楽しさ全部のせ。
    いろんな感情に振り回されて、胸おどる読書体験ができるんだけどな。子どもたちみんな読んだらいいのにな。
    ウチの娘たちは全然興味ないみたい…まぁでも本棚にはずっと入れとこうと思います。

  • ドブネズミのガンバはマンプクに誘われて
    町を出ていく
    港にたどり着いた2匹
    港の小屋でたくさんのネズミ達に出会い
    帰ろうとした時に
    傷ついたネズミ忠太が出てきて
    家族や仲間を助けて欲しいと言われる
    ガンバと仲間達は忠太の家族を助けに
    夢見が島へ渡る
    ドブネズミ対白イタチの戦い

    対象は小学校4、5年生以上

    アラフォーおばさんも
    ハラハラドキドキ夢中になって読み
    ラストの方ではじーんとした
    世界観が凄かった

  • 図書館がしばらく閉館だったため、大好きな本書を再読。
    鬱々とした自粛モードの中で、気持ちが前向きになれる。
    ガンバ、最高!

  • 母がガンバのアニメが好きだったので、小さい頃はガンバを見せられていました。
    ストーリーはほとんど覚えていないのですが、テーマ曲とオープニングのノロイがすごい怖かったことは鮮明に覚えています。

    原作を読むのは初めてです。
    夢中になって読みました。
    仲間たちとの絆に、生きるための闘いの最中に芽生えた恋に、涙が出ました。

    イタチとの闘いの中で、15匹の仲間たちが特技を活かしてピンチを切り抜けていく姿から目が離せなくなっていました。
    特に、シジンがかすれる声を振り絞って仲間を呼び戻すシーンが印象的でした。

    関連する『グリックの冒険』と『ガンバとカワウソの冒険』も読もうと決意しました。

  • 子供の頃アニメで見てました。イタチがおっかなくて、エンディングの歌が絶望感全開の歌だったことしか覚えてませんでしたが(^_^;)
    この度読む機会があり、改めて読みましたが、これは児童向けの冒険小説としては名作だと思いました。
    十五匹の仲間がでてきますが、一匹一匹ずつちゃんと見せ場があって良かった!
    最初は、歌やダンスが上手いからなんやねん⁈と思いながら読んでましたが、イタチとの闘いでそれらのスキル?のおかげで見せ場が作れてましたからね。
    あ、でも推しはイカサマでお願いします(笑)

    自分の子供にも是非読んでもらいたい一冊でした。

  • 子どもたちの読み聞かせで初めて読んだ作品。
    個性あふれるネズミたちが主人公のお話は、
    小学生の頃にハマった「ミス・ビアンカシリーズ」以来かな。

    ネズミのガンバが主人公で、次々に出会う周りの仲間たちとともに冒険に巻き込きこまれていく。
    ガンバは最初からやる気のある主人公キャラではないのも面白いところ。
    ほんのちょっと責任感が強くムキになりやすい性格なだけで、彼を取り巻く周りの環境が、ガンバをみんなのリーダーに成長させていくのも見事。

    途中からどんどん緊張感が出てきて、
    えっ?えっ?
    っていう予想外の展開が続いて、
    中盤以降は、伏線の回収も見事で、
    最終章は完全にネズミたちと一緒に大冒険してる気持ちになってしまい、
    私の声が震える瞬間もあり(笑)、
    とても充実感のある冒険物語だった!

    小6と年長の子どもたち二人が、
    どんどん物語の世界に入り込んでいくのも伝わったし、
    私も未読の本だったこともあり、
    新鮮に純粋に楽しむことが出来た。
    言い回しや熟語が難しい言葉も少しだけあったけど、ついてこれた様子。
    挿絵もとにかく素晴らしい❣️❣️

  • ずっと読みたいと思ってたので、この機会に読んでみたよ。
    アニメ版も有名だよね。
    私は子供の頃に見てたのかなー?って思って調べたら、まだ私が生まれる前のアニメだった。
    
    原作小説の方は、児童書にしてはなかなか分厚くて、読み進めていくうちに内容も大人っぽくてビックリした。
    台詞回しとか。
    
    そして、薮内正幸さんのイラストがまた素晴らしいんだよね!
    表紙のツブリに乗るガンバがとっても格好いいし、所々出てくる挿絵も全部素敵。
    
    ひとつ勘違いしてたのが、他に『グリックの冒険』と『ガンバとカワウソの冒険』があるんだけど、『冒険者たち』が1巻だと思ってたら、『グリックの冒険』の方が先に刊行されてて、そちらの脇役がガンバだったんだって!
    今で言うとこのスピンオフだね!
    こちらから読んじゃったけど、全く問題無かった。
    
    
    今回久々に児童書読んだんだけど、やっぱり名作と言うのはいくつで読んでも面白いよね。
    子供から大人まで楽しめる。
    こんな状況だし、お外で遊べないお子さんと一緒に大人の方も読んでみても良いんじゃないかと!

  • 3/26読了。
    あー読んでよかった!夫が「ガンバ」世代でアニメを知って、CGの映画「GAMBA」も見て、あれっ、仲間がちがう、本当は…?と思って原作へ。
    作者の斎藤さん、名前は知ってたけど思い出せず…調べたら瀬田貞二さんの講話記録者で、今は浦和の幼稚園の園長先生。

    物語の文体が大好き。はじめの2ページで、自分が好きな文でさらさら読めるぞ!って思った。ガンバがはじめまったくやる気と情熱のない男だったのが意外だったし(笑)、アニメも映画にも出てこないイダテンが私は好きだと思ったし、15ひきも仲間がいたなんて、そのひとりひとりに名前と特徴があったんて驚いた。
    特に驚いたのは、シジン。アニメにもいるけど、原作の方がもっと存在が霞んでる。
    ガンバの言うとおり、本当に雨の詩しか読めないとねずみだと思っていた。
    ところがノロイとの戦いで、その活躍たるや!
    シジン、見直した。いなくてはいけない存在だった。
    ノロイとの戦いも面白い。どうしてかイタチが、全然実力行使してこない。頭脳戦が連日続く。あと2日持ちこたえる、あと22時間、それがけっこう長い。長いのが原作の面白いところだと思う。

    最後の海上決戦でのオオミズナギドリの登場から、ノロイの最期までは、びっくりする展開だった!

    アニメよりずっとクールでかっこいいガクシャ、アニメ通りせりふの多いイカサマ、面倒見のいいヨイショ、のんびり屋のボーボ、そしてキーマンのマンプク。
    仲間たちの名前だけでも面白い、7年後の娘に絶対おすすめの一冊。

  • くぅ~っ!胸が熱くなる1冊!

    性格や能力の違うネズミ達がが、それぞれの持てる力を惜しむこと無く発揮して、イタチのノロイをやっつける、冒険の物語。
    誰か1人でも欠けていたら、果たせなかった!
    最後はほろりと泣けてしまう…

    子供の頃に是非とも読みたかった(´。`)

  • 人生初泣き小説。
    初めて海を見て「これが海か!」と叫ぶガンバの感動と、ヨイショが「そうだ」と応える誇らしげな感じ。
    ロマンがギュッと詰まっている。

    そしてアニメでも小説でも、イカサマはカッコイイ。
    登場するネズミが多いので、数をぐっと絞ったアニメの判断はとても正解。

  •  本書を読んでからイタチ=悪の図式が刷り込まれた。アニメは観たことがないが、ノロイの挿絵に恐怖を覚えた小学生時代。仲間たちが海で一列になってイタチを迎え撃つシーンが胸熱。歌やダンスで戦うシーンもすっかり忘れていたが、それぞれの仲間にスポットライトが当たってワクワクしたなぁ。得意なことを活かして戦いが苦手なものも精一杯仲間のために頑張るネズミ達に勇気づけられるし、大事なことを教えてくれる。また児童文学の魅力に惹かれ、児童文学熱が再燃してきた。

  • すごく丁寧な描写が続き、好感がもてます。ハラハラしながら一気に読了しました。

  • この原作版での仲間の一人「ボーボ」はその名の通り、ボーっとした性格で、仲間たちが議論を白熱させても、ひとりボーっと「さかなになって海を泳いでみたい」と考えている。
    そのボーボが、イタチとの長い戦いで仲間がみんな疲れ休んでいるとき、突然叫び声をあげ、一人で突っ込んでいった。イタチが隙をついて岩の間から入り込みネズミたちを襲おうとしていた。
    別に誰かに指示されたわけじゃない。ボーボだって、できたら危険なことは避けて、いつものように空想にひたる自分の好きな時間を過ごしていたかったはず。でもボーボは突っ込んだ。気がつけば体が動いていた。そしてボーボは・・・

    「ガンバと15ひきの仲間」の題のとおり、ひとりのヒーローだけの物語じゃない。いろんな性格、いろんな考え方が、時にはぶつかりながらも、ある瞬間、ひとりの力が最大限に輝く場面が描かれる。ふだんは脱力キャラのボーボも、勇者として敢然と戦い、そして仲間を守った。

    人間でも同じと思う。万能な人間なんていない。自分が力を発揮できる、その瞬間をいかにして見逃さないようにするか。そして、その瞬間が来た時、いかに最大限に自分の力を発揮するか。それが自分のみならず、仲間のためになれるのならば最高だ。

    薮内正幸さんのイラストは、ネズミやイタチの毛の細部まで丁寧に描きこまれ、それが擬人化されて歌ったり踊ったりしている姿が自然に見えるのも、すごい力量です。300ページのネズミとイタチとのダンス合戦のイラストに笑みがこぼれ、340ページの岩の隙間でのイタチとの激闘シーンのイラストに手に汗にぎり、そして357ページのイラストでは涙することでしょう。
    (2010/3/14)

  • 小学生の時に読んで、衝撃を受けた作品。
    実は三部作?の二巻目らしいのだが、これが発端だと思っていた。

    イタチの首領、ノロイの描写が美しい。
    毛並みや動き、そしてその描写に見合った言葉で、ガンバたちネズミを巧みに誘惑しようとするのだから、恐ろしい。

    そうして、圧倒的な戦力差を知りながらイタチに牙をむくネズミたちに胸を打つ。
    私が好きなのは、ノロイたちが美しいハーモニーでネズミたちを穴から出そうと歌うのに対して、序盤で湿った詩しか作れないと嘲られたシジンが懸命に対抗するシーンである。

    小さなネズミ一匹が、大量のイタチ相手に歌で勝負するというのは、想像すると……なのだが、とてもドラマチックに描かれている。

    また、ネズミのリーダーであるガンバの、リーダーながら自分の立ち位置をよく分かっている発言がいい。
    周りの仲間は教師でもある、と言い切るガンバのリーダー像は、なんというか児童文学を超えた重みがあるように思う。

    かつて読んだ時よりは、ややドキドキ感が薄れた悲しい大人の私だが、それでもしっかりと味わうことが出来た。
    是非、名作として継がれていって欲しい。

  • 古臭い言葉で表現するなら、「義を見てせざるは勇無きなり」の一言になるのでしょうか?
    天敵に立ち向かう無謀さは頂けませんが、それでも立ち向かわざるを得ない時もあると心の隅で思っています。

    ネズミさんの話は名作が多い。少年文庫の「ミス・ビアンカ」もお薦め、、、

    もうひとこと。或る意味では真逆の話と言える三木卓「おおやさんは ねこ」(福音館書店)も是非!

    冒険者たち/斎藤 惇夫, 薮内 正幸|岩波少年文庫 - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/book/b269519.html

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      <ザ・ベストセラー>「ガンバの冒険」放送50年:東京新聞デジタル 2025年5月18日 有料会員限定記事
      https://www.tokyo...
      <ザ・ベストセラー>「ガンバの冒険」放送50年:東京新聞デジタル 2025年5月18日 有料会員限定記事
      https://www.tokyo-np.co.jp/article/405421?rct=book
      2025/05/20
  • ガンバ!ガンバです~^^
    アニメのガンバは、再放送してるのをほんのちょびっと見たことはあるんですが、全然見たことないに等しく、
    本も初めて読みました。

    なにこの感動・・!
    すごいスペクタクルでした。泣ける・・!

    序盤はガンバの消極的というか家から離れたがらない慎重な性格に「へーーー原作のガンバはこんなんなのかあ」と思ってたんですが
    一貫してガンバは意外とリーダーっぽくなく、
    特に何かに秀でているでもなく、
    「ガンバ」という名前にもちょっと疑問が・・
    いや、別にガンバきらいじゃないけど!
    ガンバがんばってたけども!

    次々と出てくるネズミたちに、「ああこんなキャラいたなあ」とか「こんなのいたっけ・・?」みたいな感じで
    16ひきも出てくるから覚えられない!と心配したけど
    みんなの特技とか特徴がそのまま名前になってるから覚えやすくてよかった^^

    覚えてないけどアニメでは16ひきもいなかったような気がする
    ので調べたらやっぱり7ひきらしい!
    そうかそうかー

    イタチと闘う演説をしたけどみんな出てっちゃって、
    ガンバと忠太だけで船に乗り込んだけど、
    次から次へと仲間が出てくるところはガチで泣きました・・
    こういうの弱い^^

    島に入ってからのあれこれは、ドキドキしたし普通に面白かった

    ノロイとのたたかいは、ちょっと「ん・・?^^」って思ったけど
    シジンとか、バス・テノールとか、バレットとか
    出番あるのかな~と思ってた(笑)ネズミたちにもちゃんと活躍があってよかった。
    ボーボが泣けた・・そんな予感したけど、その予感気にしないで読んでたから、まさか!って感じで・・
    イカサマいいやつだなあ・・

    アナホリがとんだところで出番があってちょっと・・><

    こんな感動したり、わくわくするとは思わなかった。
    ぜひアニメも見たい!と思ったけど昔の作品だし見れなそうなので
    動画サイトでちょびっとだけのを見たら

    ノロイ様(様つけたくなる)が怖すぎてびびりました・・!
    何このモンスター!!笑
    ちょーーこわいよ
    これじゃネズミじゃなくたって闘いたくないよ・・

  • 情景描写がとても凄くて自分もガンバたちと一緒に冒険しているような感覚になれるのが大好きです。
    私はこの本を読んで読書の楽しさに惹き込まれて行ったので色んな人に読んで欲しいです!

全135件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

斎藤惇夫 1940年新潟市生まれ。小学校一年から高校卒業まで長岡市ですごす。長年子どもの本の編集に携わり、現在は、著作と、子どもの本の普及活動を続ける。著書に『グリックの冒険』『冒険者たち』『ガンバとカワウソの冒険』『哲夫の春休み』(以上、岩波書店)、『おいで子どもたち』(日本聖公会)、『現在、子どもたちが求めているもの』『子どもと子どもの本に捧げた生涯』(以上、キッズメイト)、講演録に『わたしはなぜファンタジーに向かうのか』(教文館)などがある。

「2017年 『河童のユウタの冒険(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

斎藤惇夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×