- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001140545
作品紹介・あらすじ
バンクス家の子どもたちが待ちに待っていたメアリー・ポピンズが、やっと帰ってきました。しかも、打ち上げ花火の星にのって! 子どもたちは、メアリー・ポピンズの不思議な魔法の世界に、すぐにでも、そしていつまでもひたっていたい気持ちでいっぱいです。さあ、マザーグースや神話の世界へ、楽しい冒険旅行のはじまりです。[改版]
感想・レビュー・書評
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メアリー・ポピンズが三たびバンクス家に! でも、これが最後の滞在でした。いつまでもナースが必要な子どもではいられないのですから。ジェインとマイケルはそれを分かっていて、流れ星に「メアリー・ポピンズを忘れないように」(「戻ってくるように」ではなく)と願ったのでしょう。
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まさかの花火から出てきたメアリーに、ジェインとマイケルの嬉しそうなことといったら。
_マイケルの胸の想いは、ソーダ水のなかの泡のようきわきあがってきて、とめようとしたときには、もうあふれでていました。「ああ、メアリー・ポピンズ、あなたがいないあいだは、ほんとにひどかった!」_
けれど、メアリーの辛辣さといったらないんです。
早々に荷物から巻尺を取り出し、マイケルをはかってみると… 「ますますわるい」
_ねこねここねこ どこにいた?_
「王さまを見たネコ」は
マザーグースの ねこねここねこ がモチーフ。物知りをひけらかす王さまと、賢いねことのやり取りは一休さんのとんちみたい。
おおみそかの夜の「末ながく幸福に」
ふるい年とあたらしい年のあいだの"すきまに" お話たちが大集合。
「別の扉」
ジェインはその朝、窓の向こう側に、もう1人のジェインを見るという暗示的なシーンからはじまります。ジェインの成長を感じてしまいます… -
メアリー・ポピンズは、かっこいい。こわくて厳しい感じがするのけど、本当はやさしい。鼻をならすのも、好き。まほうの道具も大好き。(小4)
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不思議な話が詰まっていて楽しかった。
メアリー・ポピンズは、「本当になったおとぎ話」なのか。不思議な世界を生きている人。 -
この本の中の「末ながく幸福に」を読んでからというもの、本当に幸福な気持ちで生きられるようになりました。
こんなに愛と平和とこの世の神秘を感じる文章に出会ったのは、初めてです。
この物語を理解した時、私の人生は変わりました。
自分自身とこの世のもの、すべてが一体化して、溶け合うような感覚を味わったのです。
一人でも多くの人に読んでほしい一冊です。
星5つではとても足りません。言葉に表しきれないくらい大切な本です。 -
面白いといえば面白いんだけれども・・・なんだか展開がマンネリ化していて一部、退屈してしまうところがあるのが残念。
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ロンドンオリンピックの開会式でメアリー・ポピンズが登場したのを見て、懐かしさで久しぶりに読んだ「メアリー・ポピンズ」。
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大みそかのくだりでさ、なぜだか涙ぐんで
夢みるのはいつだって自由なはずなんだ、実現性とはまたべつなはなし
あの種のユートピアは単純ゆえ純粋で清らかで、
どんな大人にだってばかにできるわけないのに
みんなむかしは子供だったんでしょうに