- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001141054
感想・レビュー・書評
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リンドグレーンさんの本の中でも一番好きな作品です。ラスムスとオスカルが一緒に歌を作るところが好きです。
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やはりリンドグレーンは素晴らしい!
孤児院を逃げ出して、オスカル(この名前も素敵)に出会って一緒に旅をするあたりから、ぐいぐい引き込まれました。
新聞に強盗の布石をおいておくあたりや、その強盗たちと命からがらのやり取りはリンドグレーンの話のうまさを感じました。
カッレ君シリーズといい推理小説も冴えてますよね。
最後の終わりも、友だちの幸せを願っていることも嬉しかったです。 -
児童小説。
孤児ラスムスと知り合った風来坊のおじさん。二人の年齢を超えた友情。
子供向けながら心理描写がしっかりしていて、冒険やスリルもあり、勇気や愛情もあり、爽快感がある作品。 -
孤児の主人公の物語は、実は良家の出身で最後は本当の家族に会える…といった物語も多いですが、この物語ではラスムスの実の家族については登場しません。
また、当初夢見ていた裕福な父母ではなく、風来坊のオスカルについていくのも童話では珍しい印象。
強盗犯との対峙などハラハラする展開もありましたが、子供らしいラスムスと優しいオスカルとの道中の描写もほのぼのとした素敵なお話でした。 -
孤児院育ったラスムスは、ある日友達とふざけていたら誤って寮母先生に水をかけてしまう。明日は鞭で打たれるかも…という恐怖から孤児院を逃げ出す。
翌日、陽気な風来坊のオスカルと知り合う。オスカルがアコーディオンを弾いて、歌って、小銭を稼いで旅を続けていく。しかしある時、2人強盗事件に巻き込まれてしまう。
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最初タイトルを見た時、エジプトの話かと思った。ラスムス→ラムセス2世を連想してしまった -
「孤児院を抜け出した9歳のラムラス。アコーディオンをかなでながら旅をする風来坊のオスカル。ふたりが出会い、一緒に旅を続けることに・・。
ハラハラドキドキの事件あり、笑いあり、涙ありの人間味あふれる物語。『長くつ下のピッピ』や『やかまし村の子どもたち』シリーズなどで知られるリンドグレーンの国際アンデルセン賞受賞作品。」
小学校司書さんの紹介 -
苦手の訳本。最初の方が読みにくくて読みにくくて、なかなか進まなかった。
勝手に、ラスムスと出会うのは少年だと思っていたら、おっさんだったからびっくりした。ラスムスがオスカルと出会ってからはテンポもよく面白く、さくさく読めた。
風来坊のアコーディオン弾きオスカルがとにかくあったかくておっきくていい人。ラスムスが最初に出会ったのが彼で本当に良かった。
最初の方はどうにも読みにくかった文体も、海辺の空き家の辺りでは、情景をきちんと思い描くことが出来るようになっていて、うら寂しい浜辺の廃村でのスリリングな展開にはドキドキハラハラ。
泥棒や警察とのやりとりも面白く、今の小学生でも楽しめるかなぁ?と思った。時代背景がかなり昔なので、馬車だったり、オスカルが文字をあまり書けなかったり、といったところは、理解しにくいかなぁ?
出自や職業がきちんとしていないと警察であらぬ疑いを掛けられるというのは、今でもあまり変わらない気がしたり。
ハラハラの展開ではありましたが、心の温かくなるハッピーエンドが待っています。
王への手紙のラストくらいのハートウォーミングっぷりかな。 -
孤児院を逃げ出したラスムスは風来坊オスカルに出逢い、共に旅するのだった。
昔見たテレビアニメにはこの手の話が多かったなあとシミジミ思いながら読みました。1年くらい時間掛けてアニメ化してくれないものかねえ。子どもと大人の友情ものという雰囲気も実に良かったです。保護者と非保護者ではないんですね。だから子どもも大人も読んで楽しいのでしょう。
あちこち旅回りするのがメインとなるかと思いきや、早い段階で泥棒で遭遇し、泥棒とのやり取りがメインになります。キャラクターたちは牧歌的な雰囲気をまとっていますが、意外と強盗自体は凶悪だったりするのが面白いところ。最終的には実にごきげんな読後感を残してくれます。 -
映画同様にラストが、ジンときてハッピーになれるのがたまらない‼
著者プロフィール
アストリッド・リンドグレーンの作品






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