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Amazon.co.jp ・本 (372ページ) / ISBN・EAN: 9784001140576
感想・レビュー・書評
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日本の昔話が詰まった本。面白そうなお話を選んで読んでもよし、全部読んでもよし、気分に合わせて読んでみよう。きっとあなたのお気に入りが見つかるはず。
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わらしべ長者だけでなく、他にも私たちが聞いたことのある昔話があるため、楽しみながら読めると思う。
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成功するため、お金持ちになるために何が必要か 昔話「味噌買い橋」に見る商業的な教え
所蔵情報
https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/search?rgtn=K23630 -
ゆっくりゆっくり読んだ。知っているおはなしも勿論多いけれど、みそかいばしなど、初めてしるものも。
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昨日、エントリーを書いた「かもとりごんべい」と比較すると、方言度(と言う言葉があるかどうかわからないけれど、日本全国あちこちの方言が使われている度合い)は低いものの、以前TVでやっていた「まんが日本昔ばなし」の市川悦子さん & 常田富士男さんの語り口を彷彿とさせる文調の昔話語りがとっても心地よい作品ばかりでした。 まあ、それもこれも劇作家として有名な木下順二氏の手による再話・・・・ということがあるのかもしれません。 惜しむらくはこの中に「夕鶴」が入っていなかったこと(笑) あのお話、好きだったんですよね~。
この作品群の中で秀逸だと感じたのは、いわゆる「擬態語・擬音語」の豊かさです。 今となってはTVでしかお目にかかれない機織り機の音(キコバタトン カランコカランコ)とか、馬の首につけられた鈴の音(ジャンガ ゴンガ)とか、酒盛りのお囃子の音(トレレトレレ トヒャラトヒャラ ストトンストトン)とか、ニワトリが時を告げる真似の音(ケケロウ・・・;一番どり ケケロウケエ;二番どり ケケロウ ケケロウ;三番どり) etc. etc. etc........
どれもこれも現代人には決してなじみ深い擬態語・擬音語ではないけれど、声に出してこれを読んでみるとそのもの自体が発している音のみならず、その音が鳴っている世界の空気感みたいなものがしみじみと伝わってくるようで、「和の心」みたいなものが感じられました。
(全文はブログにて) -
[ 内容 ]
昔から人びとの間に語りつがれてきた民話を、その語り口をいかして再話。
おなじみの「かにむかし」「こぶとり」「彦市ばなし」をはじめ、味わいぶかい「天人女房」「あとかくしの雪」など22編を収める。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
小学校の図書室で冬季のおすすめに挙げた本。子どもの頃好きだった本が今でも版を重ねているのはうれしいことだなあ、と思っていたが、ハードカバー版は表紙ビューがなかった。やはり絶版なのか。とほほ。
話はどれもおもしろいし、声に出して読みやすいところはさすがに劇作家の文章。が、これは昔話の文法とは違うな、と思うものもいくつかあって、著者がどの程度手を入れたのか知りたいところである。 -
昔話っていいよね。その語り口がね。 誰かに読み聞かせしたくなるような。17 May 2007
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さるかに合戦、こぶとりじいさん、わらしべ長者、瓜子姫とあまんじゃく、ききみみずきん、彦市とんちばなし、三年寝太郎など、なじみのある昔話。昨年なくなった木下順二が手を入れて書き直している。民話の持ち味は、「語り口」。主に九州の方言が使われ、「キコバタトン カランコカランコ」などの擬音があたたかい。07-01-08
著者プロフィール
木下順二の作品
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