きゅうりの王さまやっつけろ (岩波少年文庫 087)

  • 岩波書店 (2001年6月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (220ページ) / ISBN・EAN: 9784001140873

みんなの感想まとめ

独特のユーモアが漂う物語は、地下室に住むきゅうりの王さまが主人公一家に現れることで展開します。最初は善良な存在かと思いきや、実はその正体は奇妙で、家族の中に潜む問題を浮き彫りにします。きゅうりの王さま...

感想・レビュー・書評

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  • 地下室に住みついていたきゅうりの王さま。

    いい人かと思ったらとんでもない。。
    ドイツの児童文学らしい独特のユーモアがあって、なかなか面白かったです。

  • あいつのせいで家族がめちゃくちゃ!

    ある日地下室から現れたのはきゅうりの王さま。困ったことにお父さんが王さまに心酔してしまって家はギスギスしている。なんとかあのきゅうりの王さまを追い出せないか——。

    奇想天外な物語だが、展開が気になって一気に読んでしまった。意外だったのは弟がきゅうりの王さまを追放したこと。きゅうりの王さまが何を表しているのかはわからないし、もしかしたら何も表していないのかもしれないけれど、一連のトラブルの中で主人公の「ぼく」は大人へと近づく。何かと自分のやり方を押し付ける父親に反抗し、その支配から抜け出ること。嫌っていた先生の新たな一面を知り、見方を変えること。母親に秘密を持ちつつも、心配させないように信頼を示すこと。子どもだと思っていた弟の勇気ある行動を見て、態度をあらためること。どれもが大人へと近づく一歩である。

    自分の見識を広げるきっかけはどこにあるかわからない。きゅうりの王さまが急に現れるようなことはそうそうないだろうが、トラブルの中で考え行動するとき、少年は成長する。それを味わえる作品である。

  • 主人公一家の暮らす家の地下室。そこににきゅうりそっくりの生き物の国があり、きゅうりの王さまが家来に追い出されて逃げてくる。
    すごい奇妙な設定だな、とおもったけれど物語は異質な存在が家族に加わったがきっかけで、我慢してきた家族間の問題が表に現れて、それをどうにかしようとこどもたちが頑張る、しっかりした物語でとても良かった。

  • 資料番号:020106050
    請求記号:943ネ

  • きょう読み始めてきょう読了。ずっと気になっていたネストリンガー。図書館で借りたので読んだのは旧版だったのだけど、表紙画像があったので登録はこちらで。
    思っていたよりおもしろかった!要所要所に皮肉が利いていて、でも嫌味じゃない。軽快にリズムよく書かれているから読みやすい。でも軽々しいわけでは決してない。訳もとても読みやすかった。
    訳者あとがきを読んで、反権威主義としてだけでなくすてきな部分がある、というのに納得。反権威主義的な部分はもちろんあるのだろうけれど、それだけではないからこそ、嫌味っぽくならないのだろうな。
    「あの年の春は早くきた」も今度読んでみたい。

  • 「子どもだって、自分の考えをもって自立しようとしている普通の人間なんだってことが、お父さんにはわからないから、こういうことになるのよ。お父さんにはそれががまんならないのね。どうしてなのかは、わたしにもわからないけど。」

    そう、だからこんな事件が起こってしまったのだ。
    きゅうりの王さまのせいで、家族は一人一人
    その問題に立ち向かわざるを得なくなる。

    ドイツの児童文学は常にユーモアと深い洞察に溢れている。
    すらすら読めてしまう割に、立ち止まってじっと考える余韻を
    与えてくれる素敵な作品。

  • 家来の反乱から逃れてきたきゅうりの王様が、家族から孤立してるお父さんと結託!それにしてもこの王様きゅうり、かわいくないなー。

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著者プロフィール

1953年、生まれ。東京外国語大学ドイツ語科卒業。2005年11月死去。
訳者による著書
『名作に描かれたクリスマス』岩波書店 (2005)
『クリスマスの文化史』白水社(2004)
主な訳書
『チンパンジーとさかなどろぼう』ジョン・キラカ 岩波書店(2004)
『きゅうりの王さまやっつけろ』クリスティーネ・ネストリンガー 岩波書店(2001) 
『しろくまオント サンタクロースにあいにいく』アルカディオ・ロバト フレーベル館 (1998)
『ほしのこのひみつ』アルカディオ・ロバト フレーベル館(1998)など

「2006年 『ゾフィー21歳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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