不思議の国のアリス (岩波少年文庫 (047))

制作 : Lewis Carroll  脇 明子 
  • 岩波書店
3.69
  • (76)
  • (36)
  • (141)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 470
レビュー : 76
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001140477

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • アリスのように不思議の国に行く夢を見たいと思った。

  • 児童文学は読んで子どもになんらかの教訓的なことを授けるものが多いです。とくにこの『不思議の国のアリス』以前はその傾向が顕著でした。
    しかし、この作品はそういったものを排除した、読んでただ楽しむものを目指した作品です。だからこんなに長い間残って、有名で多くの人に愛される作品なんだと思います。

    ただ、読んで楽しむといってもこの本は難しいなぁ、と感じたのが初めて読んだときの感想でした。
    聖書やマザーグース、シェイクスピアなど、西洋の古典文学作品や芸術、文芸へのオマージュ、引用。そしていきなり理詰めではちゃめちゃなことを言い出すキャラクター。確かに面白いんだけど、初読時、そういった元ネタへの知識がゼロに近かった小学生の私にはちんぷんかんぷんでした。これらをすべて理解したうえで読んで初めて面白くなる物語なんだと理解するまでに時間がかかりました。

    今では、少しは元ネタへの耐性や知識も増えて楽しめるようになりましたが、やっぱりハードルが高いです。作者ルイス・キャロルの「読んで楽しむ」レベルが高すぎる。大学で数学を教えていた人だし、理論的だけど個人的には肌に合わない部分があります。
    ただ、テニエルのリアルで不思議な挿絵は物語に合ってると思います。

  • ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』は、「ユーモアと言葉あそびに満ちたイギリス児童文学の古典」(本書カバー)とうたわれるように、もはや内容について細かな説明を必要としない有名な物語。

    作者ルイス・キャロルが、『不思議の国のアリス』に込めた思いとは何だろうか。それは、わけのわからなさを、ひとまず自分の中にしっかりと飲み込んで受け入れることの大切さではないだろうか。

    つまり、子どもだったわたしが『アリス』というわけのわからない世界に触れ、そのわけのわからなさを不安と恐怖とともに記憶していたように、子どもの頃に『アリス』というわけのわからない世界に触れた記憶を抱えることが大切だと、作者ルイス・キャロルはこの物語で伝えているのではないだろうか。

    だから、お姉さんはアリスが「実り豊かな年月を数多く経て大人になっても、愛にあふれた素朴な子どもの心を、失わずにいてくれるでしょう」(本書p224)と信じているし、そうであってほしいと願っているのである。

    そしてそれはもちろん、作者ルイス・キャロルがこの物語に触れたすべての子どもたちに対して願っていることでもあるということは言うまでもないだろう。

  • 多分3回目くらいの再読
    久しぶりにちゃんと1冊本を読んだ(笑)
    結構忘れてるところもあるし、何回読んでも面白いです
    そろそろ英語版も読んでみたいなあ

  • ディズニーで有名な本作品を原作で読んだことがありますか??アリスは好奇心旺盛なだけでなく、ちょっと変な女の子なんですよ!そんな違いを意識しながら読むととてもおもしろいです。読んでみてください!

  • 角川つばさ文庫と読み比べ。
    やっぱりテニエルの描くアリスは意地悪そうでイイ!(笑)

  • 続編の、『鏡の国のアリス』にも言えるが正に、ワンダーランドな物語の世界、展開についていくので精一杯で、すべての言葉の意味を理解しようと思ったら、それこそいかれちゃうと思った。ただ、どちらも散在する言葉の中に絶対に、自分にピッタリの言葉に出逢えるからそれを探しながら読書の旅を楽しむのが良い。

  • うーん、この面白さをわかる時に読みたかった。

  • 『アリス・オンパレード』第15弾。大手出版各社の文庫は、それぞれのアリスをラインナップに入れているが、岩波文庫は未収録である。これは、岩波少年文庫版。新書サイズ。挿絵は奇を衒うことなく、ジョン・テニエルを採用。訳者は、ファンタジー研究家にして翻訳者、ノートルダム聖心女子大学教授の脇明子。少年文庫への訳出だけあって、言葉の配慮が隅々まで行き届いている。さすがに「にせ海亀の身の上話」あたりは、難渋しているようだが、基本的には小学生でも理解できる語彙、表現への工夫が随所に見られる、誠実な訳といってよいだろう。

  • 英語での言葉遊びなど、きっと英語で読めればもっともっと楽しめるんだなぁと思います。
    日本語では限界があるけれど、それでもアリスの世界観は楽しくステキだと思えて楽しいです。
    ほんとに子供の頭の中を覗いているみたいで、めちゃくちゃで都合良くて、子供の理由もない恐怖もあって・・・大人なのにこんな世界を作れるなんて…と感心してしまいます。

    あと、やっぱりアリスの挿絵はこの絵!挿絵がすばらしいし、子供の頃この挿絵を見たから、他のいろんな本の挿絵にも興味がもてたと思います。

    いろんなきっかけをくれた不思議の国のアリス。英語を勉強していつか英語のアリスを読めるようになってみたいです。

全76件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1832年、イギリスのチェシャ州に生まれる。オックスフォード大学を卒業、同大学の数学および論理学の教授に。独特のユーモア感覚と幻想的イメージに溢れた童話『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』は、イギリスはもちろん、世界中で支持されている。

「2017年 『わがままアリスとおくびょうな白ウサギ 不思議の国のアリス 鏡の国のアリス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

不思議の国のアリス (岩波少年文庫 (047))のその他の作品

不思議の国のアリス (岩波少年文庫) Kindle版 不思議の国のアリス (岩波少年文庫) ルイス・キャロル

ルイス・キャロルの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
ヘミングウェイ
有効な右矢印 無効な右矢印

不思議の国のアリス (岩波少年文庫 (047))に関連するまとめ

不思議の国のアリス (岩波少年文庫 (047))を本棚に登録しているひと

ツイートする