氷の花たば (岩波少年文庫)

制作 : フィリップ・ヘップワース  Alison Uttley  石井 桃子  中川 李枝子 
  • 岩波書店 (2004年11月16日発売)
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  • 本棚登録 :63
  • レビュー :8
  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001141191

氷の花たば (岩波少年文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 「西風のくれた鍵」がケルトの妖精物語風だったのに対し、こちらはどちらかというと民話風。  いずれの作品も「どこかで似たような話を読んだことがあるような・・・・」と感じさせられるあたりは、やっぱりアトリーです(笑)。  それでいて、アトリーならではの自然描写の美しさは本作でも冴えていて、ひとつひとつの作品がキラキラしています。

    民話風・昔話風ではあるんですけど、時代的にはやっぱりある程度現代に近い時代のお話(バスが走っていたりする)で、それでいて、これらの物語に登場する小道具・大道具の類のもの;メリー・ゴー・ラウンドの「青銅の呼子」然り、七面鳥とガチョウの「古い城」然り、木こりの娘の「廃墟」然り、バーリコーンの「教会」然り、何百年も昔からそこに存在し、時を超えて多くのことを見守り続けたものたちが、物語の展開に大きな関わりを持っています。  お話の中にそんな「時間軸」のようなものを感じさせられるのがアトリー作品の1つの特徴のような気がします。

    (全文はブログにて)

  • 夢か現か幻想的な「メリー・ゴー・ラウンド」と「妖精の船」。可愛らしい麦の妖精が出てくる「麦の子ジョン・バーリコーン」は独りぼっちでつつましく暮らすお祖母さんに遣わされた幸運の使者のようだ。そして「七面鳥とガチョウ」は動物たちの冒険譚だが、プラムプディングまで同行するのが何ともシュールだ。「木こりの娘」と「氷の花たば」はどちらも森の一家の一人娘が不思議な存在から見染められてしまう話。金色のクマの状態で愛着を感じていたのに、それが人間になって結婚するとは!都合よくイケメンになるものだ。「氷の花たば」も一応ハッピー・エンドだが「かぐや姫」のような寂しさもある。このような物語では、一家に不釣り合いなほど美しい娘を授かるのがお決まりで、やがて両親の元から連れ去られてしまうのだが、まるで娘の姿を借りた天使だったかのようだ。

  • アトリーって誰だったかなと思ったら
    グレイラビットや時の旅人のひとらしい

    ふしぎなおはなし6つ

    キャラバンがきてメリーゴーランドの馬に乗って夜中に冒険するはなしや
    クリスマス前に農場を抜け出すガチョウや七面鳥のブレーメンに似てる話や

    クマの上着をぬう話や

    氷の精に娘が嫁入りする話や

    麦の妖精が生まれる話

    素朴ふしぎな話

  • 読み聞かせボランティア第一冊目

  • アリソン・アトリーの短編集。
    その伝承的な民話風の物語には、いきいきとした自然の息吹、時には激しいほどのその活力と共に、美しい詩のようで、躍動感にあふれた世界をありありと感じることができる。
    大人になってからでも、長編『時の旅人』『農場にくらして』そして、『グレイ・ラビットのおはなし』と読みすすみ、短編集を手にできたのは、とてもよかったと思う。

  • ほんとは単行本のほう

  • イギリスっぽい童話集。

  • 雪道に迷った父親の命をすくい、お礼に娘を要求した白いマントの男の正体は?表題作のほか、美しい木こりの娘の秘めた恋、「麦の子ジョン」と名のる神秘的な少年の話など、みずみずしい自然の息吹を感じさせる六つの不思議な物語。

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