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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784001140880
みんなの感想まとめ
思いもよらない世界を描く物語が展開され、主人公のフェルコーが持つ「空のかけら」は、子供時代の一瞬の美しさと儚さを象徴しています。ハンガリーの作家バラージュの作品は、日常の中に潜む不思議な出来事や冒険を...
感想・レビュー・書評
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ハンガリーの作品
バラージュ(1884〜1949)は錯そうするヨーロッパの歴史の真っ只中を生きた万能のひとらしい
物語は思いもかけない世界を描いている
1分間しか咲かない青い花の汁で描くとそこには本物の空が出来上がる
主人公フェルコーは大切に空のかけらを持ち続けるが好きな女の子のことばに従い
長いこども時代に自ら別れを決意する
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ハンガリーの作家バラージュの童話。巻末の解説「バラージュのこと」を読むとなかなか激動の人生だったのではと想像しますが、この「ほんとうの空色」はそれを感じさせないみずみずしい世界。
子供ならみんな覚えのある日常のあれこれ(子供にもいろいろある)と、美しい情景。わくわくする不思議な出来事と冒険。
空色の絵の具については、発想もすごいし想像してはうっとりしてしまいます。
教訓みたいな事は特になく。
子供の世界ってこうだよね、この時期は一瞬なんだよね、すぐに長ズボンはいた大人になっちゃうんだよね。
ウンウンと頷きながら読み終えました。
バラージュ自身もお気に入りの作品だったそう。 -
#ほんとうの空色
#バラージュ
#岩波少年文庫
#児童書
#読了
ハンガリーの名作。本当の空が描ける絵の具を貧しい少年が手にし、冒険をします。お話に引き込まれますが最後の1ページでもっていかれます。うーんそうきたかと、うなってしまいました。超おすすめ。岩波少年文庫、どんどん読むぞ! -
物語の内容はさておき、戦争が身近で起こっている今、バラージュという作家の人生については考えさせられる。教科書に載ってるのも、バラージュという作家を子どもたちに知ってほしかったのかな。
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もう絶版になってしまったほうの挿絵の本を図書館で借りて読みました。アマゾンにある新しい装丁の方も読みましたが、昔の挿絵のほうが魅力的です。
描いた空に、星が瞬いたり太陽がのぼったりするのは素敵な発想。子供の頃に読んでたら夢中になっていただろうなとちょっぴり残念な気持ちです。。ラストがなかなか素敵でした。ボリュームはそんなになくて薄い本なので、すぐ読み終わります。
読書が苦手なお子さんにもいいんじゃないかなと思いました。 -
次々と「ほんとうの空色」でピンチを切り抜けていく
貧しいフェルコーがクラスメイト カリの藍色の絵具をなくして困っていると、不思議な用務員さんが「ほんとうの空色」の作り方を教えてくれて……。
フェルコーが「ほんとうの空色」を必要としなくなるシーンにグッとくる。 -
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「視覚的人間」と言う映画理論の著作のあるバラージュは、映画の脚本も手掛けているのですが、「青い空」は映像化されていないようです。今なら、CG...「視覚的人間」と言う映画理論の著作のあるバラージュは、映画の脚本も手掛けているのですが、「青い空」は映像化されていないようです。今なら、CGを駆使して素晴しい作品になるでしょうね。。。2012/10/05
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物語冒頭では貧しい少年の描写から始まっているので、昔よく読んだタイプの「貧困の中で幸せを見つける」というプロットの物語なのかなぁ・・・・と思い、中盤で野原の花の汁でつくった青い絵の具が出てくると、いわゆる手仕事世界系のほのぼの文学かなぁ・・・・と思い、その絵の具で描かれた絵の空にほんものの太陽や月や星が輝きだすとそのあまりのシュールさに唖然とし、と、同時にこの物語がどこへ向かって語られているのかチンプンカンプンに・・・・ ^^; 描写は美しいんだけど、いったいこの物語のテーマは何なんだろう????ってね。
全てが KiKi の中で解決したのは最後も最後、ラスト2ページでした。
少年の夢を広げた「ほんとうの空色」で彩られた絵や道具箱のふたや、そのしみを残した半ズボンに拘り続け、それを宝物のように大切にしてきたフェルコーが、かつての秘密の仲間の1人であり、彼にとって初めての異性でもあるジュジの目の中に、これこそ「ほんとうの空色」を見つけ出し、と、同時に少年時代の象徴でもある半ズボンに別れを告げるというプロットに思わず舌を巻きました。 う~ん、これは深い!!
(全文はブログにて) -
わたしは児童文学作家志望だが、こんな作品が書けたらどんなにいいだろうと思う。子供たちが自然体で描かれていて、冒険は良質の刺激に満ちている。背景となる大人の世界は、よく描きこまれている。最後まで正体のわからない用務員のおじさんがまたいい。訳も、とてもよい。
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今では岩波少年文庫になっているのですね、私が持っているのは講談社青い鳥文庫。訳者は同じ徳永康元です。。。今では岩波少年文庫になっているのですね、私が持っているのは講談社青い鳥文庫。訳者は同じ徳永康元です。。。2012/03/01
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優しい世界が待っていた。ハンガリーの古い机を買って部屋に置いてある。とても存在感のある金色の机は、ほんとうの空色が描く夢のように、私の夢を輝かせてくれている。ハンガリーという国に行ってみたくなった。
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フェルコーは貧しい母親と二人暮らし。母親の仕事を手伝いながらの生活で、宿題をする暇もありません。絵が得意なのに絵の具を買うお金もありません。
ある日、友だちに貸してもらった絵の具で絵を描いたが、藍色の絵の具を失くしてしまい、野原の花の汁で作った青い絵の具で空を描くと、その空に本物の太陽や月が輝きだしました。
その不思議な絵の具によっていろんな幸運がもたらされ、最後にお母さんにたくさんの食べ物を持って帰ることができた。
フェルコーは、特別に良い子でもないし、才能があるわけでもない。友だちの絵の具を失くした時も、すぐさま打ち明けて謝るわけでもなく、、そんなごく普通の子が、不思議な絵の具で描いた空によって幸運を得て、最後に持ち帰った食べ物をお母さんへの贈り物としてプレゼントする。それも自分からとは言わず「ある無名の慈善家より」として。そこが何とも気持ち良いなと思った。フェルコーも自分の力だけで得た幸運ではないことがよくわかっている、そして自分だけのものにするのではなくお母さんにあげてお母さんを喜ばせたい、それがよく伝わってきた。
不思議な絵の具は、ほぼ全て失われてしまったが、しずくがズボンにかかってそこに小さな空か残っていた。それを大事に思ってずっと(その後3年も)はき続けていたが、女の子の友だちジュジに指摘され、短い子どものズボンと永久にわかれをつげた。ジュジの目が、ズボンにある空のかけらよりもずっときれいな空色なのだと思えた…大人になるってことは…! -
先輩司書に勧められて読みました。
途中はいろいろドキドキしましたが、
「ほんとうの空色」を失うことを恐れていたフェルコーが、最後にそれ以上のものを見つけた、ということになるのかな。 -
ほんとうの空色は身近なところにあるものだ。 2016.3.23
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穏やかだけど動的、
映像として頭に残る生きた文章。-
2012/10/17
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児童文学。野花を搾り取って出た汁を絵の具にして空を書いたら、天気に応じて絵の中で太陽が照り、雨を降らせ…。素敵なお話です。
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絵が上手なファルコーは、貧しくて自分の絵の具をもっていなかったので、貸してくれた子だけに絵を描いてあげていた。ある日、借りた中から、あい色の絵の具をなくしてしまう。不思議な用務員さんがお昼の鐘がなると一分だけ咲くという野の青い花をつんで、絵の具にしたらいいと教えてくれた。それは「ほんとうの空色」で、太陽や月・星が輝き出し…不思議な出来事の始まりだった。
ひみつのなかまと、ファルコー自身の不思議な体験。
素晴らしく貴重な空色も冒険と共になくなり、思いがけず、最後に残ったひとかけらの「ほんとうの空色」もやがて…
絵画的で美しい描写や、少年が大人になっていく通過儀礼のような象徴的なラストが印象に残る作品。
作者はハンガリーの多才な作家で、オペラの「青ひげ公」の台本を書いたり、映画人としても活躍したそうだ。
蛇足だけど、ねこのツィンツも面白い存在。(文庫“青い猫”としてもね、笑) そして、大社玲子さんの挿絵も好き。 -
こどもの頃の愛読書を再読してみよう!第1弾です。
このお話、やはりラストが素敵です。
ネタバレになってしまいますが、「半ズボンをはかなくなる」というのは、男の子なら誰もが経験する通過儀礼なのではないでしょうか。
‘ほんとうの空色’(=半ズボン)を手離す代わりに、主人公はガールフレンドのジュジを得る(=大人に向かって一歩前進)。
オチの構図がシンプルで分かりやすいのも、いいものだなと思いました。 -
これも姉の本でした。ダーシェンカと同じ児童文学全集の中の一つのお話しとして読みました。小学5・6年生の時だったかと思います。
貧しい少年が大事に大事にしていた手作りの空色の絵の具が起こす奇跡と、少年が大人になっていくことへの一抹の寂しさがよく書かれていると思います。 -
「ほんとうの空の色」じゃなくて「ほんとうの空色」。野原の花の汁で作った青い絵の具。それで塗った空の絵は本当の空のように変化していって。
そうね、空は絶えず変化してるから一色じゃないはず。自分だけの空を持てるなんて。とても素敵なお話だった。
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