クルミわりとネズミの王さま (岩波少年文庫 75)

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  • Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001140750

感想・レビュー・書評

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  • キャンペーンで宮崎駿さんデザインのカバーが
    貰えるということで購入。
    ジブリの森で購入したら貰えるものと同じようです。

    幼い頃読んでいなかったはずなので、
    タイトルだけ知っていて中身を知らない本の
    ひとつでした。
    少女の空想の世界の中に入り込むような気持ちで
    ちょっと夢見るような読後感。
    大人になった今、うわぁ!面白かった!という
    より、だから物語っていいのよね!
    という気持ちになりました。

  • ジブリ美術館:書き下ろしカバーついてた

  • 現実とファンタジーが入り混じったお話。
    主人公のマリーの健気さが愛おしい。

    作者が実際に子どもに話して聞かせているような書き方をしていて読者に語りかけるところで現実に引き戻される。


    クルミわりとネズミ王の最後の決戦があっさりし過ぎておどろいた。


    教訓とか説教じみたものがない純粋なお話に思いました。

  • ときには空想の世界に遊ぶのもよきことかな。

    これが1800年初頭のお話というのだから、まあ昔話はもっと昔からあるので、そんなに驚くことでもないけど、驚きです。

    ちなみに、これは先日行ったジブリ美術館にて、くるみわり人形の展示があり、そこでこの本が紹介されていたので、読んでみました。

  • ホフマンの小説を一度読んでみたかったが、絶版になっているものも多く、手に入りやすいこの作品を読んでみた。クルミ割り人形とネズミの王さまの戦い、魔法にかけられたお姫さまや、お菓子の世界…。子どもが大好きなモチーフがたくさんちりばめられている。ドイツらしい雰囲気も感じられて楽しめた。

  • チャイコフスキーの楽曲で有名な「くるみ割り人形」の原作です。少女の空想の中、くるみ割り人形はおもちゃの兵隊とともにネズミと戦い、お菓子の国へと少女を誘うのです。
    甘いお菓子のような幻想的な世界でありつつ、原色に彩られたような酩酊感をも催します。そして鮮やかな光を投射して出来る濃い影もそこにはあります。何とも面白い読後感でした。

  • マリーの豊かな想像力にたのしませてもらいました。
    いや、くるみ割り人形との出来事は、本当のことだったんですよね。

    素晴らしい世界に連れて行ってくれてどうもありがとう、マリーさん。

  • Amazon、¥520.

  • はじめて読んだ「クルミ割人形」の原作

    クルミ割人形とおもちゃたちがネズミたちと戦う話
    だと思ってたら
    まちがっちゃいないけど
    なんかもっと幻想的でこわかった

    クルミ割人形のお話が
    現実とお話とこんがらがってておもしろかった。

    最後クルミ割人形が人間になって
    女の子を嫁にもらう
    この子いくつになったの・・?

  • チャイコフスキーのバレエの元ネタ。
    不思議な話。
    精神障害を発症した子の世界を描いてるような気がしたりした。

    お菓子の国の描写が素敵。
    どんなお菓子なのか実際に作って再現して欲しいのう。

    これを改訂したデュマ版の『くるみ割り人形』も読んでみたいにょろ。

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著者プロフィール

E. T. A. ホフマン
1776~1822年。東プロイセン、ケーニヒスベルクに生まれる。裁判官となるが、失職後は劇場監督に就任し小説や音楽評論を書き始める。のち裁判官復職後も創作を続け、幻想的で特異な独自の世界を構築した。

「2022年 『ホフマン小説集成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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