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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784001140590
感想・レビュー・書評
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一気読みとはこのこと。
指輪物語に繋がる本作。児童文学という括りから飛び出ちゃってる。
登場人物たちの性格も親しみやすい。ただただ、格好いいだけじゃなく、狡猾で欲深いところ、仲間も思いやる優しさ、礼儀を重んじる性格など、見所がたくさん。
ビルボは大冒険の末に、何を手にしたのだろうか。宝だけじゃない、私たちが使う言葉では言い表せないモノを手にしたに違いない。
子供にも読んでほしい。
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レビューでは、翻訳に関する書き込みが色々と見られます。私は瀬田さんの翻訳が大好きです。それはやはり、瀬田さんが文学者として翻訳に取り組んでいた矜持のようなものが感じられるからだと思います。岩波少年文庫の一冊として刊行された「ホビットの冒険」と、「指輪物語」では文体が明らかに違います。「指輪物語」で、火の山の火口目前でゴクリと対峙したフロドの言葉の格調高さと言ったら、古典文学の戦記物もかくやと思えるほどの美しさです。
長々と関係ない事を書いてしまいましたが、「言葉の美しさに触れる読書」も、大切なのではないでしょうか。 -
竜退治が終わったらそこでめでたしめでたしとはいかず、宝をめぐっての対立が始まり、さらにまた別の敵が現れて……という流れにひねりがあるし、児童文学らしい教育的な面もあってよく出来てるなと思った。
主人公であるホビット、ビルボ・バキンズは力もないし、臆病だし、しょうもない失敗も多いし、危なっかしくてしょうがないのだけど、その分、窮地をどう切り抜けるかという部分にわくわくさせられ、仲間たちとわいわい冒険する様子は楽しそう。
竜との戦いが終わったあとの展開や、屈強なドワーフがいっぱい登場するあたり、あるいは行きて帰りし物語である点など、作者が第一次世界大戦の帰還兵であることを踏まえると、その体験が強く反映しているのかもなという気持ちに。
それはそれとして、ドラゴン、ゴブリン、魔法使い、エルフ、ドワーフと、原始的とさえ言えるようなファンタジーの住人たちが生き生きとこの世界では生きていて、原典に触れているような楽しさがありました。 -
冒険心に火がついた。序盤の素朴で意外性のある展開の方が好きだったな。大量の宝を目前にして変わってしまったドワーフが切ない。遺産相続争いで仲違いする兄弟を連想させた。
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先に指輪物語を読んだのですけれども、ホビットを先に読んだ方が良かったかも知れません。指輪物語ではよくわからなかった人間関係がよくわかりました。登場人物も、一人ひとりのキャラクターがしっかりしていて、ファンタジーなんですけれども、まるで実在しているかのように生き生きとしていました。彼らが私たちと同じように喜びも悲しみも持ち、本当は臆病なんだけれども、時には仲間とともに勇気をふりしぼってみたりする姿が、現実の私たちと重なるからだと思います。この本は、ファンタジーでありながらも現実なんです。
小人のお話は世界中にあるのでしょうか。どこかに本当に小人の村があるような気がしてきました。また指輪物語を読んでみたくなりました。 -
やはりドラゴンが出てくるともりあがる……。
あと、ドワーフ、エルフ、人間たちそれぞれの思わくが入りみだれて、竜がいなくなったらいなくなったで、べつの戦いが始まりそうになるあたり、すごくポリティカルで現実的だなと。トールキン自身も第一次大戦に従軍したわけで、そういう戦いの記憶なんかもこめられているのかな。
これを読むとやはり指輪も読みかえしたくなるけど、分量を考えると二の足を踏むのであった。 -
読むべき名作。ファンタジーの原点のような作品。ドラゴンを倒したあともまた物語がさらに盛り上がり、ワクワクが続く。
どのシーンもドラマチックで素晴らしかった。
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ホビット族のビルボ、ドワーフと共に竜に挑む冒険の話。
竜が倒されるシーン、私的にはめっちゃ意外。確かにドワーフとビルボでどうやって倒すんだろうと思ったけれども。
にしても、金銀財宝とかって、人を悪い方向に駆り立てちゃうんだなあって切なくなった。児童文学なのに、財宝をめぐって人々が対立する…なんか切ない。エンディングはハッピーエンドなんだろうけど、もの悲しかった。 -
初めはやったことないんだからうまくいかない。そういうもんだ。やっていくうちに度胸も実力も結果もついてくる。そういうことを上下巻通して教えてもらった気がする。
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児童文学ではあるが壮大なスケールのファンタジー。少年時代にハマった外国のファンタジーを思い出し懐かしい気持ちになった。
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0731読了。
プリンさん(母)が好きだった竜との謎かけや、映画で印象的だったアーケン石を持ち出すシーンが読めてとても満足。
下の方がさらさら読めた。
人やエルフ、ドワーフが成し遂げたとき、英雄として歌われるという世界観が本当に素敵。
あと、この頃はビルボが手に入れた指輪の力について大きな問題になっていないというのが、『指輪物語』とのギャップ!作者はこのあと指輪のことを考えたのかな、それともはじめから?
上巻の感想で「孫のために」と書いたけど、「4人の子どものために」でした。瀬田さんの解説で記憶の誤りを是正しました。
今回一番面白かったのは解説!
瀬田さんも齋藤さん(“ガンバ”の作者)もホビットが数々の名作と共に人気者になってほしいという思いを、アリスやピノキオと並べてニルス(「ニルスのふしぎな旅」の主人公)を例えにあげていたこと!
当時、全訳版は出ていなかったはずなのに、それほどの知名度だったとは!ニルス!
そしてホビットの登場が戦後の、プリンさんが7歳ごろの、比較的最近で、戦闘のシーンは大戦を思わせるということも驚きました。
齋藤さんが瀬田さん訳を評する言葉が本当にしっくり。
力強くて丁寧だけど、流れるように読める、自然にきれいな日本語で違和感なく訳されているのが素晴らしかった。
『指輪物語』もう一度読みたいなぁ。 -
映画を観終わるまでは、と思っていたのだが、
完結編がいつになるか分からないし、まあ、大体の流れは
もう分かったので最後まで読むことにする。
映画、すごいなあっとしみじみ。
この原作からあそこまでのものをつくりだすとは。
月の光じゃないじゃんっ、日の光で開いてるじゃんっ!
ドワーフたちの目的、カンッぜんにお宝やし、
エルフって、神秘的ってゆーより、ゆかいな人たちって感じだし。
けど、こまごまとしたエピソードとかうまいこと
つなげて、上手にひとつの作品に仕上げてる。
改めて、すごいなあっと。やっぱ映画となるとビジュアルって大切なんだろうなあ。
映画は映画で素敵でしたが、原作も原作で
とてもおもしろかった。
結構ドワーフのみなさん不満たらたらだったり、
はい、ではホビットの出番です、っと危険な仕事(まあそれで雇ったんだが)をビルボにやらせたり、
でも、ビルボがなんだかんだいいつつ
活躍してるとこがおもしろかった。
映画じゃあ、ドワーフたちも竜とわたり合ったりしてたけど原作じゃあ、ただ起こしただけだったな。
まあ、映画もあの黄金の像を溶かしたときの
トーリンのどや顔がすごかったけど、全く竜にダメージ与えてなかったし・・・・。
冒険から帰ったあとの、ごたごたがちょっとがっかり。
そっかー、そこは変人ってことになるのかあ。
死んでないってことを認めさせるのに何年もかかるって
どないやねんっっとつっこみいれつつ。
ビルボが無事帰ってくることを心配してまってた人は
いなかったってこと?そーいやフロドも
ビルぼの子じゃあなかったよな?それからもひとりで
愉快にくらしましたってとこか。
うーん、いい人生ですなあ。-
「ロード・オブ・ザ・リング」は、とっても生真面目に作られてましたが、「ホビット」はエンターテイメント性を重視して、万人向けに出来てますね!
...「ロード・オブ・ザ・リング」は、とっても生真面目に作られてましたが、「ホビット」はエンターテイメント性を重視して、万人向けに出来てますね!
早く3が観たい。2014/04/25 -
2014/04/28
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読んだことあるはずなのに、後半はほとんど覚えていなかった。指輪を拾うのは序盤だったんだな。
以前読んだのは、山本史郎さんの訳だったけど、指輪物語と固有名詞が違うのが多くてわかりにくかった。ただ、児童書はひらがなが多くてそれはそれで読みにくい。慣れるまで集中できなかったな。
ビルボが意外に活躍していたのにも驚き!そうだっけ?ってなった。まさに忍びの者という感じ。表立って活躍するわけじゃないけど、影でこっそり活躍する。だから記憶に残ってなかったのかな?この性質がホビットなんだろうなと思いながらほっこり読んだ。
スマウグも怖いだけじゃなく、意外と抜けてて可愛いんだよね。 -
上巻に引き続き、一気読み。
子供たちにも読ませたい。 -
老魔法使い(というか、素敵な強いおじいさん)が大好物なので、ガンダルフには始終うっとり。 ビルボが無事に大好きなお家に帰れてよかったなあ、と思いつつ、トーリンたちの最期にしんみり。ビルボが、最初には疎ましく思っていたドワーフたちのことを、だんだん好きになって、かけがえのない友達だと思っていく過程がすごくよかった。
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映画の復習と予習。
面白味は本は本であり、映画は映画なりの良さがあると思う。
子供向けのストーリー展開だったはずだけど、最後は大人の小説にも負けない深いエンディングが。
やはり洋書で読もう。
著者プロフィール
J.R.R.トールキンの作品
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