床下の小人たち (岩波少年文庫 062)

  • 岩波書店 (2000年9月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784001140620

感想・レビュー・書評

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  • 猫丸(nyancomaru)さんに、借りぐらしのアリエッティの原作だと教えてもらい、読んでみました。表紙の絵が、とても可愛い。
    前半までは、個人名詞がこんぐらがって、話の流れにのるのに、少しかかりましたが、読み進んでいくうちに、小人たちのリアルな生活ぶりや、男の子との交流、そして、男の子のおかげで宝物があらわれる、黄金時代など、面白くなってきますが、とうとう人間の料理人のドライヴァおばさんに、発覚され、小人の一家は、それまで安全に暮らしていた屋敷から、出て行くことになります。そのシーンに、ドキドキハラハラしました。
    アリエッティの性格が、冒険心があって、チャーミングで、好きです。

    • りまのさん
      にゃんこまるさん
      おお、やはりお好きでしたか。嬉しいです。
      にゃんこまるさん
      おお、やはりお好きでしたか。嬉しいです。
      2020/12/28
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      りまのさん
      ファージョンは何かトピック立てますね。。。
      りまのさん
      ファージョンは何かトピック立てますね。。。
      2020/12/28
    • darkbonkuraさん
      りまのさん
      こちらこそフォローありがとうございます。
      今後もよろしくお願いいたします。
      りまのさん
      こちらこそフォローありがとうございます。
      今後もよろしくお願いいたします。
      2021/01/07
  • ぶたいはイギリスで、人間の家の床下に住んでいる小人が、その家から物を借りて暮らしているお話。
    小人のアリエッティたちは「借りる」って言っているけど、実際はもらっちゃってる。ぼくは、アリエッティたちが実際にいたら、ちょっと驚くし、こわいかもしれないけど、仲良くしたい。でも、借りている前に「貸して」って言ってくれたらいい。ぼくの家の下にも小人が住んでいるか、床板をはがして確かめてみたい。
    アリエッティの家に、たいざいしていた男の子は、身体が悪かったけど、アリエッティと仲良くしたり、助けたりして、少し元気になったと思う。うれしくなると元気になる。
    家を取り仕切るドライヴァおばさんは、意地悪で嫌な感じ。アリエッティたちのことをねずみだってかんちがいして退治しようとしていたけど、もし小人だっわかっても、きっと嫌がると思う。自分が見たことがないものとか、信じたくないものは、嫌っちゃいそうな気がする。でも、なんでも欲しがっちゃうところがぼくは似ているから直したい。
    おばさんが子どもにお話を語る形なのが、おもしろかった。過去と今がつながっている感じがいいなと思った。(小6)

  • 読みにくさがあった。それは知らないワードと個人名が多かったからか。
    小学生は苦労して読めなそうだなと思った。
    それを抜かせばストーリーはなんとも不思議で楽しい。映画とは全く違ってた。
    最後の匂わせも良かった。
    黄金期もあったよ。
    なんと言ってもホミリーが妻の母に似ていて大受けだった。

  • 本棚の整理をしていて、懐かしくなり再読。借り暮らしの生活の細々したものがとても楽しかったのを思い出した。続きが知りたくなるお話になっているところが、技ありだなぁ。

  • ジブリの次回作が「借りぐらしのアリエッティ」といい、児童文学が原作だと聞いてその作品を読んでみた。

    宮崎駿氏の翻案はいつもながら見事だが、時として省略が多く(観覧者が感じろということらしい)、原作を追読することで理解や味わいが深まっちゃったりするので、今回は先回りして読んでみよう、というわけ。

    *

    あれどこに遣ったっけ?と小さなものをなくすのは誰しも覚えがあるだろうし、“小さな妖精”(本作の主人公は妖精じゃないけど)の実在も、子供の頃に一度は想像したことがあるんじゃないだろうか。

    そういう意味で、モチーフはごくありきたりだ。主人公の(身の丈20cmに及ばない)少女と人間の男の子との心の交流というのもだいたい見えるセンではある。

    でも1950年代に書かれた(舞台設定は19世紀終盤)物語にして、すでに物質文明や贅沢、あるいは他人に頼りすぎることに潜む落とし穴を言い当てているなど、大人が読んでもコクのある作品と言えるだろう。

    「アリエッティ」の公式HPによると、宮崎氏は「借りぐらし」というキーワードの中に大衆消費時代の終焉という現代性を見ているようだが(舞台設定も2010年の小金井になるらしい)、古今東西の児童文学に目を通し、引き出しの中にこういう今に通じるテーマをちゃんと持っている辺りに、時代の寵児としての才能があるわけですな。

    監督は別の人になるみたいだし、どんなお話になるんだかねぇ(楽しみ半分、危惧半分(笑))。

    *

    しかし「床下の小人たち」って邦題、なんとも即物的で夢がないなぁ(原題名は“THE BORROWERS”という)・・・と思っていたら、そう付けられた理由は巻末解説に書いてあった。それでも「借りぐらしのアリエッティ」の方がずっと魅力的だけど。

  • あっという間に読了。子供の頃読んだことがあるのか…記憶にないが、借り暮らしのアリエッティの原作だと知って読んでみました。ほかのかたのレビューにあるように、もし子供がいたら読んであげたかった、または子供の頃、誰かに読んでもらいたかった。アリエッティの冒険心に共感してきっとワクワクしたろうなぁと思いました☆もしわたしが借り暮らしやさん達を見つけたら…やっぱりおままごとセットを差し入れちゃうかな☆そして旦那の親たちはドライヴァおばさんみたいな仕打ちをするだろうな。続編も楽しみ!

  • 2010/8/7 予約 かなり待たされそう〜。 10/29 借りて読み始める。 11/5 読み終わる。

    2010年7月17日公開の映画 「借りぐらしのアリエッティ」の原作。
    ★ 2011/12/16 TVで放映〜

    人間の手のひらサイズの「借り暮らしの小人たち」は、見えないけれど・・・人間と共存しています。

    野生の動物とも違うので、暮らしていく上に色々必要なものがあり、
    それを人間からそ〜〜〜っと借りてきて 驚くような工夫で うまく使っています。

    表紙の絵を見てください。 かわいいですね。

    でも、私たち人間にも事故や困難が起こるように、彼らもお気楽には暮らせません。

    便利に暮らせば欲しい物は増えますし、もっと快適に! と思えば、もっと欲しくなり、借りてくることになります。
    そして、人間に見られてはいけない彼らに、危機が訪れ・・・・。
    本作は、シリーズなので それも読みたいですね。 
    これは読みました! こっちのほうが面白かったよ 
    「空をとぶ小人たち (岩波少年文庫)」 
    https://booklog.jp/users/koishi-2018-bun?keyword=%E7%A9%BA%E3%82%92%E3%81%A8%E3%81%B6%E5%B0%8F%E4%BA%BA%E3%81%9F%E3%81%A1&display=front

    内容 :
    イギリスの古風な家の床下に住む小人の一家。
    暮らしに必要なものはすべてこっそり人間から借りていましたが、ある日、その家の男の子に姿を見られてしまいます。
    「小人シリーズ」第1作。1956年刊の新版。

    著者 : メアリー・ノートン
    1903〜92年。ロンドン生まれ。イギリスの作家。
    本書でカーネギー賞を受賞。
    小人シリーズのほか「空とぶベッドと魔法のほうき」などの作品がある。

  • ジブリの「借り暮らしのアリエッティ」が公開されるころに少し読んだけれど、途中で挫折して放置していたのを、どこまで読んだかもよく分らなくなったので今回、最初から読んでみた。

    説明的な文章が殆どなくて小人たちの背景が分かるまでかなり読みづらかった。
    小人たちの話す内容も今までのことがあった上での日常の会話なので途中までかなり理解しづらい。
    主語が省略されたようなセリフも多いので前後関係をしっかり把握しないと分かりにくかった。

    だんだんと事情が分かってくると臨場感たっぷりで本当に小人サイズで物事を見ることが出来る。
    家の中の景色が小人目線なのが本当にすごい。
    作者の想像力に感服。

    あるものを利用して生活をする小人たち。
    借り暮らしといいつつ、男の子じゃないけれど、それは盗むというような…。
    奇妙な黄金時代。
    章タイトルからしてあとでその生活がガラリと変わることが分かるのが物悲しい。

    ホミリー、ポッド、アリエッティたちは本当に存在したのか、それとも同じ字の書き方の男の子の空想なのか。
    どっちとも取れるような終わり方もいい。

    ミニチュアとかドールハウスいいなあ…、と作りたくなってしまった。
    糸巻きを椅子にしたり、腕時計を壁掛け時計にしたり…。
    やってみたい。

    原作を読んだのでやっと映画を観れる。

  • 『床下の小人たち』と聞いてもピンとこない人も、
    『借り暮らしのアリエッティ』なら、
    「ああ~」
    となるでしょう。
    宮崎駿さんの『借り暮らしのアリエッティ』はまだ観てないのに、
    原作である『床下の小人たち』を読もうと思ったのは、
    宮崎駿さんが、ご自身の著書、『本への扉』で、
    この本の内容はもちろん、挿絵をいたくほめていらっしゃったので、
    ちらっとでも見てみたいと思ったから。
    挿絵、たしかに素敵です!
    ペン画でここまで精緻に豊かに描けるなんて。
    思い起こせば、昔の挿絵は良かったな。
    小さい頃、文字ばかりのページを読みながら、
    挿絵のページが来るのを今か、今かと待ち遠しく思ったもの。
    何度も同じ本を読むうちに、絵もすっかり頭の中に入っていました。

    今の児童文学はどれも色彩豊か過ぎて、漫画みたい。
    どれも同じような絵で。
    あまりにもキャラクターができてしまった絵が差し込まれているので、
    想像を邪魔されてしまいます。

    宮崎駿さんは、若い頃、
    この『床下の小人たち』の絵を真似て練習したそうですよ。

    子どもたちが真似て夢見て、いつか偉大なものに化ける作品、
    今の児童文学にありそうで少ない気がして、さびしいです。

    内容は言うまでもないので割愛します♪

  • 借りぐらしのアリエッティの元になった本。
    登場人物の名前もそのままで、ほぼほぼ一緒であった。
    ジブリ作品とこの作品を分離して考えることが難しく、どうしても読みながらアニメを考えてしまう。
    この作品だけを考える事を無意識だが放棄してしまう。いつのまにかアニメと重ねていた。
    ジブリの作品を見る前に読んでみたかったと思う。

  • 面白く読んだ。
    ジブリの映画が頭にあって、なんとなく楽しい感じのお話かと思っていたけれど、床下の暮らしが窮屈そうで主人公が鬱屈した感じが、予想を裏切ってくれて良かった。家を出たくてしょうがないアリエッティが、家を追われることになる境遇においてなお、解放される喜びを口にするところが痛快に感じた。

  • 人間から物を盗むのではなく、「借りる」(借り暮らし)生活をする小人たちの話です。(借り暮らしのアリエッティの原作)
    狭い価値観から広い価値観に変わることによって今までのものの考え方が変わり、もう少し明るい希望の持てる未来を感じることが出来ると読んでいて思いました。

  • 古い人家にこっそりと住み着いて「借り暮らし」をする小人たちのおはなし。シリーズものとは知らずに読んだ。失くしたと思われていたものを小人たちがこっそり借りて、人間のすぐ近くで生活をしているという世界観にわくわくするが、彼らの暮らしは過酷なサバイバルでもあり、一家のその後がどうなっていくのか気になるところ。

  • ジブリ映画の「借りぐらしのアリエッティ」の原作本。
    原作の登場人物たちは意外とヘビーでびっくり。翻訳だからなおさら??
    男の子がアリエッティに、「言わないとぶつぞ!」とか言ってて、そんなキャラじゃないのに~ってなる。それは最初だけだけど。

    ジブリではそこまで描かれていない、小人の暮らしぶりや小人の気持ちなどが
    細かに書いてあって小人の世界観を堪能できました。

  • ジブリ映画の原作になった本作、映画の内容は忘れてしまったけど、アリエッティと男の子のやりとりが可愛らしい。
    うまく床下で借り暮らしをしていた家族だけど、その家を追い出されてしまって、次の暮らし先を探すことに。このまま床下に暮らしていても、両親がいなくなった後のアリエッティのことを考えると、この決断がよかったのかなとも思う。

  • 床下に小人たちがいるかもしれない、という思いを与えてくれるファンタジーです。映画の借りぐらしのアリエッティと大まかなストーリーは同じですが、映画よりも小人たちの生活が鮮明に描かれており、自分も小人たちに会ってみたいという気になります。続編もあるので、これからの展開もとても気になります。

  • 傲慢な人間中心主義と想像力ある共生思想のぶつかり合い。悲惨な結末だけど、それだけではない物語。なんとも言えない温もりがある。小人たちの家族、社会はいろいろ。人間の今と未来への皮肉も感じる。多層なものがたり。

  • はじめて岩波少年文庫を読んだのですが
    思ったよりも簡単な物語ではなかった。
    小学生が読むには少々難しく思えた。

    アリエッティについての謎はここに全て書いてあるといっていい。

    借りぐらしは盗みではないのか?と少年に問われるが
    人間からは「借りる」のであり小人の持ち物になったものを取ることを
    「盗む」と言うという旨書いてある。P122

    映画を観た時に「借りる」と「盗む」について考えたけれど
    人間は地球の資源を勝手気ままに使っていて、それは
    「借りる」でも「盗む」でもどうともで言い換えられるの。
    それと同じように
    アリエッティや小人たちも借りるでも盗むでもなんでもいいんだろう。
    小人がやっていることは人間と大差ないのだ。
    勝手に頂いている。

    映画ではアリエッティ家族の調度品は豪華で美しい。
    小説では途中でグレードアップする。
    どちらにしても栄華を極める。
    そして凋落する。

    借りて、栄華を極めて、凋落。
    現代文明批判だ。

    映画を観てそう思ったし、小説でもそう思ったし
    あとがきでの作者についての経緯を読んでも
    そうとしか読み取れない。
    作者は特に貧しい時も多いし戦争も体験していて
    文明の発展と戦争を結びつけがちな人だったとも推察できた。

    そういう背景を考えても現代文明批判だった。


    しかしこの本の凝ったところは説明では決してなく
    物語の流れの中にそういう批評めいたことや
    感情の移ろいも見事に入れ込まれていて
    立派な作りになっている。

    何も考えずにストーリーを追うもよし。
    一つ一つの言葉を大切に読み進めると
    作者の気持ちが見えてくる。

    人生のうちに何度かに分けて
    何度も読み返すと新たな感動があるだろう。


    そこも踏まえ、小人たちは危機に瀕している。
    絶滅という危機に。

  • 本棚から引っ張り出してきて読み返しました。

    ジブリ版よりこっちの方がしっくりくるなぁ。

    描写も丁寧だし。アリエッティは正直あまり響かなかった。

  • アリエッティに借りぐらしは泥棒じゃないのか、と尋ねた男の子が、アリエッティのために人形の道具を持っていったことをおばさんに怒られた時に「泥棒じゃない、借りぐらしだ」と言ったのが印象的。
    借りぐらしは泥棒か。やってることは泥棒だけど、人間だって同じようなことを他の動物からしてる。人間は他の動物を殺している分たちが悪い。
    借りぐらしたちは自分たちが一番偉いと思いながらも、猫や人間を恐れている。滑稽な姿だ。そこが、矮小な気がする。人間は自分たちが一番偉いと思って、そして他の生き物を蹂躙している不遜な態度だ。

    男の子のキャラクターが薄いな、と思った。
    小人の暮らしが面白い。どんな道具をどうやって使ってるか、細かく考えてある。

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