氷の花たば (岩波少年文庫)

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本棚登録 : 76
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001141191

感想・レビュー・書評

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  • 「西風のくれた鍵」がケルトの妖精物語風だったのに対し、こちらはどちらかというと民話風。  いずれの作品も「どこかで似たような話を読んだことがあるような・・・・」と感じさせられるあたりは、やっぱりアトリーです(笑)。  それでいて、アトリーならではの自然描写の美しさは本作でも冴えていて、ひとつひとつの作品がキラキラしています。

    民話風・昔話風ではあるんですけど、時代的にはやっぱりある程度現代に近い時代のお話(バスが走っていたりする)で、それでいて、これらの物語に登場する小道具・大道具の類のもの;メリー・ゴー・ラウンドの「青銅の呼子」然り、七面鳥とガチョウの「古い城」然り、木こりの娘の「廃墟」然り、バーリコーンの「教会」然り、何百年も昔からそこに存在し、時を超えて多くのことを見守り続けたものたちが、物語の展開に大きな関わりを持っています。  お話の中にそんな「時間軸」のようなものを感じさせられるのがアトリー作品の1つの特徴のような気がします。

    (全文はブログにて)

  • メリーゴーランドの馬が夢の中
    絵になりそう

    木こりの娘
    氷の花たば

    お姫さま系のお話しよりも近い感じがする
    自分が小さい女の子だったら、こんな運命的な物語がいいかも
    大人だったら、うそやん!ってなりそうですが

  • 良い大人の皆さま(?)は解説にご注目。
    もうね、うっそーんになると思いますよ。
    きっと彼女にとって、創作活動というのは
    「その思いを叶えることができる」
    数少ない場だったのでしょうな。

    どの作品も子供心をくすぐるお話。
    やっぱりあっという間にハッピーになるお話は
    好きだなぁ。
    それが夢であるとわかっていてもね!!

    あとは運命づけられた少女の出てくる
    お話かな。
    そう、父親が出会った人がいた時点で
    すでに運命は決まったもの。
    受け入れられないけれども、
    それは受け入れないといけないのよね…

    時に突き刺さる作品です。

  • アトリーって誰だったかなと思ったら
    グレイラビットや時の旅人のひとらしい

    ふしぎなおはなし6つ

    キャラバンがきてメリーゴーランドの馬に乗って夜中に冒険するはなしや
    クリスマス前に農場を抜け出すガチョウや七面鳥のブレーメンに似てる話や

    クマの上着をぬう話や

    氷の精に娘が嫁入りする話や

    麦の妖精が生まれる話

    素朴ふしぎな話

  • 読み聞かせボランティア第一冊目

  • アリソン・アトリーの短編集。
    その伝承的な民話風の物語には、いきいきとした自然の息吹、時には激しいほどのその活力と共に、美しい詩のようで、躍動感にあふれた世界をありありと感じることができる。
    大人になってからでも、長編『時の旅人』『農場にくらして』そして、『グレイ・ラビットのおはなし』と読みすすみ、短編集を手にできたのは、とてもよかったと思う。

  • ほんとは単行本のほう

  • イギリスっぽい童話集。

  • 雪道に迷った父親の命をすくい、お礼に娘を要求した白いマントの男の正体は?表題作のほか、美しい木こりの娘の秘めた恋、「麦の子ジョン」と名のる神秘的な少年の話など、みずみずしい自然の息吹を感じさせる六つの不思議な物語。

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著者プロフィール

アリソン・アトリー 1884年、イギリスのダービシャー州の古い農場に生まれる。広い野原や森で小動物とともにすごした少女時代の体験をもとに、多くの物語やエッセーを書いた。日本語に翻訳された作品に『グレイ・ラビットのおはなし』『時の旅人』(以上岩波書店)、『チム・ラビットのおはなし』(童心社)、「おめでたこぶた」シリーズ、『むぎばたけ』『クリスマスのちいさなおくりもの』『ちゃいろいつつみがみのはなし』(以上福音館書店)など多数。1976年没。

「2020年 『はりねずみともぐらのふうせんりょこう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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